豫園商城を歩こう! <2010年版>

進化するイマドキ豫園商城事情! ビギナーもリピーターも必見の最新食べ歩きグルメ&おもしろグッズが手に入る個性派ショップリスト。

こんにちは、上海ナビです。
上海で人気No.1の観光地といえばやっぱり豫園。何度行っても発見があって、食べ歩きを楽しみながらおみやげ屋さんめぐりができて、中国ならではの雰囲気を満喫できるスポットですよね。でもここは上海。伝統ある街並も、どんどん変化して行きます。上海旅行リピーターの方でも、「あの店がここにあったハズなのに……」「あの店にこんなメニューが!?」など、とまどうことがあるはず。そこでナビは今回、「今の豫園」で楽しめるグルメ、2010年イチオシのおみやげ探しに出かけてみることにしました。
ひとくちに「豫園」といっても、「豫園」は中にある庭園の名前。その周囲やエリアは「豫園商城」と呼ばれています。地元では「城隍廟(チャンホアンミャオ)」という呼び名が一般的。タクシーに乗って行き先を「豫園」と告げると、運転手さんは「城隍廟ですね?」と確認してきます。なのでタクシーに乗る時は、地元式に「城隍廟」と言ってみましょう。すると車を停めてくれるのは大体ここ。人民路と麗水路にあるこの門の近くです。豫園商城の北側ですね。
ここから歩き始めるメリットと言えば、豫園商城内で売られているおみやげの原価がわかってしまうこと。福佑路と人民路の間にあるこの雑貨屋さんストリートでは、観光客向けのおみやげ類が数元で投げ売られてるんです……。ほんの数10メートル先の豫園商城内のおみやげ屋さんに入ると、ほぼ同じものがとんでもない値段で売られていることも。ここでよーく吟味してから行きましょう。
中国結びやストラップは、この界隈に数軒ある「2元ショップ」で。もちろん2元です!

中国結びやストラップは、この界隈に数軒ある「2元ショップ」で。もちろん2元です!

シノワズリのポーチや小物は5元からが相場です。豫園商城内では約10倍の値段がついてます。

シノワズリのポーチや小物は5元からが相場です。豫園商城内では約10倍の値段がついてます。

だいたいの物価がわかったところで、福佑路側から豫園エリアに入って行きましょう。

食べる編

豫園といえば小籠包ですが、並びたくない、疲れたくないナビはあえて小籠包をハズしました。一人でも気軽に入れてすぐ座れるお店、歩きながらでも食べられるお店を中心にご紹介しますね。
寧波湯團店
(豫園路98号)
九曲橋広場の南側にある、寧波名物「湯圓 (タンユェン) 」のお店。湯圓とはお米の粉で作ったお団子をゆでたもので、黒ゴマペーストや豚肉などの餡が中に入っています。食券を買って席で待っているとすぐに運ばれてくるのが◎。一人前8元でした。

湖心亭
(九曲橋の真ん中)
2010年春にリニューアルオープンした上海を代表する茶館。2階でのんびりもいいけれど、出入り口にオープンしたスタンドで抹茶ミルクや抹茶ソフトクリームを買うのが今年流。しかもどのメニューも8元からとリーズナブルです! でも、4月なのにコートが必要なくらい寒かった今日はパス……。ほうじ茶ソフトなど、食べてみたいメニューもあったので次回はぜひナビも買ってみます。

DQ Dairy Queen
(豫園路112号ほか2カ所)
なんと豫園商城内に3店舗もオープンしているデイリークイーン。チーズケーキやラムレーズン味のお馴染みアイスクリームが食べ歩きできます。暑—い夏の豫園は、アイスクリーム片手に散策を。
上海老城城隍廟小吃広場
(凝暉路68号)
トレーにとった料理を最後にレジで精算するカフェテリア方式のフードコート。ここだけであらゆる上海名物を食べることができます。お店の中をざっと見るだけでもこんなにいっぱい。食事の後はここに立ち寄らないで下さいね。「ここで食べればよかったー!」と後悔しちゃうかも。
代表的なお店以外にも、豫園商城内にはこんな食べ歩きグルメがいっぱい! 食わず嫌いせずぜひ挑戦を。
指差しで選べる蒸し料理。

