上海でも「子連れディズニー」を楽しもう! 快適に過ごすコツを現地目線で徹底調査!
こんにちは、上海ナビです。
子どもと楽しめそうな海外旅行先として、「上海ディズニーランド」がメインの旅行を計画中のパパ、ママは多いのではないでしょうか。でも、未体験のパークに小さな子どもを連れて行くのはちょっと不安ですよね。ということで今回ナビは、ベビーカーが必要な年齢から小学校低学年くらいまでの子どもと上海ディズニーに行く場合のコツを現地で徹底調査してきました。親目線、子ども目線でどこよりも詳しく、たっぷりの量でお伝えします♪
※2017年5月現在の情報です。内容、メニューなどは変わることがあります。
※施設などの名称は英語版公式パンフの英語をカタカナに直して表示しています。
まずは、チケット、アクセス、主要アトラクション、レストラン、お土産の価格帯など、基本的な情報を以下の記事でチェックしてみてください。
準備編
では早速、行く前に用意しておきたいもの、到着したらまず利用したいものからみていきましょう。
<必携持ち物>○飲み物(ペットボトル入りの水やドリンク、乳幼児用ミルクは持ち込みOK)
○おやつ(弁当などは不可。お菓子やベビーフードはOK)
○ウエットティッシュ(大人だけで行ったときも結構使いました)
○スマホ(公式アプリ、上海ディズニー版「Wait Time」のアプリの二つを入れておいて)
○普段の必需品(おむつ、着替え、子ども用の雨具、タオルなど)
ほか、東京ディズニーランドの子連れ攻略法にもよくあるように、事前に行くアトラクションを決めておく、朝のうちにファストパスをどんどん取っておくなども基本。日程表メモを作成して、ポケットに入れて出かけましょう。
<到着したらこの施設へ>
○ベビーカーを借りよう
正門を入り、ミッキーの花壇の向かって左手に貸し出し所があります。料金は一日90元。2017年3月に私物ベビーカーの盗難がニュースとなってから、持ち込まずレンタルしようと考える人が増えているそう。キャストさん曰く「平日でも朝10時までにお越しください」とのことでした(台数が足りないため)。また、ベビーカーはアトラクション内に入れないため、指定の場所に置いておきます。その際、貴重品などは必ず持って並ぶようにしましょう。
レンタルベビーカーはこんな感じ。お尻がつく部分が硬いので、長時間乗ると痛そうです。折りたたんだバスタオルなどクッションになるものを持って行った方がいいかも。背面に名前を書く欄がありますが、日本人の場合は「YUKI」などアルファベットで下の名前を書くのがお勧め。
ダッフィーに会えるかも?
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ベビーセンター、迷子センター、医務室はここ上記3つの施設が一つの建物に入っています。場所はダッフィーグッズが多いショップ「ホイッスル・ストップ・ショップ」の向かって左手。この日はなんと、グリーティングを終えて帰っていくダッフィーに遭遇しました。ベビーセンターは授乳室、更衣室、電子レンジ、飲料水の提供があるほか、ベビーフード、おむつ、ウエットティッシュ、哺乳瓶の販売も行っています。
○ロッカーを使おう
場所は「ミッキー・アベニュー」に入って右手。料金を入れ、取り出すときに入力するパスワードが印字されたレシートを受け取るタイプです。係員が常駐しているので分からなくても安心。料金は小型ロッカーが60元、大型が80元/日です。
ロッカー室外観
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分からない時はキャストにお任せできます
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赤ちゃんがいる時はこのトイレが便利
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トイレを下見しようトイレは各エリアのわかりやすい場所に設置されています。混雑している日も並びません(たくさんあるため)。赤ちゃんや小さい子どもがいる場合は、各トイレに併設された「家庭式洗手間」の利用を。各エリアでざっと確認しましたがいつも空いていました。おむつ替えベッド、子ども用の固定椅子などがついています。ほか、各トイレの近くに飲料水の出るコーナーがあります。
