「龍年」の上海はどんな年? 祝日、流行、まもなくオープンのスポットをチェックしよう!
こんにちは、上海ナビです。
2012年の旅の予定はもう立てましたか? 上海は今年も新しいスポット、ショッピングモール、複合施設などがどんどん登場しそうな予感。日々変化中の上海の街をぜひ見にきてください。また、チャーター船や格安航空の就航で、九州、沖縄と上海がぐっと近づきそうです。これから旅の予定を立てるという方は、まずは2012年の中国の祝日チェックを。今年はなんと、中秋節がないんです。なぜ? では、早速2012年の上海をご紹介していきましょう。
カレンダー編
2012年の上海の祝祭日です。毎年変わるのでご注意を。祝日の前後は土日でも出勤、登校になることがあるため、ビジネスで上海を訪れる方、上海で働いている人や学生さんに会いに行くという方は事前にチェックを。また、連休中は中国国内の移動、中国から国外への移動が困難になります。
<春節(旧正月)>連休:1月22日(日)〜28日(土)
※22日は大晦日、23日が春節です。29日(日)は出勤日となります。
<清明節>連休:4月2日(月)〜4日(水)
<労働節>連休:4月29日(日)〜5月1日(火)
<端午節>連休:6月22日(金)〜24日(日)
<中秋・国慶節>連休:9月30日(日)〜10月7日(日)
※2012年は中秋節と国慶節が暦の関係で重なるため、連休が合併します。中秋節分の連休が減るということになります。
2012年の注目イベント
今年は昨年の「世界水泳」のような国際的な大型イベントは予定されていません(2011年12月現在)。毎年恒例のイベントとしては、6月に上海映画祭、11月に上海旅行フェスティバル、12月に東レ国際マラソンが開催されます(日程は未定)。
今年上海に行くならココをチェック!
上海美術館万博会場の「中国館」が美術館「中華芸術宮」としてリニューアルオープンする2012年。その陰で、ひっそりと「上海美術館」が閉館します。租界時代に建てられた歴史建築のなかでゆったり絵画鑑賞が楽しめるのもあとわずか。入場料は無料です。2年に1度の上海ビエンナーレを4回(8年!)も見に行ったナビとしては、ちょっと寂しい気が・・・。
新天地
お馴染みの上海を代表する観光地。が、2011年終盤ごろからまたまた新しいお店やスポットが増え始めています。ナビの注目は、ロビーや外観のデザインからびっくりで思わずため息のハイエンドホテル「ANdAZ(アンダーズ)」。入り口カフェは待ち合わせに使えます。新天地西側の淡水路にも、小さなかわいいお店がぽつぽつでき始めていますよ。
ロビーだけでも見学したい「アンダーズ」。
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「ZEN lifestore」の2階にオープンした隠れ家カフェ「NU」。
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蘇州の新スポット
上海に負けじとどんどん新しい観光地が登場している蘇州。ナビのイチオシは、古い運河沿いにカフェやゲストハウスが点在するお散歩ストリート「平江路」と、金鶏湖の湖畔にできた「月光碼頭」です。「ベタな観光地には興味がない」「蘇州で2〜3日のんびり過ごすつもり」という方はぜひ行ってみて。
もうすぐオープンの注目スポット
この建物が変わります。
光一百貨オープン時期:3月
中山公園エリアに上海最大の日系デパートが登場。日本のアパレルブランドが勢揃いするほか、地下には「九丁目美食街」という日本料理や日本のファストフードを網羅したグルメストリートが完成する予定です。中国に日本を売り込みたいと考えているビジネスマンなら、もうチェック済みですよね。このオープンとともに「中山公園エリア」も大きく変わりそうです。
現在の外観はこんな感じ。
上海環貿広場オープン時期:春(?)
昨年オープンとされていた淮海中路の大型デパート。最近やっと外観が見え始めてきました。淮海中路に東側にはブランドショップが多数登場し、西側にはこのデパートがオープン。2012年はこのストリートの歩き方も変わってきそうな気がします。
地下はもうオープンしています。
Reelオープン時期:春(?)
