リーズナブルで快適! アクティブに旅できる中国のLCCで有明佐賀空港から上海へ行ってきました!
こんにちは、上海ナビです。
円安、消費税の増税と、海外旅行好きの私たちにとってなかなかに苦しい時代になってしまっている昨今。でもナビは、旅先でのホテルや食事のレベルは落としたくない派です! そこで今回選んだのが、飛行機代だけで数万円浮かすことができるLCC。なかでもお勧めなのは、中国旅行や中国経由の東南アジア旅行をするなら断然お得な春秋航空です。節約旅行派の皆さん、乗り継いで東南アジアまで行きたい皆さんはぜひ利用してみて下さい。
チケットを買う!
2014年8月から、機体に「JAPAN」の文字が入ったものが登場!
ステップ1:路線を決める春秋航空の上海直行便は大阪、茨城、高松、佐賀に就航しています。2014年8月1日からは、「スプリング・ジャパン」として日本国内の便も就航。成田から佐賀、高松乗り継ぎで行くことも可能に! そして2014年10月26日には上海ー札幌(新千歳)が就航予定です! また、上海からは中国の各都市行きのほかにバンコク、チェンマイ、プーケット、シンガポール、香港、台北、済州島、シェムリアップ行きが出ています。2014年9月23日からはこれにソウルも加わるそう。片道切符で乗り継いで、上海旅行+アジアの旅もできちゃうんですよ! 今後もどんどん路線が増えそうです。
※以上、情報は2014年9月現在のものです。
安い〜
ステップ2:チケットを買う春秋航空はほかのLCC同様ネットで、カード決済でチケットを買うことができます。わかりやすい日本語サイトもあるので安心。手順に沿って予約します。表示価格の安さも驚きですよね〜。新しく就航した路線はさらに安くなっていることも。ナビも定期的にチェックしています。
浦東国際空港第2ターミナルに到着します
ステップ3:到着空港と移動法、乗り継ぎについて調べる春秋航空の上海便が到着するのは「浦東国際空港」です(2014年8月現在、第2ターミナルに就航しています)。空港の様子、空港から市内への行き方は事前に予習を。また、乗り継いでほかの都市に行く方は、トランジットの時間活用法の検討を。『上海ナビ』では市内6時間だけなどのツアーや、空港近くのホテルの予約もできます。事前にどうぞ。
その場でチケットを入手できます
<上海市内で航空券を買うならここが便利>東南アジアなどから片道切符で上海に到着した方、上海で復路の切符を買う予定だったという方は人民広場エリアのチケットセンターへ。その場で格安チケットを購入することができます。上海ではネット予約ができない、カード決済ができないという方にも便利。
実際に乗ってみました!
今回搭乗したのは佐賀→上海便。ナビは関東在住なんですが、九州の友達に会う目的も兼ねた上海旅行を計画してみました。
搭乗するのはここ「有明佐賀空港」です。1階エントランスを入ると左手に春秋航空のチェックインカウンターが。
佐賀空港です
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入って左手すぐのところにチェックインカウンター
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「春秋航空」は、機内に預ける荷物は15kgまでとされています(1kgオーバーごとに1000円の超過料金が必要)。また、機内に持ち込む手荷物は7kgまでとのこと。手荷物もチェックイン時に重さを量ります。ナビは週末だけの旅行なので、バックパック一つのみ。問題なくスルーできました。
イミグレーションを通ってから2階へ降ります
「有明佐賀空港」の国際線搭乗口は2階。イミグレだけ3階にあって、そこから2階へ降りる構造でした。
この搭乗口フロアに免税店があるのですが……
<個人的感想>ナビにとっては九州旅行でもあったので、「空港内で佐賀の名物や九州のおいしいものを探そうっと♪」と思っていたのですが、免税店の品揃えが90%中国人向け! 家電(炊飯器、空気清浄機……)とか北海道や神戸のお菓子とか抹茶のキットカットとかキティちゃんとか、はっきり言っていらないよ〜。成田経由でこの便に乗る日本人も今後増えるハズ! 佐賀空港さま、日本人旅行者向けの九州土産も用意してください……。小さい瓶の焼酎とか、ゆず胡椒とか、かぼすマヨとか、博多通りもんとか、豚骨ラーメンとか、嬉野茶とか、ご当地温泉コスメとか、ほしいです。
※イミグレに入らず、2階の土産物店に行けば九州名物があるようです。でも荷物チェック前だとそんなにいろいろ買えないんですよね〜。
機種はボーイングB-1807。真ん中の通路を挟んで両側に3席あるタイプでした。
