上海経由の飛行機利用者必見! 浦東国際空港からすぐ行ける上海の見どころをご案内♪
こんにちは、上海ナビです。
上海浦東国際空港は、上海が旅の目的地ではないという方の利用度も多い空港です。中国のほかの都市や東南アジア、ヨーロッパ行きの飛行機を予約したら上海経由だったという方は多いはず。便によって5〜10時間も上海で過ごさなければならないことになります。そこでナビが、「上海は目的地じゃないから下調べしてない!」「知らない街で10時間も何をすれば?」という方のために、旅の充実度が倍増する上海での乗り継ぎ時間の過ごし方を伝授したいと思います!
※この記事は2015年に作成しています。2019年以降の情報は以下の記事をご覧ください。
★トランジット(乗継)で一時立ち寄りの上海で煩わしいことはしたくない!という人には空港から日本語ガイドがついて上海の街を案内してくれるトランジット専用ツアーをご用意しています~。
浦東空港と虹橋空港間の移動乗り継ぎが必要な方は以下の記事をご覧下さい。
まずは空港を出よう!
乗り継ぐ便の出発時間などを確認し、空港に2時間前に戻れるように計画を立てましょう。空港から市内へのアクセスは、こちらの記事を参考にしてみてください。また、乗り継ぎで第一ターミナルから第二ターミナルへの移動がある方も位置関係のチェックを。
【注】上海到着の際「トランジット専用通路」には進まないようお気を付け下さい。入口に一度入ってしまうと、空港の外に出ることが出来ません。
空港の両替所。手数料は高いですが、すぐに見つかる場所にあります。
◯中国元、いくら両替する?浦東国際空港では、空港内で両替をすると手数料が50〜60元(≒約950〜1140円)も引かれてしまいます(2015年3月現在。窓口によって手数料が異なります)。使うのが数1000円だけなら日本国内で両替してきましょう。そのほうが意外やおトクなんです。リニアモーターカーで市内に出て食事&お茶だけなら予算はこんな感じでしょうか。両替前に物価のチェックもお忘れなく。
※以下、記事作成時(2015年3月)のレートで計算しています。大きく変わることがありますので、お出かけ時にご確認下さい。<予算例>手荷物預かり20元+リニア往復80元+地下鉄代15元+軽い食事60元+カフェでお茶30元
=205元(約3895円)
この看板を探そう!
◯荷物はどうする?空港内で「行李寄存(荷物預かり)」と書かれた案内板を探します。出たところですぐ見つかるはず。料金は貼られている表を見ればOK。たとえば、6-2型(42×32×77cm)のスーツケースを5時間預けるなら20元かかります。食べ物、貴重品などは預けられないので、出発前にスーツケースの中身を整理しておきましょう(預けるにはX線での荷物検査が必要です)。
時間制限がある場合、やっぱりいちばん速いのはリニア。
◯スムーズに計画を立てるコツ空港から市内への移動はリニアが最も早いので、今回は地下鉄、バス、タクシーの交通手段は考えないことにします。また、リニアの切符は必ず往復で買いましょう。片道は50元ですが、往復は80元で買えます。市内での移動は地下鉄と徒歩がいちばん安心。言葉の問題と渋滞が心配ですからね。では早速、浦東空港からすぐ行ける見どころのまわり方をご紹介したいと思います。
待ち時間5時間コース
A:展望台とお食事コース
所要時間:約2時間半 予算:約400元(リニア代、展望台入場料、食事代など)
展望台からの眺め。
「せっかくの上海なんだから上海のいまを感じたい」という方は、超高層ビル「上海環球金融中心(森ビル、上海ヒルズ)」へ。展望台から上海全体を見渡したら、下層階のレストラン街で食事を。上海の人気店が揃っています。フードコートもありますよ。ただしこのコースは雨の日、曇りの日はNG。展望台が雲に入ってしまうためです。行く前に空模様のチェックをしましょう。
<スケジュール>1、 空港からリニアで終点「龍陽路」駅へ(約10分)
2、 「龍陽路」駅から地下鉄2号線で「陸家嘴」駅へ(約25分)
3、 テレビ塔「東方明珠」やビル群を眺めながら徒歩で「上海環球金融中心」へ(約15分)
4、 「上海環球金融中心」の展望台から上海全体を見ちゃいましょう(約20分)
5、 「上海環球金融中心」の下層階にあるレストランゾーンで食事(約40分)
6、 地下鉄2号線「東昌路」駅まで徒歩で移動(約15分)
7、 「東昌路」駅から地下鉄2号線で「龍陽路」駅へ(約20分)
8、 ここからリニアで空港へ(約10分)
足元にビルのてっぺんが!
☆ナビの裏ワザ
展望台の入場料は150元。高いな〜と思う方は、同じビル内のホテル「パークハイアット上海」のロビーラウンジ「Living Room」へ。飲み物は60元〜(+サービス料)とややお高めですが、87階のラウンジから展望台並みの絶景を、ソファでくつろぎながら楽しめます。ここで旅の計画を立ててみては?
