田子坊を歩こう!【2012年版】

見どころぎっしりの散策スポットで上海の流行をキャッチ! 進化する路地裏の迷宮最新情報をナビがリポート!

こんにちは、上海ナビです。
上海の路地裏の雰囲気に浸りながら食事やお買い物が楽しめる「田子坊」。ショップの入れ替わりも激しく、行くたびに新しいお店がオープンしているとあって、このエリアの散策を楽しみに上海へ行くというリピーターさんも多いのではないでしょうか。新しくできたお店のジャンル、店頭に並んでいるものなどで上海の流行もわかっちゃう田子坊ですが、2012年はいったいどんなふうに変化しているのでしょうか。2011年版の記事と読み比べてから出かけるのもオススメです!

2012年オープンのお店をチェック!

まずは新しいお店チェックから。こんなお店ができていました。
ロハスな洋服や雑貨が揃う「香雲」

ロハスな洋服や雑貨が揃う「香雲」

まだ工事中のモール「2106」

まだ工事中のモール「2106」

インテリア雑貨店「田子19」

インテリア雑貨店「田子19」

フェルト人形ショップ「La woo」

フェルト人形ショップ「La woo」

雑貨店「采薇」

雑貨店「采薇」

210弄入り口に旅行案内所が

210弄入り口に旅行案内所が

ヨーグルトカフェ「bloom FROYO CAFE」

ヨーグルトカフェ「bloom FROYO CAFE」

猫のいるハガキカフェ「喜空」

猫のいるハガキカフェ「喜空」

上海発のコスメブランド店「双妹」

上海発のコスメブランド店「双妹」

人気の「Q's coffee」は移転オープン

人気の「Q's coffee」は移転オープン

ナビの注目店はこちら。2012年初夏にリニューアルオープンした野菜市場「泰康菜場」です。春先に取り壊されているのを見たときは、「せっかくの庶民的な風景がなくなっちゃうなんて」とさびしい気分になったのですが、なんと上海でいちばんきれいな食材市場として再オープン。市場散策って、やっぱり旅の醍醐味ですよね。瓶詰め系調味料、クコの実やキクラゲなどの乾物、茶葉などはお土産にもいいですよ。
地元の人向け食材市場。見慣れない野菜や調味料がいっぱい。 地元の人向け食材市場。見慣れない野菜や調味料がいっぱい。

地元の人向け食材市場。見慣れない野菜や調味料がいっぱい。

2011年、田子坊にご当地キャラクターが登場しました。そのオフィシャルショップが2012年にオープン! 名前は「逗号先生(ミスター・コンマ)」です。七三分けの髪型とスーツ姿はレトロモダンな上海を、卵形の体は田子坊が未知数の場所であることを表現しているのだそう。ショップでは彼のキャラクターグッズがぎっしりと売られています。ゆるキャラ文化が上海にも上陸?
文具や雑貨などのグッズが主。

文具や雑貨などのグッズが主。

210弄にはこんな像も登場しました。

210弄にはこんな像も登場しました。

いちばん東側が200弄。

いちばん東側が200弄。

田子坊は、地図を見ると南北に4つの路地が入っています。メイン入り口は210弄ですが、そのもう一本東側に200弄の路地が。この道は昨年まではあまり知られていませんでしたが、2012年から簡易ワゴン式のお土産店や新しいブティックが並ぶストリートに。中ほどにはこれも最近造られた銅像があります。田子方という名前の人物で、田子坊の地名の由来になった人なのだそう。
200弄の入り口

200弄の入り口

路地の中の様子

路地の中の様子

田子方の像

田子方の像

「田子坊」内ブーム 【2012年版】

増えたお店、売られ始めたものを見てみましょう。

1、 食べ歩き系おやつスタンド
2012年に「増えたな〜」と感じるのは小さな窓口だけの食べ物屋さん。旅行者の皆さんは、旅の日程を考えるとのんびりカフェでくつろぐ時間はないのではないでしょうか。でも、小腹が空いたときにこんなお店があればうれしいですよね。気づかず通り過ぎてしまうくらい小さなお店もあるので、じっくり探してみて。
見落としそうな窓だけのチュロス屋さん。カフェ「Kommune」の管轄だそう。

見落としそうな窓だけのチュロス屋さん。カフェ「Kommune」の管轄だそう。

日本人経営のたこ焼きスタンド。人気は健在です。

日本人経営のたこ焼きスタンド。人気は健在です。

レトロなアイスキャンデー屋さん。上海の昔ながらの味だそう。夏にうれしい存在。

レトロなアイスキャンデー屋さん。上海の昔ながらの味だそう。夏にうれしい存在。

2、猫と遊べるカフェ
いわゆる「猫カフェ」ではなく、オーナーさんが自分のペットをお店に連れて来ているタイプのカフェ。そのため、別に猫目当てではないお客さんもターゲットなのです。ケーキや料理に力を入れていたり、店内にポストを設けて手紙が出せるお手紙カフェだったり、ちょこっとひねったお店に猫たちがいます。
どこのお店でも見かけます。

