こんにちは、上海ナビです。
上海の観光地の入場料は、値段の高さや頻繁な値上げが地元メディアでもたびたび問題になります。たとえば、「上海海洋水族館」は一般160元(約3100円!)で、2015年11月にはなんとさらに30元値上げするとか(2015年5月現在の情報)。展望台や庭園の入場料は日本よりも高い気がします。が、よく探すと実は無料で見応えたっぷりの場所も意外とあるんですよ。円安が続く昨今、旅の予算を極限まで抑えたいという方に、ナビお勧めの無料スポットを集めてみました!
※一部、特別展の開催やイベント時に限り有料になるスポットがあります。
貴重な文物を無料で見学できます
上海博物館青銅器、仏像、陶磁器、書画など、一級の名品が揃う「上海博物館」。じっくり鑑賞すれば半日は過ごせてしまうこの巨大博物館、なんと入場無料なんです! これだけの文物を揃えた博物館が無料なんて世界的に見てもめずらしいのでは?
2015年現在、無料で開放中です
中華芸術宮上海万博のパビリオン「中国館」として造られたこの建物は、現在美術館として利用されています。特別展を開催しているフロア以外は入場無料。中国画の名品やプロパガンダ系油絵を無料で鑑賞できます。建物内に入ってみたいだけの方もぜひ!
1930年代竣工の洋館です
周公館日本にも関係が深い近代の政治家・周恩来が公務を行なっていた邸宅が無料で開放されています。当時のまま展示されているベッドやデスク、貴重な資料、公用車などはもちろん、戦前に建てられた古い住居としての鑑賞価値も。近代史に興味がある方はぜひ。
陳列館は2010年オープン
三山会館中国でいう「会館」とは、明〜清代に同郷の人、同業者などが集まる場所として各地に建てられた施設のこと。「三山会館」は1909年に福建省の商人が上海に建てた会館で、現在は清代から現代までの上海を紹介する陳列館として無料開放されています。
無料で開放しています
<番外編>有名で無料の展示館がもう一つ。南京市内の「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館」です。南京大虐殺の記念館として日本でもたびたびメディアで取り上げられていますが、実際に行ってみたという方は少ないのでは? 無料なのでぜひ一度。
個性派中高年の趣味の世界を見に行こう
魯迅公園公園というより一大エンタメスポットかもしれない「魯迅公園」は、おもしろくてクセのある自元中高年の宝庫。人間観察するだけでもかなり楽しめます。園内にある「魯迅紀念館」も、見どころ盛りだくさんでなんと無料です!
蝋人形で科挙試験について紹介
嘉定孔廟無料で見応えたっぷりのお寺といえばここ。孔子といえば儒教ですが、こちらのお寺は科挙博物館(無料)が併設されており、地元の人には受験の神様として親しまれています。歴史を感じる古い石碑や趣き深い境内の風景も見どころ。
上海のキリスト教文化を見られる場所
佘山天主教堂市内の教会は一般的に入場無料ですが(日曜日に開放)、ナビのお勧めは断然ここ。山頂に建てられているので軽いハイキングも楽しめますし、地元の熱心なキリスト教徒たちの姿も見ることができます。この教会がある「佘山国家森林公園」も無料で入場できます。
入村無料です
朱家角周荘などに引けをとらない歴史と規模を持つ水郷ですが、長く入場無料のまま開放している人気スポットです。無料とあって水郷内に移住する若者も多く、個性的なお店やイベントが多いのも特徴。のんびり散策してみてください。
小籠包発祥の地
南翔老街地下鉄+タクシーで気軽に行ける人気の水郷です。入場は無料ですが、宋代の井戸や塔など歴史的価値が高い見どころが点在。ふらっと出かけるなら、ランチは南翔名物の小籠包で決まりですね。
地下鉄+タクシーで行けます
召稼楼浦東エリアにも実は数ヵ所ある古鎮。なかでも比較的行きやすいのがこちらです。シュウマイや羊肉、海産物が名物で、市内からお買い物にくる中高年グループが目立ちます。外国人観光客に会わない場所に行きたい方はぜひ。
代表的観光地編
外灘
ガイドブックの巻頭を飾る、以下のスポットも散策する分にはもちろん無料ですよ!
いかがでしたか? 行ってみたい場所はあったでしょうか。今回改めて無料スポットをまわってみたナビですが、有料スポットよりもお勧め度が高い場所が多い気がしました。行く場所によってはかなり安く観光できる上海。ぜひ皆さんも、賢くお得に上海観光を楽しんでみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。