上海1日観光モデルプラン<ビギナー旅行編、その1>

豫園~新天地と上海の過去と現在を一挙にワープ!夜は上海が世界に誇る雑技鑑賞で上海の計り知れない魅力を堪能!

こんにちは、上海ナビです。
皆さんの上海滞在の1日を勝手にプランニングしちゃうのがナビの「上海1日観光モデルプラン」。今回は第1弾として“ビギナー編?”をお届けします。
今回のターゲットは、「上海に来るのはこれが初めて!」というビギナーズの皆さまです。
<コース概要>
上海観光の定番「豫園(よえん)」を皮切りに、食欲と購買欲を満たしつつ「新天地」を散策、マッサージでリフレッシュした後、「上海雑技団」を鑑賞して終了。
では、プランの詳細について順にご紹介していきましょう。

1. 午前9:30 「豫園」

所要時間/約1時間
上海ビギナーズにとって、上海(=中国)に求める光景はこれぞ正統派“チャイナタウン”。上海という街のスタート地点とも言える「豫園」に足を運べば、そんなアナタの熱~イ妄想を100%現実のものにしてくれます!
建築に18年もの歳月を費やし明代(1559年)に完成した豫園は、「都市の中の山水」とも賞される上海きっての庭園式建築。ゆっくり1時間ほど園内を散策し、朽ちる事なき伝統美のオーラに包まれてみよう。

住所: 安仁街218号(豫園商場内)
開園時間: 8:30~17:30<夏>、8:30~17:00<冬>
チケット料: 30元(販売は16:10迄)

2. 午前10:30 豫園商城/上海老街

所要時間/約1~1.5時間
A:ここだけで「豫園」を堪能した気になる人続出 <豫園商城>
豫園をちゃんと園内まで堪能するか否かはお好み次第。でも、豫園の周りにある「豫園商城」は絶対堪能するべし!なポイント。ここで小吃(シャオチー=B級グルメ的な軽食)に走るか、往年のロマンに思いを馳せつつ茶館で休憩するか、お土産探しに走るか?! 人混みとお土産の数々に揉まれるうち、寒さも忘れそう!
■ 小吃に走るなら「南翔饅頭店」
九曲橋の傍にあるハイパーに有名な小龍包店。朝から地元の人や観光客で長蛇の列という噂は本当なので、心してかかるべし!
長蛇の列で時間を潰してしまうのは勿体ない!ここはぜひ、開店直後の朝9時を狙い“小龍包ブレックファスト”などはいかが?一番混んでいる1階のテイクアウトコーナーも、この時間なら比較的列が短いのでおススメ!湯気がモクモク、アツアツの小籠包はヤケドに注意しましょう!
 ■ 伝統文化に触れながら一休み「湖心亭」
九曲橋の途中にある1855年創業の上海では最も古い中国茶館。朝食をホテルでしっかり食べてきちゃったけどどこかで休みたいなら、伝統文化の中国茶を老舗で楽しもう。

九曲橋の途中にある1855年創業の上海では最も古い中国茶館。朝食をホテルでしっかり食べてきちゃったけどどこかで休みたいなら、伝統文化の中国茶を老舗で楽しもう。

普段はあまり飲まないようなお茶こそオーダーしてみたい!  
「茉莉仙桃(55元)」はリラックス効果抜群の高級茶です。

普段はあまり飲まないようなお茶こそオーダーしてみたい!   「茉莉仙桃(55元)」はリラックス効果抜群の高級茶です。

■ 商店街でお土産探し!
豫園の周辺に広がる商店街は、中国らしいお土産のメッカ!国内外からの旅行客で常に人で溢れる商城は、その伝統的風貌と活気のツインパワーで購買闘志をかきたてます!
中には超有名シノワズリブランドのコピー品とおぼしきものも。日常使いに便利なものから高級骨董系までがチープに…と言っても、値段交渉は必至です!

B:時間があればここも見てみたい!<上海老街>
豫園の南手を東西に貫く方浜中路沿い一帯の「上海老街」は、明~清代の上海を再現した街並がファンの心をくすぐる買い物ストリート。骨董品屋、筆屋、雑貨屋からお茶屋など100件以上ものお店が並びます。
★ 「豫星藝苑(高さんの花文字)」
オリジナリティー溢れるチャイナなお土産なら“花文字”を書いてもらうのはいかが?