指差しで選べる蒸し料理。

臭豆腐は一度食べればやみつきに。

臭豆腐は一度食べればやみつきに。

手に持っただけで地元娘に変身できる糖葫芦。

手に持っただけで地元娘に変身できる糖葫芦。

買う編

お茶や伝統工芸品はもちろん、ユニークなアイデアグッズやオシャレなブティックも増えてきた豫園商城。2010年の注目ショップはこちら!
梧桐花開
(豫園老街22号)
思わず足をとめている若い女の子でいっぱいだったブティック。店内には南国っぽいデザインのワンピースやリゾート系シューズがずらり。お値段も、ワンピースで200元前後とリーズナブルでしたよ。

一朶一果
(豫園老街42号)
若い子たちでにぎわっていたノートの専門店。しかも、表紙デザインがなんともユニーク。こういう、文革や政治キャラのパロディグッズが今大人気なのです。中国らしくって、一冊10元から。おみやげにぴったりですよね。

OBAMA MART
(旧校場路100号付近)
「え!? オバマ?」と、その看板に思わず振り返ってしまった新しいお店。店内はいたって普通のスーパーで、日本製の食品も扱っていました。おかしな日本語標記商品もあるので、チープなおみやげを探したい方はぜひ。ところで、虹橋エリアにもオバマっていう名前のバーがオープンしているんです。上海ではオバマさん大人気?

火柴天堂
(方浜中路420号)
上海老街に最近オープンしたというこんなお店を発見。DVD? タバコ? カード? などと思いきや、店内に売っているものはなんと全部マッチなんです。マッチ箱博物館が近日オープンするという上海は、なぜか今空前のマッチ箱ブーム。まさに2010年的上海グッズです。
でも飛行機でマッチは持って帰れないですよね。そんなことも考慮してか、こちらではチャイニーズジョーク(?)グッズも売っています。「最高機密」「革命基金」と書かれたポーチは、思わずナビもお買い上げ。通帳やパスポート入れにしようかな。
ほかにもこんなグッズを見つけました。バラまき系、ウケ狙い系のおみやげならやっぱり豫園商城!
普段着にすぐとりいれられそうなカワイイ布靴。

普段着にすぐとりいれられそうなカワイイ布靴。

お馴染み人民バッグ。おのぼりさんの欧米人観光客にウケてます。

お馴染み人民バッグ。おのぼりさんの欧米人観光客にウケてます。

通称「華僑袋」。おみやげを買いすぎちゃったときに。

通称「華僑袋」。おみやげを買いすぎちゃったときに。

ブルース・リーTシャツもあるよ。

ブルース・リーTシャツもあるよ。

お箸。定番のおみやげは、変わったデザインもいっぱい。

お箸。定番のおみやげは、変わったデザインもいっぱい。

見る&遊ぶ編

実演、体験系ストリートエンターテインメントが増えている豫園商城内。豫園と言えば似顔絵描き、花文字、はんこ彫りだけだと思っていたリピーターの皆さん、今の豫園はもう違うんですよ〜。

西洋鏡
黒メガネの怪しーいおじさんがトークで見物客を引きつけているこちらは、戦前の上海に伝わったばかりの映画が見られる路上アトラクション。覗き穴から何が見えるのかな。

上海灘
♪ダッダダーンというイントロを聞けば、上海人の中年以上の年齢の方々は思わず振り返ってしまうのです。人気ドラマ「上海灘」の主人公になれる路上変身写真スタジオが登場! BGMはもちろんあのイントロです。お客さんはやっぱり中高年が多いよう。サングラス、黒マント、白スーツに葉巻などで、ヤクザやジゴロ、遊女に変身してみては? でも、撮られている皆さんをみるだけでもかなり楽しめます。撮られている人が見せ物なんです……。
いかがでしたか? 新しいお店がどんどん増えている豫園ですが、「緑波廊」「松月楼」など、伝統ある有名店はもちろん変わらぬ人気を誇っています。ビギナーも初心者も楽しめる豫園商城で、皆さんもおもしろいお店、グッズ、グルメ探しを楽しんでみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-05-20

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