B:ショッピングとお茶でまったりコース
所要時間:約2時間40分 予算:約250元(リニア代、お茶代、プチお買い物代など)
ゴージャスなロビーラウンジでお茶。
「中国の喧噪自体がニガテ」「英語が通じないのは不安」という方は、地下鉄9号線「花木路」駅エリアへ。ドバイみたいなラグジュアリー感が味わえる中東系ホテル「ジュメイラ上海・ヒマラヤホテル」のロビーラウンジで、アフタヌーンティーなんていかがでしょう。同じエリアのビル「浦東嘉里城(ケリーセンター)」には、無印良品など旅支度に便利なお店も入ってますよ。
<スケジュール>1、 空港からリニアで終点「龍陽路」駅へ(約10分)
2、 「龍陽路」駅から地下鉄7号線で「花木路」駅へ(約5分)
3、 「浦東嘉里城(ケリーセンター)」内をぶらぶら。欧米、中東系在住者の多さに驚く(約40分)
4、 「ジュメイラ上海・ヒマラヤホテル」のロビーでのんびりお茶(約40分)
5、 「花木路」駅から地下鉄7号線で「龍陽路」駅へ(約5分)
6、 「龍陽路」駅からリニアで空港へ(約10分)
待ち時間10時間コース
A:上海2大観光地を制覇コース
所要時間:約6時間 予算:約350元(リニア代、飲食代、豫園入場料など)
あの上海の風景を満喫!
帰国後、「え? 上海にも滞在したの?」とお友達や家族をびっくりさせたいならこのコース。外灘、豫園という上海のガイドブックの巻頭に載っている定番スポットでばっちり記念撮影ができます。街歩き難易度はちょっぴり高めですが、海外での自由旅行に慣れているあなたなら逆にわくわくするハズ! 半日で上海通になっちゃいましょう。
<スケジュール>1、 空港からリニアで終点「龍陽路」駅へ(約10分)
2、 「龍陽路」駅から地下鉄2号線で「南京東路」駅へ(約35分)
3、 「南京東路」駅から地下鉄10号線で「豫園」駅へ(約5分)
4、 「豫園商城」で食事&お茶。名物の食べ歩きもできますよ(約1時間半)
5、 せっかくなので「豫園」(庭園)へ。中国の建築や造園美を鑑賞(約30分)
6、 庭園から見えたテレビ塔や高層ビル群方面を目指し路地裏歩き(約20分)
7、 テレビ塔方面歩けば「外灘」に着きます。歴史建築群を眺めながら川沿いを散歩(約20分)
8、 外灘沿いのラグジュアリースポットやホテルのカフェ、ラウンジでのんびりお茶(約40分)
9、 「和平飯店」「上海外灘美術館」「ザ・ペニンシュラ上海」などを流し見(約20分)
10、 「南京東路」駅から地下鉄2号線で「龍陽路」駅へ(約35分)
11、 「龍陽路」駅からリニアで空港へ(約10分)
並ぶ時間がなくても名物は食べられます。
☆ナビの裏ワザ
言葉の心配もなく、行列に並ぶ必要もなく、一人旅でも上海名物を楽しめるのは豫園商城内のフードコート。トレーに食べたい料理を取ってレジに持っていくシステムなので簡単便利。小籠包、上海蟹、チマキ、ワンタン、シャコのから揚げ、エッグタルト、蒸し鶏……。庶民派名物はここで全部味見しちゃいましょう。
B:上海通向けコース
所要時間:約6時間 予算:約300元(リニア代、地下鉄代、飲食代など)
在住者にとっても常に新しい街「田子坊」。
「上海にはもう何度も来たことがある」「昔住んでたから」という方や、ベタな観光地に興味のない方にオススメなのは地下鉄7、9号線沿線のスポットめぐり。地図がなくても歩ける方、上海を知り尽くしている方にも新鮮な街へご案内♪
<スケジュール>1、 空港からリニアで終点「龍陽路」駅へ(約10分)
2、 「龍陽路」駅から地下鉄2号線で「世紀大道」駅へ。9号線に乗換え「嘉善路」駅へ(約40分)
3、 路地裏スポット「嘉善老市」で路地裏歩き。お店を散策&お茶(約1時間)
4、 「嘉善老市」から「田子坊」まで歩いてみましょう(約25分)
5、 「田子坊」の変貌ぶりをチェック&のんびり散策(約40分)
6、 「田子坊」で食事。駅地下には「小楊生煎」もありますよ(約40分)
7、 「打浦橋」駅から地下鉄9号線で「世紀大道」駅へ。2号線に乗換え「龍陽路」駅へ。7号線に乗換え「花木路」駅へ(約35分)
8、 2012年4月オープンの「喜瑪拉雅中心(ヒマラヤセンター)」を見に行ってみる(約30分)
9、 「花木路」駅から地下鉄7号線で「龍陽路」駅へ(約5分)
10、 「龍陽路」駅からリニアで空港へ(約10分)
トランジット専用ツアーもあります!
初めての上海、しかも今回は乗り継ぎで一時立ち寄るだけという方は、いきなり単独市内観光は不安ですよね?そんな方のために上海ナビではトランジット専用の市内観光ツアーもご用意してますよ~。
空港出口から日本語ガイドがしっかり案内してくれるので安心です。また、観光ツアーなので時間配分は気にせず、もれなく上海観光をお楽しみいただけます。
もう一つ裏技として、リニアの龍陽路駅をツアーの発着駅として指定していただければ、「車&ガイドチャーター」ツアーを利用して、もっとお得に市内観光を楽しむこともできます~。
一泊必要という方に
浦東国際空港近くのナビオススメホテルはこちら。安さにこだわるなら「大衆空港賓館」がオススメです。ロビーにはマッサージルームがあるので、空き時間にマッサージだけ利用するという手も。「ラマダ浦東エアポート上海ホテル」は、ロビーラウンジですべてWi-Fiが無料。中華料理店も入っているので、「泊まらないけど本場のホテル中華を円卓で食べたい」というときにも使えます。
いかがでしたか? 乗り継ぎの待ち時間がちょっぴり楽しみになったのではないでしょうか。「この駅の近くにこんなオススメ店があった!」「ほかにも◯時間内でこんなところに行けた!」など、皆さんの上海経由乗り継ぎ体験談もぜひ教えてくださいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。
他のエリアもトランジット(乗り継ぎ)できますよ~。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-04-12