住所: 旧校場路337号
電話: (021) 6510 2314
営業時間:  10:00~18:00
★ 「彝家扎染繍庄(Yi-people clothes shop)」
少数民族の伝統工芸品からシノワズリ雑貨を他店と比べてお買い得価格で購入。

住所: 方浜中路397号
電話: (021) 5382 9583
営業時間:  9:00~19:30
★ 「ハンコ屋さん(晶縁水晶店内)」
中国のお土産で密かに人気のハンコ作り、ここなら断然お安くオーダーメイド。

住所: 方浜中路387号(晶縁水晶店内)
電話: 138 1767 8563(携帯電話)
営業時間:  9:00~20:00
<豫園二店> 
住所: 豫園旧校場路125号 
電話: (021)6355 0724 
営業時間:  9:00~21:00

<豫園二店> 住所: 豫園旧校場路125号 電話: (021)6355 0724 営業時間:  9:00~21:00

★ 「南香茗茶行」
ハイクオリティな中国茶が手に入ります。

<豫園店>
住所: 豫園新路33号
電話: (021)6355 1619
営業時間:  8:30~21:00
次なる移動の手段はタクシーで。早い時間なら比較的タクシーが見つけやすいエリアでもありますが、捕まりそうにない時は「上海老飯店」車寄せ、またはその向かいのタクシーが集まる広場へどうぞ。(福祐路×旧校場路の交差点)

3. 午後0:00 「新天地」でランチ&ショッピング

所要時間/約2時間
旅行中の“食”こそ失敗を避けたいもの。
ここは人気レストランが集まる「新天地」へ移動しましょう。
新天地は旧フランス租界地に広がるオシャレな一角。伝統的な石庫門建築を修復保存してレトロとモダンが交錯する新スポットへと生まれ変わった空間には、インターナショナルな香りのレストランやショップで賑わいます。
新天地の醍醐味は何と言っても各国風情が集合したレストラン!特に広東系、台湾系料理のお店を中心にランチ、ディナータイムとも混み合うので、事前に予約を入れておくか、食事時を外すのがロスタイムを作らないコツ。
■ ナビのピックアップ ~レストラン編~

A:<ランチにこそ食べたい“飲茶”が自慢の店>

★ 「翡翠酒家(新天地店)」
味、値段共にバランスの取れた満足度の高い一軒。豊富なメニューも魅力!

住所: 興業路123弄6号 新天地広場南里2階
電話:(021) 6385 8752
営業時間:  11:30~15:00、17:00~21:30(平日)
10:30~15:00、17:00~21:30(土日祝)
★ 「采蝶軒ZEN(新天地店)」
点心メニューに定評あり!予約必至の創作系広東料理レストラン。

住所: 興業路123弄2号楼
電話:(021) 6385 6385
営業時間:  11:30~14:30、17:30~22:30(1階は連続営業)

B:<日本人にも人気の台湾系レストラン>
★ 「鹿港小鎮」
圧倒的なメニュー数と味への定評からファンの多い一軒、人気のスイーツもぜひ!

住所: 太倉路68号
電話:(021) 6386 5701
営業時間:  11:00~翌4:00
★ 「鼎泰豊(新天地店)」
飽くなき小龍包追求への道を邁進したいなら、日本でも有名なこのお店。豫園の南翔小龍包とどちらがおいしいか、あなたの判定はいかに?

住所: 興業路123弄 新天地広場南里6号楼2楼
電話:(021)6385 8378
営業時間:  11:00~14:30、17:00~23:00

C:<上海、四川、薬膳と幅広い中華のジャンルにチャレンジ>

★ 「鴻禧茶居」
本格派の四川料理と揚州料理を、ゴージャスな空間とワインで贅沢に楽しめます。

住所: 興業路123弄 新天地広場南里3号楼
電話番号: (021)6385 7777 
営業時間:  11:00~14:30、17:00~22:30
★ 「百草伝奇」
漢方の効能を生かしながら美味しさと見た目にもこだわったオリジナル漢方薬膳のお店。