座席の前には日中英語のミニブック、上海の地図などが入っています。モニター画面はないので、機内安全のレクチャーはCAさんが通路で行なっていました。
佐賀から上海までは約1時間30分のフライト。台風が近づいていた日だったのですが、揺れもなく快適に過ごせました。同じ中国系の中国東方航空や上海航空は、日本からの便でも機内アナウンスが中国語と英語だけだったりしますが、春秋航空は日本語アナウンスもあり、日本人のCAさんも乗っているので安心できました。
飲み物など10元〜
それと、春秋航空はほかのLCC同様機内食はありません。飲み物や軽食が必要な場合は直接購入するのですが、ペットボトルのドリンク類、ビスケットなど10元〜(どれも中国メーカーのもの。中国元のみ使えるようです)。佐賀→成田便の国内線は、おいしいコーヒーが100円らしいですが……(国際線だから高いの?)。
※今回座席にはメニューがありませんでした。写真は上海→バンコク便のものです。値段、品揃えなどはこんな感じです。
※免税品のワゴン販売もあります。主な商品は「熊猫」などの中国製のタバコでした。機内アナウンスによると免税店よりも安いそうです。
到着30〜40分前に出入国カードが配られます(日本人の乗客のみ受け取りが必要)。配りにきたらCAさんに手を挙げて受け取ります。搭乗時にポケットや手荷物にペンを入れておきましょう。
※記入の仕方は、以下にリンクした出入国の記事をご覧下さい。
手足の体操の時間があります
そうそう、春秋航空といえば機内体操でした。でも佐賀便はフライト時間が短いからか(?)この日はなし。茨城→上海便では「体操、あったよ」との情報が。ナビも上海→バンコク便、上海→桂林便に乗ったときは体操しました。機内体操が気になる方はフライト時間の長い路線に乗ってみて下さい。
ということで、あっという間に上海に到着〜。
浦東国際空港の敷地内のかなり遠いところに飛行機が停まるので、空港の建物まではバスで向かいます。帰りも一段と遠くて、滑走路を1〜2本渡って5分くらい走ったところに飛行機が停まってました。雨の日は手荷物に折り畳み傘を入れた方がいいかも。タラップへの上り下りが厳しい方、車椅子の方はやや大変かもしれません。
上海への出入国、空港から市内へのアクセスはこちらの記事をご覧下さい。
春秋航空の感想&ナビお勧め中国系航空会社
<利用してみて>「中国のLCC」と聞くと、安さやサービスになんとなく不安を感じる方が多いかもしれません。でも、実際に乗ってみての感想は満足のレベル。ほかの中国系の飛行機よりは断然いいかもしれません。日本語のサービスがきちんとあること、旅の計画がいろいろなパターンでたてられるところがポイント高いです。
「佐賀有明空港」利用の場合のナビお勧めは、リムジンタクシーの利用(要前日予約。空港サイトに詳細)。ナビは今回これを使って空港から佐賀県の嬉野温泉に行ってきました。空港からは片道1時間で運賃は2000円! 上海のタクシー事情より安いです! 嬉野温泉からバスで30分ほどのところには武雄温泉も。上海旅行プラス1日で温泉めぐりができちゃいました〜。これ、上海在住日本人の方にもお勧めです。週末だけで九州の温泉に行けますよ。
<上海行きの飛行機事情>
日本人旅行者がよく利用する中国系の航空会社は東方航空、中国国際航空、南方航空、上海航空だと思います。が、運賃は意外やどこも高め。ナビも「この値段だったら日系を買ったのに」と思ったことも。成田から乗るなら、中国系よりもアメリカ系のデルタ航空が値段、サービスともに見合ってるなと思います。機内安全ビデオがおもしろいんですよね〜。
吉祥航空の機内誌。沖縄特集をやってました
節約旅行派へのイチ押しはもちろん今回ご紹介した「春秋航空」なんですが、もう一つお勧めなのが「吉祥航空」です。上海行きは2014年8月現在大阪と那覇に就航。ここ1年以内に名古屋、札幌、福岡への就航が予定されているそう。こちらの航空会社はLCCと紹介されることが多いのですが(Wikipediaにもそう書いてありますが)、LCCではないそうです。機内食もちゃんと出て、しかもおいしいと評判らしいですよ。機体年齢が中国では最も若いというのも売りになっています。
いかがでしたか? 旅の目的地を楽しむのはもちろんだけど、飛行機や空港+αの楽しみを見つけるのもいいな〜と思ったナビ。皆さんもお気に入りの航空会社、上海行きの便と組み合わせて行けた観光地、「こんな安くチケット買えた!」「この航空会社の上海便にはこんなサービスがあった!」などの情報をぜひお寄せください。
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-09-16