子どもにお勧めのアトラクションBEST5
ナビが初めて両親に東京ディズニーランドに連れて行ってもらったのは5歳ごろのことでした。が、アトラクションのあまりの怖さに親をかなり困らせた思い出が……。ガイコツ、暗闇、スリルが苦手だったナビの子ども時代目線で上海ディズニーランドの安心アトラクションを選んでみました。
ゆったり進む船で物語の世界へ
1位:ボヤージュ・トゥ・クリスタルグロットディズニープリンセス版ジャングルクルーズとも言われているこちら。ジャングルクルーズは、最後の首刈り族のシーンに卒倒しそうになったナビですが、こちらは最後まで夢のようなかわいらしい世界が展開されます。ゆったり静かに進む船は大人には退屈かもですが、日本にはないアトラクションであること、ムーランなど中国らしいキャラクターに会えることなどに注目すれば楽しめると思います。お勧めは夜乗ること。ラプンツェルやアラジンのシーンは光の効果を楽しめます。
2019年には東京ディズニーシーにも導入される人気アトラクション
2位:ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン ※身長102cm以上
大人も子どもも楽しめるアトラクションとしてはNo. 1。ナビはこれ、子どもの頃に乗ってみたかった〜。風や匂いを感じながら本当に飛んでいる気分になれますし、落ちるような怖い感覚もないので安心。北極のシロクマやアフリカの象が出てくるシーンは男の子も喜びそうです。エントランスがやや暗いので、「怖そうな外観のアトラクションは怖いかも」という刷り込みができている子どもは入り口で嫌がるかも。また、乗るには朝いちばんのファストパス入手が条件となります。
3位:セブン・ドワーフズ・マイン・トレイン ※身長97cm以上
白雪姫と聞いて怯える東京ディズニーランド経験者の子どもたちに教えてあげたいのがこれ。小人たちの仕事場の炭鉱をイメージしたジェットコースターです。スリル度は、ガジェットのゴーコースターと、ビッグサンダーマウンテンの中間。横にスイングする独特の動きと、細かな上下の動きが多いのが特徴。日本にないアトラクションであること、絶叫マシンがNGだという大人も楽しめる程度のスリルであることなどがお勧めポイントです。こちらも要ファストパスです。
庭園迷路
4位:アリス・イン・ワンダーランド・メイズ赤ちゃん連れもOKのベビーカーで入れるアトラクションです。表向きは迷路ですが、ゆったり庭園散策を楽しむ感じで歩くことができます。動物や花をかたどったオブジェや、ティーパーティーの庭は3歳くらいの女の子なら大喜びするはず。比較的空いているので、子どもの写真を撮る場所として使うのもお勧めです。夕方以降も雰囲気たっぷり。大人目線では、「ティム・バートン監督版のアリスの世界をテーマにしたアトラクションは世界でも上海だけ」という点を楽しんでみて。
不思議なオブジェの間を抜けると
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ゴールにお茶会のテーブルが
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やっぱり定番
5位:ファンタジア・カルーセル安定した子ども人気を誇るアトラクションの定番といえばこれ。東京ディズニーランドのものはシンデレラがモチーフですが、上海版は「ファンタジア」の世界がカルーセルになっています。ナビ個人のお勧めは、クラシック音楽の数々と音響の素晴らしさを味わうこと。周りの花壇や池など広い範囲に、同じ音楽が連動で流れるんですよ。ほか、まわる系のアトラクションは、定番のダンボ、プーさんのハニーポット、ややスリルがあるジェットパックの3種です。どれも安心して楽しめます。
<番外1:大人が乗りたいアトラクションに乗るには>
子どもには怖すぎだけど、上海に来たからには乗らずに帰れないアトラクションもあります。お勧めの攻略法は、交替待ち合わせで、シングルライダー(単人通道)の利用でスピーディーに乗ること。大人が二人以上いることと、一人で乗る抵抗を捨てることが条件になります。子どもは2回待つことになるので、近くの2か所のお勧め待ち合わせスポットをご紹介します。
これは絶対乗らなきゃダメ!
