ファストフード、グルメレストランから花、おむつまで!! デリバリー天国・上海の宅配徹底活用術!
こんにちは、上海ナビです。「おなかがすいた、でも外に出たくない」「レストランに行く時間はないけど、美味しいものが食べたい」「グルメな食べ物、冷えた飲み物、誰か持ってきてくれないかな・・・」。そんな妄想、誰もが抱くものですよね。実は上海は、ほとんどの確率で何でもケータリングしてくれる、「デリバリー天国」なのです。今日は上海デリバリー活用法を一気にご紹介したいと思います!
◆上海のデリバリー事情◆
こんなローカル店でも配達してくれます。
デリバリーの代名詞は、ピザなどのファストフード系ですよね。ここ上海では、マクドナルドやKFCなどのファストフードはもちろん、外資系高級レストラン、牛肉ラーメンなどのローカル食堂、日系お弁当専門店、タピオカミルクなどのドリンクスタンドなどのフード系だけでなく、飲料水、オフィス用品、赤ちゃんグッズ、オーガニック野菜、生花など、思いつくものはたいてい何でも届けてくれちゃいます。なんと、扱っている商品をすべて宅配できるスーパーまで存在しちゃうんです!
あらゆるものがデリバリーできるので、チラシだけでも多種多様。
しかも、検索や注文がオール日本語対応のショップが多いのが、日本人在住者の多い上海の特徴。日本でもおなじみのレストラン検索サイト・
ぐるなびは、宅配・出前サービスを2008年にオープン。上海初の、オール日本語でレストラン検索から注文までできる、日本人に優しいサービスです。
増田貿易は、浙江省森林保護区内の地下130mから採水され、名古屋日本食品分析センターで日本基準に認定された軟水ミネラルウォーター(18.5ℓ 30元)やお米などを届けてくれます。海産物の
イエローストーンでは、日本産さんま(5尾35元)やノルウェー産さけ(5切れ50元)など、日本・アラスカ・ノルウェー等の海鮮を、ひとつから無料配送。興味のある方は検索してみて下さい。
ネットで当日配達が可能なスーパー「しんせん館」。
そのほか、ヨーグルトの
Bebemamieは、フランス産ヨーグルト菌とオーストラリア産牛乳を使用したヨーグルトが人気。上海在住のフランス人職人が作る無添加・無糖ヨーグルト(一瓶10元)や自家製ジャムなどを週に一回デリバリーしてくれます。そして日本人向けスーパー
「しんせん館」は、生鮮食品から生活用品まで幅広い商品数を取り扱っており、お昼12時までの注文なら当日配送が可能なんですよ。出かけなくても美味しいものが食べられるケータリングは便利だし、飲料水やお米など重くてかさばるものを家まで持ってきてもらえたら、本当に楽ですよね!
◎英語&中国語サイト、フリーペーパーを駆使すればもっとお得!もちろん、中国語や英語ができれば、デリバリーの幅はさらに広がります。お洒落な中華、イタリアン、タイ、和食など上海市内のグルメなレストランと提携し、各店の料理をデリバリーしてくれる
「SHERPA’S」は、配達は自社スタッフが行い、注文から45分以内に届くことがモットーです。
中国のサイト
「愛嬰室」でおむつや粉ミルクなどの赤ちゃんグッズをオーダーしている日本人ママによると、ここが市内のどんなスーパーよりも安いとか。また、ローカル系のレストランはたいていどこも宅配してくれるので、一回メニューをもらっておくと外出フリーのグルメライフが送れます!
◆気になる注文方法は?◆
まずはチラシやサイトで電話番号や注文方法をゲット。
少し前まではデリバリー注文は電話が主でしたが、最近はネット注文が急速に広がってきています。大手の場合、初めて注文する際に名前・住所・電話番号を登録すれば、2回目以降は入力フリーなショップ・レストランがほとんどです。
こんなふうに届きます。
商品がどのように届けられるかも気になるポイントですよね。お料理の場合は、外資系もローカル系も、結構立派なタッパーに入れて届けてくれます。このタッパーは返さなくていいので、デリバリーフリークなナビの家はタッパーだらけになっています。
開ければすぐ食べられる!
