レジ横フードから旅グッズ、プチ土産まで! 旅行者のためのコンビニ活用法を大公開!
こんにちは、上海ナビです。
ナビは海外の街のコンビニを見て歩くことが大好き。その街の人がいちばん買う飲み物やお菓子が一目瞭然だし、意外なお土産を安く見つけることもできますよね。上海の街角にもコンビニがいっぱい。数100m歩くごとに店舗が見つかります。今回ナビは、そんな上海のコンビニを徹底調査。種類から利用法、売られているお勧め商品までくまなく調べてきました。コンビニを知れば、より深く上海を知ることができますよ。
上海にはこんなコンビニがある!
ナビの主観ではありますが、上海のコンビニ密度は東京以上かもしれません。50〜100mおきにあるようなエリアもたくさんあります。まずは上海にどんなコンビニがあるのか見てみましょう。旅行者の皆さんにとって便利なコンビニBEST3(ナビ独断)はこちらです。
1位:ローソン(罗森)90年代後半に上海に登場した日系のコンビニ。最近は店舗ごとにテーマが異なるアニメとのコラボ店舗が話題です。とにかく店舗数が多く、コンビニコスメ、お泊まりセット、日本製のお菓子などが充実しているので旅先での利用価値は大。
ナルトローソン(衡山路)
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ウルトラマンローソン(徐家匯「美羅城)
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地下にシアターがあるコナンローソン(中山公園「玫瑰坊」)
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※期間限定のものもあります |
2位:ファミリーマート(全家)ローソンに続いて進出したファミマも上海ではお馴染みの存在。お弁当やパンなどが充実していて、オフィス街にあるファミマはランチの時間帯になるとどこも行列ができています。野菜や果物パック売り、辛いおでんなど、上海人に合わせた品揃えに注目を。駅ナカにも多いんですよ。
3位:好徳ローカルコンビニのナビイチ押し店はここ! 店舗数が多く、卵、米、黒酢、冷凍水餃子などの庶民派食料品が充実していて中国らしさ満点。レジはなぜかどこの店舗も50代前後のパートさんで、今どきあまり出会えないぶっきらぼうな接客にもしびれます。本場中国のコンビニを見たい方ははずせません。
そのほか、こんなコンビニがあります。アジア各国で主流のセブンイレブンは、上海ではまだ新参者。もう少し店舗が増えれば便利になるのにな〜と思っています。意外に便利でナビがよく使うのは、トマトのマークの「C-STORE(喜士多)」ですね。生ビール、輸入ビール、今月のお勧め商品コーナー、イートインコーナーがあります。
まだ店舗数が少ないセブンイレブン
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C-STOREはなかなかの品揃え
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<上海のコンビニサービス>
公共料金の振込、携帯電話費用のチャージ、交通カードのチャージなど、各種サービスを提供している上海のコンビニですが、日本では定番のコピーやプリントアウトのサービスがないのがちょっと残念。郵便切手は、ナビがレジで聞いてみたコンビニすべてで取り扱いがありませんでした。タバコとお酒の販売は18歳以上から、レジ袋は有料(2角〜)など、日本とルールが違うところもあるのでご注意を。
ドアにサービス内容が貼ってあります
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左端が交通カードのチャージ(白い面にカードを置き、店員にチャージ額を渡します)、真ん中が携帯電話の通話代のチャージ機(店員にチャージ金額を渡し、自分の携帯番号を入力します)。旅行者がよく使うサービスはこの二つかも
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毎年秋には月餅と上海蟹の予約購入ができるのも上海ならでは。
レジまわりに陳列するのが上海流
日本のコンビニでは生活用品コーナーの隅のほうに売られている避妊具。上海のコンビニでは、どこもレジ横のいちばん目立つところに陳列されています。お国柄の違い?
常温派が多い上海では、ビールもドリンクも常温コーナーを設けてあるのが一般的。また、同じ水でもローカルメーカーとエビアンなどの外資メーカーの商品では5倍以上値段が違うのも上海ならではです。
上海のコンビニグルメ
日本のコンビニといえば、会社帰りに思わず買いたくなってしまうお弁当やスイーツの宝庫。では、上海のコンビニではどんなテイクアウトグルメが売られているのでしょうか。朝早い出発を予定している方、一人出張なのでレストランに入れるか不安な方は要チェック!