パイレーツ・オブ・カリビアン上海が世界に誇る素晴らしいアトラクション。最新技術とこの世界観は絶対体験しなければなりません! が、暗くてガイコツがたくさん出てくるので子どもには厳しい……。ということで、交替待ち合わせに利用したいのは、アトラクションの向かい側にある散策型アトラクション「シップレック・ショア」と「サイレーンズ・リベンジ」。水鉄砲で遊んだり、海賊船内を探検したりできます。
本気のずぶ濡れ水遊びにハマる子多数の「シップレック・ショア」
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海賊船内を体験できる「サイレーンズ・リベンジ」。船内に秘密がいろいろ!
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これも上海限定の絶対乗りたいアトラクション
トロン・ライトサイクル・パワーランこちらも上海限定のバイク型コースター。クールなデザインと爽快感が大人気ですが、身長122cm以下はNGとのこと。お勧め待ち合わせスポットは「スターウォーズ・ローンチ・ベイ」。室内で、自由にレゴで遊べるコーナーがあります。簡単なゲームで遊べる年代の男の子なら「トロン・レルム」へ。デジタルなエアホッケーやレーシングゲームで遊べます。
スターウォーズの施設内にレゴコーナーが
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トロン・レルム内。見るだけでも楽しめます
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<番外2:中国語OKならここ!>
上海のローカル幼稚園に通っている子や、パパママのどちらかが中国人だというバイリンガルキッズならお勧めの世界も広がります。イチオシは「スティッチ・エンカウンター」。中国語でスティッチとお話してみましょう。いつ行っても現地の子どもたちが大爆笑で楽しんでいる人気アトラクションです。もう一つは「ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャー」。キャストが白雪姫の世界を案内してくれます(中国語のみ)。階段がけっこうあるので、しっかり歩ける子ならぜひ。
スティッチと中国語で遊ぼう
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白雪姫の世界を中国語で体験
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プーさんの冒険は、「乗りたい!」とねだられたら乗るという感じでOK
<番外3:時間が余ったらここ>「絶対乗るべき!」ではないけれど、安心、定番のお勧めは「ピーターパンズ・フライト」。ディズニー通であれば気づく程度のバージョンアップがなされているそうですが、内容は東京ディズニーランドとほぼ同じです。「ザ・メニーアドベンチャーズ・オブ・ウィニー・ザ・プー(プーさんの冒険)」は香港ディズニーランドと同じレールバージョン。乗った方はわかるかもですが、東京版の動き、乗り心地の方が断然上です。香港未経験、東京版との違いを知りたい方はぜひ。
これもお勧め! 体験型ショー&施設
パレードやショーは言うまでもなく必見ですが、その中から特に小さな子どもにお勧めのものを選んでみました。
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ベイマックス・スーパー・エクササイズ・エキスポ世界的にもめずらしいベイマックスのショー。ヒロといっしょにステージで体操できます。言葉がわからなくても、ヒロの動きを見ながらいっしょに体を動かせばOK。ステージに上がれるのは毎回10人ほどだそう(事前にキャストがピックアップ)。お昼頃、早い時間帯の回に行けば選ばれる確率が上がります。
☆ビビディ・バビディ・ブティック
女の子にお勧めなのはこちら。ドレスとメイクでディズニープリンセスに変身できるお城内のフォトスタジオです(12歳以下、大人一人の同伴が必要、衣装などにより1回699元から〜)。
それにしても、上海ディズニーはドレスでパークに来ている子が多い! ディズニープリンセス人気は日本以上かもしれません。
大人も必見
