こんにちは、上海ナビです。
夏といえば旅の季節! でも、ひたすら暑く、避暑地や泳げる海も遠く、高い山もなく、フェスや夏祭りもなく、夏休みという概念もない上海は、はっきりいってオフシーズンです。在住者のナビも、涼しい秋、上海蟹の秋、連休やイベントのある秋の到来を目指して毎年夏を必死で乗り切っている感じ。でも、今回ナビは頑張って夏の楽しみ方を探してみました。「今年の夏休みは上海!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
夏の上海を楽しむコツ
中国の地方からのツアー客。帽子と傘は必須。
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暑さ&蚊対策を万全に!真夏の街歩きを楽しむなら、帽子(または日傘)、日焼け止め、飲み物は必須! 冷たい触感の汗ふきシートやデオドラント商品は、上海ではなかなか手に入らないので持参すると便利です。また、蚊が多いので夕暮れからバーで飲みたい、格安ホテルの低層階に泊まるという方は虫除けスプレーを持参するなど蚊対策を考えましょう。
蘇州、杭州の山方面も容赦ない暑さ。
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郊外に涼しさを求めない山がちな日本では、ちょっと郊外に足をのばせば高原や避暑地があります。でも、上海周辺には高原も山もありません。しかも、蘇州、無錫、南京などの周辺観光都市は、内陸に位置するため上海よりも暑いんです。真夏の郊外旅行には、体力と「絶対行きたい」という強い想いが必要。無理のない日程でどうぞ。
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普段の上海を感じる日本のお盆休みにあたる清明節は4月。上海では、夏に休んでいるのは一部外資系企業を除いて学生だけです。そのため、会社も公共施設も普段どおり。特別なイベントやお祭りもなく、平穏な普段の上海を見ることができます。上半身裸で歩くおじさん、毛を刈り取られた長毛種の犬、路上洗髪中のおばさんなど、路地裏では上海の夏ならではの風景も見られます。
<駅直結ショッピングモール>上海には地下鉄の駅に直結しているデパートやショッピングモール、駅ナカショップが多数あります。中は冷房がガンガン効いていて、体力チャージにぴったり。ショッピングはもちろん、現地の人の買いっぷりを眺めたり、日系ブランドの上海での人気を改めて感じたり、デパ地下でバラまき土産を探したりと、いろいろ楽しめるはず。シネコン、スパ、レストラン街、フードコートなどを併設しているところもあります。日射しに疲れたら避難して。
<ホテルプール>上海のホテルは、宿泊客ならたいてい無料でプールを利用できるシステムになっています。日焼けすることなく、リッチな気分で泳げますよね。この時期に上海に行くという方は、ぜひ滞在際にプールのあるホテルを選んでみて。
<外飲みできるバー>暑い中、観光で疲れた心身を癒してくれるのは何といっても冷たい生ビール! 上海には外で飲めるバーがたくさんあります。とりあえずここで一杯飲んでから夕食を食べに行くのもオススメ。なぜなら、上海料理のローカル店はビールの冷えがイマイチだから。一杯目はキンキンに冷えたビールで乾杯したいですよね。外国人の多いバーを選べば間違いなしです。
街角のドリンクスタンドで買える緑豆かき氷。
<上海風夏料理があるお店>上海の冷麺は、あんまり冷たくなくてピーナッツのタレがかかったものが主流。これと同じバージョンで冷やしワンタンというものもあります。スープなしワンタンで、やはりピーナッツダレ味。また、解熱効果のある緑豆を使ったスイーツも上海を代表する夏の食べ物のようです。ほかにも冷たい中華スイーツを出すお店がいっぱい。逆に夏の期間メニューから消えるのは「酔蟹」など、生ものの酒漬け料理。日本人に人気のメニューですが、夏は食べられないのでご注意を。
上海のお化け屋敷、意外とあなどれません。
<ゾクッとしたいならここ>お化け屋敷は市内の各遊園地と「マダムタッソー蝋人形館」にあります。ほかに期間限定版が市内に登場することも。どこもけっこうリアルなお化けが出ると評判だそう。もの足りない方は、地元の人が言う都市伝説スポットへ。普陀区の蘇州河周辺、龍華寺の南にある廃飛行場周辺、葬儀ストリートとして知られる西宝興路などが有名なようです。また、昔は墓地だったという場所も上海ではめずらしくありません。デパートやマンション、ホテルが建っているあの場所が……ということもあるかも。
いかがでしたか? この夏、行ってみたい場所は見つかったでしょうか。冬場に来たことがあるという方は、寒くて満喫できなかったスポットに再度行ってみるのもオススメです。テラス席のあるバー、夜景クルーズ、朝の街歩きは夏の醍醐味。オフシーズンならではの楽しみ方をぜひ見つけてみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。