※以下、各コーナーで紹介しているものは2013年10月現在の商品・価格です。期間限定のものもあるのでご注意ください。
<お弁当篇>種類が豊富なのはやっぱり日系コンビニ。おにぎりは鮭マヨ、ツナマヨが主流。梅や昆布は見かけません。値段は一つ3元前後。ひと昔前までは、冷たいご飯を食べない習慣があった上海(おにぎりも温めてくれるサービスがありました)。でも、最近では普通にみんな冷たいまま買っています。「団飯」と呼ばれる肉入りの大型おにぎりは上海ならでは。手巻き寿司もあります。
おにぎりは3.5元〜、サンドイッチは7元〜
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手巻き寿司は3.5元〜
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お弁当のラインナップはこんな感じです。中華中心のメニューで、日本ではありえない激辛のものも。
定番はやっぱりおでん。一串2元〜
<レジ横篇>ローソンのレジ横を見てみました。定番のおでん、フライドチキン、フランクフルトなどのほか、コロッケや焼き鳥も揃っています。指差しで買うことができるので便利ですよね。おでんは串に刺さったものが定番。中高生が歩きながら食べている光景もよく見かけます。
一方、「好徳」「可的」などのローカルコンビニのレジ横には、チマキや茶葉卵(煮卵)、肉まん、トウモロコシなどが並んでいます。チマキと茶葉卵は地元OLの定番朝ご飯なんですよ。
<スイーツ・パン篇>
最近のいちばん人気は、ローソンの「整根香蕉(まるごとバナナ)」のチョコ味。お昼には売り切れている競争率の高い商品です。ほかにはこんな商品が見つかりました。
ファミリーマートのミニあんぱん5個入り5.5元
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セブンイレブンのパンコーナーはこんな感じ
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旅先で役立つコンビニグッズ
忘れ物に即対応してくれそうなのはやっぱりローソン。最近の品揃えにはナビも注目しています。
ファミリーマートの傘売場。折りたたみ傘は20元前後〜
コンビニといえばビニール傘ですが、上海ではあまり売られていません。傘売場を見るとこんなふうに折り畳み傘が売られていました。でも、値段は日本のビニール傘より安いかも。
赤い御祝儀袋は日本では手に入りません
現地の結婚式や祝い事に招かれたなら、中国式のご祝儀袋を用意しましょう。これらはローカルコンビニのほうが品揃え豊富。お年玉袋なども調達できます。
ナビが選んだコンビニ土産
お土産屋さんで買ったものよりも、意外とウケがよかったりするコンビニ土産。安く手早くお土産調達を済ませて、余った時間は自分のために使いましょう♪
ローソンには日本製のお菓子も多数。こちらはお土産ではなく、旅先でのおやつに
<お菓子篇>バラマキ土産にぴったりなのは中国版のグリコ、明治などのお菓子! 空港でも売っていますが、値段は倍以上します。意外なフレーバーが見つかりますよ。
中国ならではだけど日本人の口にも合うお菓子はこちら。
ファミマ限定のYAMMY。ドライフルーツやおかき、グミなどが揃っています。3.5元〜
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ナビイチ押しのセブンイレブン限定激辛ピーナッツ。山椒の香りも効いています。5.8元
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スーパー並の品揃えを誇るコンビニも
<食品篇>お勧めは瓶入りラー油。実際、ナビが日本人旅行者の方を案内したとき、「コンビニにあのラー油売ってます?」と聞かれたことが。ローカルコンビニなら黒酢、オイスターソースなども揃っています。真空パックのおつまみも意外においしいものが。紹興酒も売られています。
いかがでしたか? 気になる商品は見つかったでしょうか。お土産調達だけでなく、ドリンクやアイスクリームは街歩きのおともに、疲れたらイートインコーナーでちょこっと休憩する、上海の文化や流行を知りたいなら雑誌コーナーで最新のファッション誌をチェックするなどの利用法も。今後もどんどん進化しそうな上海コンビニ。街角で見かけたら、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-12-05