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ターザン:コール・オブ・ジャングル数あるショーの中で、子どもにイチオシなのはこれ。上海雑伎とターザンの世界を融合させた、大人も楽しめるサーカスショーです。台詞なしのステージなので言葉がわからなくてもOK。また、映画版にも「美女と野獣」のポット夫人が隠しキャラとして出てきますが、このステージにもしっかり登場してるんですよ。誰がいちばん早く見つけられるか競争してみては。
ミッキーと間近で会えるブラスバンドショーもあるよ
パレードやキャッスルショーも必見。そのほかのショーや、キャラクターと写真を撮れるスポットについては以下の記事をご覧ください。
ほかにも、大人が気づかない子どもの遊び場多数。アトラクションやショーではない楽しみ方は、子どもの方が知っているのかもしれません。夏場は水で遊べる場所もあるので着替えやタオルの用意も忘れずに。
キッズメニュー食べ比べ
パーク内のレストランではすべてキッズメニューを扱っています。アレルギーは小麦、乳製品、ナッツ類、貝類、大豆、魚類、卵に対応した代替メニューが用意されているそう。翻訳アプリなどでキャストに伝えれば対応してくれます。以下、子どもが喜びそうなインテリア、混雑しすぎていないことなどを条件にパーク内のお勧め店を選んでみました。
ゆったりベンチシート
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ミッキー&パルズ・マーケットカフェ席数が多いので並ばない、メニューが多い、ベンチシート席も豊富という、子ども連れにうれしい条件を備えているのはこちら。ナビのお勧めは、セットメニューではなく単品をいろいろ頼むこと。今回は小籠包(30元)、ニンジンとコーンのポタージュ(10元)、タピオカマンゴープリン(30元)をチョイス。どれも子どもが大好きな味です。
☆トライバル・テーブル
空いていて広くて、エアコンが効いた室内席が多い穴場レストランはここ。左の写真のキッズメニューは「キッズ・チキンロースト」です。ミッキー型のものはポテトフライ。右上はカットされたリンゴです。味はまあまあといったところでしょうか。右は「キッズ・プラウン&エッグソテーライス」。香港の茶餐廳メニューでおなじみのエビ玉ご飯ですね。ほかのレストランでもこの2種のキッズプレートはよく見ました(ともに45元)。ほかに麺料理などがあります。
ドリンク付きセットです
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エビ玉ご飯。卵にミッキーの顔が
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ピノキオヴィレッジ・キッチン子どもが好きな大人メニューが多いのはこちら。ピザ、ラーメンなど、大人の分を分けながら食べることができます。味はフードコートメニューといった感じ(本格派ではないですが、子どもは好きな味だと思います)。こちらも席数が多く、屋内席、室内席が選べます。
☆レミーズ・パティスリー
中華な味付けが口に合わない場合はこちらへ。サンドイッチ、パン、ケーキなどが揃っています。朝早くから開いているので、朝ごはんを食べ損ねた時にも便利。待ち合わせや休憩にも使えます。テイクアウトも可能。
2017年5月現在、こんなポップコーンバケツが登場中
<番外:おやつ、食べ歩き>2017年5月現在のお勧めはこちら。ワゴンで販売されているミッキー型アイス(40元)は、耳部分がチョコ味、顔部分はバニラでした。ミルク感たっぷりで違和感なく美味しいです。アメリカンドッグ(30元)もお勧め。フルーツカップ(30元)は、ほかにスイカだけ、プチトマトだけのバージョンも。氷入りのワゴンで販売してます。
そのほかのレストラン情報は以下の記事をご覧ください。
いかがでしたか? 中国人は、国民性として小さな子どもにやさしいという特徴があります。「知らないおばさんグループが、パレードがよく見えるようにうちの子どもを前列に入れてくれた!」「レストランの店員さんが子どもと遊んでくれた!」など、子どもに対する中国人の神対応に感動する声もよく聞きます。こんな中国のお国柄を体験できるのは子ども連れの方の特権かも? ぜひ皆さんも、上海で気軽に子連れ海外ディズニーを楽しんでみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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記事登録日:2017-06-08