住所: 興業路123弄 新天地広場1号樓單元1B
電話番号: (021) 6386 6817
営業時間:  11:30~深夜0:00
★ 「夜上海(新天地店)」
洗練スタイルのインテリアが大人に人気の本格派上海料理レストラン。

住所: 黄陂南路338号 新天地広場北里
電話: (021) 6311 2323
営業時間:  11:30~14:30、18:00~22:30ラストオーダー
★ 「シンプリー・タイ(新天地店)」
全体的な雰囲気の良さが、特に外国人を中心に評判のタイ料理レストラン。

住所: 新天地 馬当路159号
電話: (021) 6326 2088
営業時間: 10:30~22:30<日~木>、10:30~23:30<金・土>
他にもインターナショナルカフェやバーベキュースタイルのお店など新天地では各国料理が楽しめ、観光客もレストランも多国籍。これぞ上海の今をコンパクトに凝縮させたスポットです!

■ ナビのピックアップ ~ショップ編~
★ 「上海灘(新天地店)」
1930年代の上海をイメージした斬新で大胆なデザインで海外セレブも虜にするブランド。

住所: 太倉路181弄 新天地北里15号
電話: (021)6384 1601
営業時間:  10:00~22:00
★ 「シャンハイ トリオ(新天地店)」
フランス人オーナーの垢抜けたデザインが、ハイセンスな女性に人気のシノワズリブランド。

住所: 太倉路181弄 (黄陂南路の近く)
電話: (021)6355 2974
営業時間:  10:00~22:00<月~木、金曜は23:00迄>
11:00~23:00<土>、~22:00<日>
★ 「ANNABEL LEE(新天地店)」
各国からのデザイナーが中国の伝統に新しいセンスを吹き込んだシノワズリ雑貨。

住所: 太倉路181弄 新天地広場、北里3号楼単元3
電話: (021)63200045
営業時間:  10:30~22:30
★ 「尭陽茶行」
日本のメディアにも度々登場している100年の歴史ある中国茶ショップ。容器も可愛いのでお土産に最適!

住所: 太倉路181弄25号単元5 (興業路×黄陂南路の近く)
電話: (021)6355 6166
営業時間:  11:00~23:00

4. 午後2:00 “全身マッサージ”でリラックス!

所要時間/約2.5時間
お土産探しや写真撮影に勤しみ、ランチも終え、歩き回った体もチョッピリ疲れてくる頃合いです。この先もさらに活動が続くので、ここでいったん体をリセットしてみましょう。ランチ後のショッピングでお腹を慣らした後は、新天地近くのこのマッサージ店へ。
外の寒さで凝り固まった血行を、スッキリ通り良くしちゃいましょう!
★ 「グリーンマッサージ(新天地店)」
新天地の近くという「見つけ易い&利用しやすい立地条件」、そして「オリエンタルな雰囲気の中で受ける定評あるマッサージ」と、上海在住外国人にもリピーターの多いマッサージ店です。

ウェティングスペースなど各所にアンティークがあしらわれ、自然と心が落ち着く店内。古代中国風の赤い天蓋付のお部屋や和室など、インテリアにもセンスが光ります。
こちらでは厳選された約9種のメニューが用意されていますが、ここは1番人気の「セットマッサージ(全身+足裏+漢方フットバス付)」<135分/198元>という中国式マッサージのデラックスコースで全身に安息の時間を。

住所: 太倉路58号
電話: (021) 5386 0222 ※週末は特に予約がベター、英語可
営業時間:  10:30~深夜2:00
マッサージが終了する夕方4時以降はそろそろ交通ラッシュに入る時間帯。
ここで次の目的地「南京西路」へ向かいますが、通常タクシーを見つけやすい新天地もこの時間に入ると少々見つけにくいかもしれません。
マッサージ店前で確保できない時は、そのまま新天地北側のスターバックスまで移動し、目の前のタクシー乗り場で待ってみましょう。

また、新天地最寄りの地下鉄「黄陂南路」から電車で行っても「人民広場」での乗り換えを挟んでたった2駅。歩くうちに体もポカポカになってきますよ!
ここはいっそ電車で移動するのも、現地の暮らしに接近できるいい機会かも。

