上海ならではの食品、調味料から輸入食材まで! 扱う商品も多種多様な上海のスーパー事情。
こんにちは、上海ナビです。
旅先でのぞいてみたい場所といえば、ナビの場合は断然スーパー。地元の人がいちばん利用する場所だし、その地の人気商品や食生活も一目瞭然。日本ではなかなか手に入らない調味料も見つかるし、何より市場や土産物店と違って会話不要で買い物ができるのも◎。上海にもいろいろなタイプのスーパーがあるんですよ。のんびり商品を見ながら歩いているとあっという間に時間がたってしまう大型スーパーも多数。早速ご紹介していきましょう。
日本とはここが違う!
会計時にレジ袋を購入します
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レジ袋が有料上海のスーパーはレジ袋が有料です(店舗、袋の大きさによって1角〜1元)。エコバッグは必須です。
書かれているのは1斤(500g)の値段です
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果物、野菜は量り売り最近はパック売りのスーパーも増えてきましたが、基本は量り売り。売り場に書かれているのは500gの値段です。各スーパーの果物、野菜売り場には量る係員がいるので、買う分をそこに持って行き、量って値段シールを貼ってもらってレジに持って行くというシステム。乾物や米類、バラ売りのお菓子も同じ方法で売るスーパーがあります。
自分で買う分をビニールに詰めてから、
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量りコーナーで値段シールを貼ってもらいます
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○賞味期限の見方
日本ではパッケージに印字してあるのが賞味期限。でも、上海では製造年月日です。ラベルには「製造年月日から○か月が賞味期限」という形式で表示してあるので、しっかり確認して下さいね。
枠外に印字されている年月日は製造された日です
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賞味期限は枠内の「保質期」を見ましょう。製造日から何日保存できるか書かれています
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○手荷物を預ける
ローカル系スーパーの一部では、手提げやほかのお店の買い物袋などを持って売り場に入れないところがあります。その場合は、スーパー入り口のコインロッカーに預けるか、入り口の荷物預かりカウンターへ。ただし、2015年3月現在こういったシステムのスーパーは上海市内ではほとんど見かけなくなっています。
ローカルスーパー
庶民的な売り場です
街角や住宅街でよく見かける庶民派スーパーは、「聯華」「農工商」「家得利」など。それぞれ市内に100店舗以上チェーン展開しています。観光地やメインストリートから一本入った住宅地ならどこでも見つけることができますよ。地元の人は生鮮食品を市場で買う習慣があることから、野菜、魚、肉などは品揃え少なめ。お菓子やジュース、調味料などの加工食品、トイレットペーペー、シャンプーなどの日用品をメインに扱っています。
市内に100店舗以上を展開する「聯華」
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ローカル系の老舗「農工商」
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☆ポイント:地元の人密着型の品揃え、上海ならではの食材が多数、値段も庶民的
ハイパーマーケット
売り場は2〜3階建て
「カルフール」「ウォルマート」「テスコ」など、外資系大型スーパーが大人気の上海。郊外のベッドタウンにある場合が多いので、旅行者的には少し行くのが不便かもしれません。でも、品物の豊富さや週末の混み具合は圧巻。食料品はもちろん、家電、家具、洋服まで揃います。ファストフード店やフードコート、携帯ショップ、銀行など、あらゆる施設が入った大型店も。週末や夕暮れは大混雑するのでできれば避けて。
「カルフール」
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「テスコ」
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「ウォルマート」
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ほとんどが住宅地やベッドタウンにあり、市中心ではあまり見かけません |
☆ポイント:とにかく巨大で広い、食品から家電まで何でも揃う、大量に仕入れている分安い
デパ地下スーパー
きれいで快適
充実度が増している上海のデパ地下。スーパーもきれいで何でも揃うお店が増えてきました。どこも輸入食材が豊富。寿司や刺身コーナー、お惣菜コーナー、ワインやチーズのコーナーも充実しています。地下鉄の駅直結のお店も多いので、移動の合間に立ち寄ることができますよね。ナビのお気に入りは、「国金広場(Ifcモール)」「iapm」「大上海時代広場」の「シティスーパー」、「浦東嘉里城」「港匯恒隆広場」「静安嘉里中心」「上海新世界大丸百貨」に入っている「Ole」、「久光百貨」の「フレッシュマート」です。
☆ポイント:快適な売り場、地下鉄の駅直結型が多い、各国の輸入食材が揃う
ここのデパ地下スーパーがオススメ↓
外国系スーパー
<欧米系>
厳密には欧米系ではないようなのですが、「City Shop」は輸入食材が豊富。お菓子、調味料、ドリンク類など、ヨーロッパ系ブランドのものがたくさん揃っています。パン、ワイン、カットサラダ、チーズ、ハムなど、在住欧米人向けの食材も多数。また、安福路など在住欧米人の多い住宅地の一角には「Fei Dan」などのミニスーパーが。こちらも輸入食材が豊富です。
☆ポイント:カードやラッピング用品を扱っている、ワインや輸入ビールが豊富
「GL JAPAN」
<日本系>古北エリア、浦東と浦西の日本人学校周辺エリアを中心に、「マルシェ」「しんせん館」などの日系スーパーがあります。日本よりも割高ですが、調味料、お菓子、日用品など日本製の物が入手可能。薄切り肉、魚の切り身など、生鮮食品も日本人のニーズに応えた品揃え。旅行者の皆さんが行きやすいのは新天地に隣接する「GL PLAZA」でしょうか。ナビの個人的なオススメは、上海科技館エリアの「マルシェ 東和店」です。
☆ポイント:日本語が通じる、日本製の食材や日用品が豊富、日本語フリーペーパーが手に入る
<韓国系>
在住韓国人が多い龍柏や古北に専門スーパーがあります。ナビも韓国料理が作りたい気分のときはよく利用しているんですよ。コチュジャン、韓国海苔、チヂミミックス、キムチ、マッコリなど、上海の普通のスーパーでは手に入らないものも揃っています。カップラーメンやスナック菓子も、韓国製っておいしいものが多いんですよね〜。
☆ポイント:在住日本人のニーズにも対応した品揃え、食器やタッパーも手に入る
オーガニックスーパー
新たなジャンルとして上海の街角にでき始めたのがこのタイプ。台湾系の会社が経営しているお店が多いようで、店内には有機野菜、穀物、調味料などが売られています。黒酢や中国醤油などの中華調味料もすべてオーガニックなので、安心してお土産にできますよね。レストランやデリを併設しているパターンも多いので、お買い物がてら休憩や食事ができるのも特徴です。
「Green&Safe」
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「the mahota」
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☆ポイント:オシャレで快適なインテリア、店内で食事ができる
いかがでしたか? ひと口にスーパーといってもいろいろと種類がある上海。品揃えを見ているだけで、さまざまな人が上海で暮らしているということもわかります。お土産屋さんで買った物より、スーパーで見つけたちょっとしたものの方が帰国後あげた人に喜んでもらえることってありますよね。お土産選びに困ったら、ぜひスーパーマーケットに立ち寄ってみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-03-26