こちらも昨年オープンと言われていた南京西路のデパート。地下のフードコートはすでにオープンしていて、いつ行っても混み合っています。この周辺にも工事中のビルがいっぱい。静安寺シャングリラホテルのオープンも待たれています。
TKTとM-TOWNと・・・
オープン時期:春(?)
リノベーションスポット、複合施設も増加中。すでにオープンしているお店もあり、もう少しにぎやかになって知られるのを待っているのがTKTとM-TOWN。建国中路にも、リノベーションスポットができそうな工事中エリアがあります。
田子坊の隣りにできたTKT。
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MーTOWN。まだ店舗が入っていません。
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浅水湾
オープン時期:初夏(?)
開発が進められている普陀区に、東京の街をイメージしたプチタウンができるそう。二子玉川や田園調布が上海に!? ライブハウス、コンサートホールのほか、日本のチェーン店が勢揃いする予定。どんな街になるのか、ナビもまだ想像できません。
<閉店しました>
え!? あのお店が閉店? と、ナビもびっくりしてしまうような人気店がいくつか閉店しています。お出かけの際はご注意下さい。
2012年の流行とキーワード
龍宝宝2012年は辰年。龍は中国の、そして中国人のシンボルです。辰年に生まれた赤ちゃんは「龍宝宝(ロンバオバオ)」と呼ばれ、特別縁起がいいのだそう。ここ数年の間に結婚した中国人カップルは、2012年の間に赤ちゃんを生みたいと考えている人が多いのだそう。今から2012年生まれの新社会人の就職難を心配する声もあったりするんですよ。
国内サッカー
サッカーファンなら今年は中国がちょっと気になるのでは? 2012年より、上海のお隣の街・杭州のチーム「杭州緑城」の監督に元日本代表監督の岡田武史氏が就任しました。上海のチーム「上海申花」は、これに対抗すべく元フランス代表で、以前稲本潤一選手が所属していたフラムFCの元監督、ジャン・ティガナ氏と契約を結んでいます。今年は上海でサッカー観戦、してみませんか?
上海からの船旅、まずは黄浦江から長江を目指します。
船旅2012年、上海—沖縄、上海—長崎、上海宝山-神戸と、日本の主要観光都市と上海を結ぶ船が本格的に運行を始めます。「中国人旅行者を日本に呼びたい」という日本側の要望で実現したようですが、私たち日本人にとっても利用価値はあるはず。ナビも個人的に上海から船で沖縄へ行く計画、すでに立て始めています。料金が安いのも魅力♪
日本2012年も日本のフランチャイズチェーンやアパレルブランドが上海に大挙してやってきそうな気がします。オープン時にお店へ行ってみると、日本の有名人からの花束がずらりと並んでいることも。格安航空会社・春秋航空は、茨城、高松に続き2012年は佐賀にも就航する予定です。上海人にとって、日本はますます身近な国になりそうです。
中国館は美術館になります。
箱モノ増加上海には立派なコンサートホールやスタジアムがたくさんあるのですが、今後まだまだ増えていくようです。2011年は地下型劇場「上海文化広場」がオープン。ダンスやバレエを専門とした劇場「虹橋国際ダンスセンター」は2012年に着工予定。万博会場の永久建築物「中国館」は、「中華芸術宮」という美術館に生まれ変わる予定です。
特設観戦会場を設けるバーも。
ロンドンオリンピック2008年の北京オリンピックからあっという間に4年が経ってしまいました。オリンピックを経験したばかりの中国。ロンドン五輪への注目度も非常に高いようです。上海の庶民レベルでは、恒例の「深夜のバーでサッカー観戦」が盛り上がりそう。世界各国のサポーターと応援が楽しめますよ。中国は、自国以外の試合でもすっごく盛り上がるんです。
いかがでしたか? 上海の観光情報や地図は、数年もするとすぐ使えなくなってしまうほど。2012年も上海は変化の年になりそうです。上海ナビでは、今年もいちばん新しい情報をお伝えしていきたいと思います。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-01-12