5. 午後5:00 「南京西路」に移動、上海雑技前に早めのディナー

所要時間/約2時間
上海雑技が鑑賞できるシアターの中でも、周辺環境の利便性と雰囲気の良さで選ぶなら南京西路にある「ポートマン会場」が断然オススメ!気を付けたいのが雑技の時間。公演時間は夜7時半~9時、ディナータイムと完全にバッティングします。終始気持ちよく雑技鑑賞に没頭するには、やはり事前に早めのディナーを取るのが得策!
■ 17:00からOK!時間に焦らず楽しめる周辺レストラン

★ 「魚翅撈飯」
旅行後もお友達にも自慢できる、最強のコンビネーション技が「フカヒレを食べ、雑技を鑑賞」!そこでぜひ足を運んでいただきたいのがフカヒレ専門店の「魚翅撈飯」。ここに来たからにはぜひ“フカヒレぶっかけご飯”をオーダーしてください!専門のフカヒレ、アワビ、ツバメの巣以外の広東系メニューは意外にお手ごろ価格なのも人気の秘密。

住所: 南京西路1168号 中信泰富広場5楼 (ポートマンの隣)
電話: (021) 5292 8588
営業時間:  11:00~22:00 (昼・夜 連続営業)
★ 「翡翠酒家(梅龍鎮店)」
新天地でもご紹介した「翡翠酒家」は、南京西路×江寧路沿の交差点にある「梅龍鎮伊勢丹百貨(ISETAN)」内の7階にも支店があるんです。ディナータイムには250種類以上のお料理が揃うお店で、広東&上海料理の美味しさを十分満喫できますよ。

住所: 南京西路1038号 梅龍鎮広場7階719
電話: (021) 5228 1133
営業時間:  11:00~16:30、17:00~21:30<月~金>
11:00~16:00、17:00~21:30<土日祝>

■ “上海の銀座”でウインドーショッピングも!
南京西路×陜西南路」交差点界隈には、ルイ・ヴィトン、プラダ、エルメス、ディオールなどのブティックが入る「恒隆広場(PLAZA66)」や、クロエ、マックス・マーラなどの入る「中信泰富広場」があります。雑技の「ポートマン会場」がある「上海商城」内にもフェラガモ、グッチ、マーク・ジェイコブスなどのブティックが入り、ウインドーショッピングで時間をつぶすこともできちゃいます。

夜のイルミネーションに彩られ、時間とお財布の紐が緩んで仕方のない街「南京西路」!

6. 午後7:15 「上海雑技」の会場に到着!

さて、いよいよ雑技の時間になりました!
「ポートマン会場」が開くのは夜7時15分、開演が夜7時30分からなので、この15分の間にちゃんと着席できるように移動しましょう。
海外数十カ国で100回以上の公演実績を持ち、上海が世界に誇る「上海雑技団」!未体験の方の想像を遥かに超えるパフォーマンスの数々、そして現代的に生まれ変わったエキサイティングな舞台を十分楽しんできてくださいね!

7. 午後9:00 公演終了、それぞれの帰途へ…

これで今日の長い一日も終了です。
雑技終了後はポートマン会場からタクシーを拾いにくいので、南京西路(または静安寺)方向に歩きつつタクシーを拾うか、ここは潔く電車で移動するか、気分と運次第でセレクトしてください。

雑技終了後、ホテルに戻るのは9時半~10時頃。翌日以降も滞在する方なら、ここは早めにホテルでゆっくりしてもいいですね。

外灘付近にご宿泊の方なら、まだギリギリ外灘のライトアップが楽しめますよ。
(※ライトアップは10時半頃に終了します)
「いや、まだまだ遊び足りない!」という方は、お近くのナイトスポットに出かけてみるのも一手です。
冬でもアツく盛り上がる上海のナイトスポットに足を踏み入れれば、寒さなんて一瞬で吹き飛ぶかも?!
→「上海の夜遊び★ 徹底ガイド?」

今後も続々、上海の観光コース1日プランをご提案していく予定なので、皆さんもこれを参考にしながら上海滞在を思う存分満喫してください♪
以上、上海ナビの「モデルツアー<ビギナー編>」をお届けしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-11-03

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