グルメスポット「新天地」やアート＆カフェスポットの「田子坊（泰康路）」に近い劇場で、観光プランに雑技をプラス！
こんにちは、上海ナビです。
上海の夜のエンタテインメントの１つ、「上海雑技」 を皆さんもご覧になってみたいと思いませんか？ 中国エンタメの中でも悠久の歴史を誇る雑技は、時を越え技を磨き、現代でも一級のアトラクションとして大いに楽しませてくれるんですよ！
上海雑技 （「ERA−時空之旅」を除く） が楽しめる主な雑技会場は市内3ヶ所にあり、いずれも中心地にあるため1日の観光プランにあわせて選びやすいロケーション。今回は、そのうち 「白玉蘭劇場」 で楽しめる雑技の内容をご紹介いたします！
「白玉蘭劇場」 があるのは、重慶南路と建国西路の交差点よりほんの少し南に入った場所。ここは、カフェやお土産＆アート雑貨のお店がギッシリ集まる 「田子坊 （泰建路）」 まで徒歩約8分 、さらにレストランの集まる 「新天地」 へもタクシーで約5～10分 と、雑技前後の観光プランに組み合わせやすいロケーションなんですよ。
劇場へは、時間の余裕を持って到着できるようにしましょう。劇場ロビーでは、コーラやビールなどの飲料やポップコーン （各10元）、“ 上海にやってきた！ ” などと書かれたTシャツ （各80元） などの販売も行われています。ベタなところが観光名所的！
劇場内に入ったら、チケットの番号と座席シートの背中に書かれた番号を照らし合わせ、間違えないように席に着きましょう。
～白玉蘭劇場の雑技演目はコチラ！～
時間になると、オープニングの幕開けです。日本で言う獅子舞のような獅子や龍など、中国の伝統的な雰囲気で、今から展開される中国の奥義にワクワク！ では、ここから1時間半の雑技の内容をご紹介しましょう。
（※鑑賞日により、内容は多少異なる部分があるかもしれません）
五人柔術 （女性5人による柔軟技）
オープニングに続き、雑技ならではの究極の柔軟＆バランス技です。妖精のような女性5人による演技はたおやかで緩やかで、自在に伸び曲がるその姿はまさに芸術的！ 幻想的な音楽と相まって、リラクゼーション効果まで感じられる一幕です。
爵士礼帽 （帽子リレー＆キャッチ）
若手男性チームによる帽子技！ あれよあれよと手に取り頭に乗せられる帽子ですが、あまりの早業でスイスイ流れるが如く！ 数々のバランス技を取り入れながら帽子を操ります。
轉碟 （皿まわし）
古代庭園に咲く蓮の花の妖精のような少女たちの登場です。が、両手で器用に回すは幾多のお皿！1人あたり6枚の皿を細い棒の先で回しながら、舞やバランス技を決めていきます。皿が棒に引っ付いている訳はないのに 「マグネット式なのかしら？」 と思わずにいられない器用さは、やはり凄い。
力量 （パワーバランス）
まるで彫像のように屈強な筋肉マン2名が見せるのは、鍛え上げられた筋肉で成り立つ力技。全く重力を感じさせない技の数々は、よく考えると驚愕もの！ 非常にシュールな舞台です。
蹬技 （傘、座布団まわし）
鍛えられたボディバランスだけでなく、空中での浮力や抵抗力を同時にコントロールできてはじめて完成する技がこちら。美しい傘がつま先から空中へと軽やかに舞い踊ります。皆さんも、ご家庭の座布団で出来るかどうかトライ？！
双人紬吊 （空中演舞）
雑技の中のラブソング！ 男女が空中を舞いながら愛を語らうこの一幕は、団員選りすぐりの美男美女カップルによって行われます。ちょっと気恥ずかしくなるほどストレートな愛をどうぞ。
魔術 （マジックショー）
女性マジシャンによるマジックショーは、お約束のトランプやハトを使ったものだけじゃありません。大きな古時計に入れられた女性が、5人に増えて再登場するマジックは見ものですよ。
地圏 （フープ ダイビング）
ストリートキッズに扮した少年たちが、華麗なフープダイビングの技を決めていく！ 難易度は次第に上昇し、オリンピックの体操演技に匹敵？ いやそれ以上か？！という熱い技が繰り広げられます。
抖空竹 （唐ゴマまわし）
中国の幼い少女を思わせるガールズチームが、コマを紐に乗っけて技を披露。紐を器用に操り、コマを空中に投げたり受けたり、軽快なリズムと共に楽める舞台です。
Music Show Time！
最後の大演目を目前に、会場は数分間のサイバーミュージックに包まれます。雑技の会場がクラブ状態？！ 踊りだす人…？名。この謎のサイバー空間に翻弄されている間に、舞台裏では一大エンタテインメントの準備が着々と進められているんですよ！
環球飛車 （モーターバイクショー）
ジャーン！ 舞台に登場したのは、1つの大きな球体。この中に合計5名のライダーが入り、危険かつエキサイティングな疾走を繰り広げます！ 縦、横、斜めにハイスピードで円を描きながら駆け抜けるライダーは、まるで人間ジェットコースター状態。スピード無しでこの技は生まれないし、団員の皆さん、初めて練習した時は一体全体どうだったんでしょうか？！ エンディングを飾るに相応しい最終章です！！！
～この劇場で公演する雑技団をご紹介～
現在、白玉蘭劇場で観賞できる雑技は 「上海魔術団／新上海馬劇団」 によるものです。この雑技団は1959年に結成された 「上海魔技団（後に“上海魔術団”）」 が前身ですが、その後時代の流れと共に1991年には 「新上海馬劇団 （ニュー シャンハイ サーカス）」 も創設され、現在の名称に至っています。その実力は国内有数で、世界数十カ国での公演実績も。2005年からこの「白玉蘭劇場」にて長期公演活動を行っているそうですよ。
雑技団の団員になるためには、舞踊や体操などの経験は必須！ さらに、入団してからも5年間の養成期間を経なくてはいけません。その後、1年に1回の試験を受け、合格して初めて舞台に立てるようになるそうな。もちろん、この間にドロップアウトしてしまう人だってたくさんいるそうですよ。
舞台終了後の団員の方にも少しお話を伺いました！ 左から王麗さん（20歳）、李陽冉さん（20歳）、易鋭さん（22歳）で、偶然みなさん四川省のご出身。王さんと李さんは8歳から雑技の訓練を始めた同級生、易さんは13歳から舞踊の道に入ったそう。休日は、他の人と同じようにインターネットや読書、音楽を聞いたりして過ごしているそうですが、雑技団の規律でお酒はご法度。二日酔いであんな技は無理ですもんね！！！ 全員宿舎住まいだそうですが、毎日規律を守り鍛錬にいそしむ生活は、なかなか出来ることじゃありません！
１つの演目に最低2年の訓練期間がいると言われる、上海雑技の技の数々。みなさんも、この機会にぜひ本格雑技の世界を楽しんでみませんか？きっと予想以上に楽しめて、大満足できるに違いありませんよ！
■ 雑技チケットの予約は上海ナビから
日本をご出発される前に、上海ナビのウェブサイトから雑技チケットをご予約いただくことができます。これなら、慣れない現地で自分でチケット手配をする手間も省け、貴重な滞在時間が効率よく使えますよ。
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