どこのお店でも見かけます。

3、プロパガンダ&レトログッズ
昨年に引き続き、チープでレトロなグッズを売るお店が増えています。商品だけでなく、ディスプレイや看板にも上海らしいレトロにこだわったものが。特にオバマ大統領が人民帽を被ったデザインの文革時代風ショルダーはどこの店にもありました。きっと、欧米人の旅行者にはウケるんでしょうね。
4、各国料理レストラン
「日月光中心広場」のグルメ街におされ気味な田子坊内のレストランですが、インド料理、タイ料理、マレーシア料理など、健闘しているのはやっぱり東南アジア系のレストラン。一風変わったお店としてナビがオススメしたいのは、チベット料理店「LUMBINI」です。ヤク肉やチベットならではの野菜を使った料理の数々は意外と日本人好み。中国ならではのものを出すお店が少ない田子坊ですが、ここなら日本にはないものが食べられますよ。

「日月光中心広場」がアツい!

地下鉄駅に直結したモールです。

地下鉄駅に直結したモールです。

昨年オープンした当時はまだ閑散としていましたが、現在は地下フードコートを中心に連日大賑わいを見せています。特に人気なのは、2012年上海進出のセルフサービス式さぬきうどん店「丸亀製麺」。そして旅行者にも人気の「小楊生煎」です。ほかにも火鍋、茶餐庁、韓国料理、モンゴル料理店まで揃っているので、食事に困ったらぜひこちらへ。食べたいものがきっと見つかるはずです。
人気を二分する「丸亀製麺」と「小楊生煎」。食事どきはどちらも大行列ができています。 人気を二分する「丸亀製麺」と「小楊生煎」。食事どきはどちらも大行列ができています。

人気を二分する「丸亀製麺」と「小楊生煎」。食事どきはどちらも大行列ができています。

中華スイーツの「満記甜品」

中華スイーツの「満記甜品」

薄皮たい焼きの「たい夢」

薄皮たい焼きの「たい夢」

人気の雲南ビーフン「大鼓米線」

人気の雲南ビーフン「大鼓米線」

牛丼の「すき家」

牛丼の「すき家」

鴨入り春雨スープ「遊記老鴨粉絲館」

鴨入り春雨スープ「遊記老鴨粉絲館」

韓国料理店「摩休敦納」

韓国料理店「摩休敦納」

モンゴル料理店「遊牧部落」

モンゴル料理店「遊牧部落」

ウイグル料理店「塔哈尔大盆鶏」

ウイグル料理店「塔哈尔大盆鶏」

ヨーグルトカフェ「宝珠奶酪」

ヨーグルトカフェ「宝珠奶酪」

「田子坊」の最寄り駅「打浦橋」駅に直結しているこちらのモールですが、田子坊側出口はチェーン系カフェのオープンラッシュがありました。3軒が固まって並んでいます。日本からはチョコクロでお馴染みの「サンマルクカフェ」が田子坊商戦に参戦。待ち合わせにご利用を。
サンマルクカフェ

サンマルクカフェ

Kafelaku coffee

Kafelaku coffee

スターバックス

スターバックス

「TAIKANG TERRACE」は来年に期待

田子坊の北側にできたプチスポット「TAIKANG TERRACE」ですが、昨年からナビも注目しているもののイマイチの人出。まだお店が揃っていないこと、工事中の場所が多いことが原因かも。でも、日本風の鍋料理屋さん、欧風ビアバーなど、徐々にファンを増やしているお店はあるようです。田子坊内の喧噪に疲れたらぜひ。
雰囲気は素敵。でも、まだあまりお客さんを見かけません。 雰囲気は素敵。でも、まだあまりお客さんを見かけません。

雰囲気は素敵。でも、まだあまりお客さんを見かけません。

変わっていない風景も

まだこんな風景も残っています。

まだこんな風景も残っています。

日々進化中ではあるものの、古き良き上海の姿も残っているのが田子坊のいいところ。そして、店舗の入れ替わりが早い分、昔から残っているお店はほんとうに人気のある店だとわかるのも便利。ナビお気に入りの老舗はこちらです。

いかがでしたか? 田子坊は上海のほかの観光地とは異なり、旅行者だけでなく上海に住んでいる人たちの普段の生活にも溶け込んでいる場所です。それは、行くたびに新しいものを見せてくれる場所だからかもしれません。皆さんも上海人や在住外国人に混じって、素敵なレストランやショップ探しを楽しんでみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-09-06

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