スプーンやフォーク、割り箸、紙ナプキンなどのカトラリーや調味料なども、無料でつけてくれるレストランがほとんど。クオリティがそのままレストランの格に反映しているのが面白いところです。ただ最近はSHERPA’Sのように、「環境保護のため、カトラリーが必要ない方は注文時にお申し出ください」というショップも。商品宅配の場合、小さいものならビニール袋に、大型のものなら段ボールに入れて配達されるところが多いようです。生鮮食品を扱うお店では、保冷剤を入れて配送中の鮮度に気を配ることもあります。
配送料金はまちまちで、例えばマクドナルドは7元、KFCは6元。ローカル食堂で3元程度が主流のようです。ショップ系では「○○元以上購入で配送料無料」などのポリシーが多いようです。
◆実際に注文してみた!◆
メニューです。
☆マクドナルド編☆ まずは、24時間デリバリーOKのマクドナルドから。フライドポテトやペットボトル以外の炭酸ドリンク、アイスクリームなどを配送しないポリシーのKFCと違って、マクドナルドはショップで扱うほとんどのメニューがデリバリー可能です。フリーダイヤル4008-517-517に電話をかけ、音声メッセージで中国語か英語を選ぶと、「いらっしゃいませナビ様」とのオペレーターの声。一回登録した電話番号からかけると、住所と電話番号が省略できるナイスなシステムです。ビッグマックセット(24元)と、オペレーターにすすめられた新メニューのオレオアイスクリーム(9元)を注文♪
来た♪
30分以内に届くとのことでしたが、注文後なんと12分で到着!!!ハンバーガーやフライドポテトは熱々、コーラは冷え冷え、アイスも溶けてなくてGOODでした~。手軽さ、クイックさというファストフードの魅力が、デリバリーにも生かされてますね。ちなみに配送料金は7元です。
冊子は外資系レストランやスーパーで手に入ります。
☆「SHERPA’S」編☆次は、上海を含む4都市・182軒のレストランと提携してデリバリーサービスを展開している「SHERPA’S」にオーダー! いつもはカタログメニューを見て電話しているナビですが、今回はインターネット注文にチャレンジしてみることにしました。ちなみにインターネット・電話とも、中国語と英語のバイリンガル対応です。
www.sherpa.com.cnを開き、住所や電話番号を登録すると、45分以内にデリバリー可能なレストランの名前と種類がずらっと出てきます。45分県内の場合、配送料金は15元。その他、食べたいもののカテゴリー(ステーキとかタイ料理とか)での検索もOKで、デリバリーに50分以上かかるレストランも5分刻みでリストが用意されています。配送料金はデリバリー時間ごとに上がっていく仕組みです。
あまりにもサクサクとネット注文できてしまったので、ちょっと不安になって確認の電話を入れてみることにしました。6209-6209に電話をしたら、なんと「ナビ様!○○レストランでピザを一枚、ご注文を承っております!」とのオペレーターの声。さすが~。その後商品は時間通り、45分で到着。デリバリーに対応していないレストランのお料理も届けてくれる「SHERPA’S」、対応もプロフェッショナルで、ますますファンになりました!
☆日系お弁当 花蝶編☆最後は日本語バッチリ対応の、日系居酒屋「花蝶」。デリバリーメニューは鮭いくら丼弁当(45元)、銀鱈照り焼き弁当(50元)、ミックスお好み焼き弁当(35元)など50種類以上あり、完全和食なセレクションです。6875-6169に電話をすると、「毎度ありがとうございます、花蝶でございます」と流暢な日本語が!注文の最後まで日本語オンリーでOKでした。配送時間は通常45分くらいだそうですが、今日は25分で到着。
日本語オンリーでこんなお弁当がデリバリーできます!
和風ステーキ弁当を頼んだところ、付け合わせもポテトサラダ、竜田揚、おしんこなど日本のお弁当そのものです。ミネラルウォーターと味噌汁のもとがついて40元。配送料は無料です。異国にいながらにして、最初から最後まで日本語のみでことが進むのが、何よりありがたいですよね!
いかがでしたか? 上海生活にしっかり根付いているデリバリー文化、感じていただけたでしょうか。もともとおうち好きのナビですが、電話やネットで何でも届けてくれる上海デリバリーの便利さに、出不精レベルが急速パワーアップ中です!
以上、上海ナビがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-08-23