こんにちは、上海ナビです。
一口に上海と言っても、国際都市、レトロモダン、伝統文化、ビジネスなど、人によってさまざまなイメージが湧くはず。でも、どんなイメージを抱くにせよ、古さと新しさが混在した街並、値段の差の激しさ、流行のサイクルの速さ、お店のオープン、クローズ、移転の速さに、「つかみどころがない街」と考える方が多いようです。しかも今年は地下鉄が一気に11号線まで開通。万博の開幕によって、街の変化も加速状態なのです。そこで今回は、「一体何から、どこから見たら良いかわからない」という上海ビギナーのために、これだけは押さえたい基本スポットをご紹介したいと思います。
観光編 これだけは押さえたい その1 外灘
上海を訪れたことのある方なら一度は必ず訪れる場所。1930年代のイギリス租界時代のビル群と、テレビ塔、上海ヒルズなどの近代的ビル群を、黄浦江を挟んで同時に見渡すことができるウォーターフロントです。今年の4月にリニューアルした歩道と道路は散策のしやすさも倍増。外灘3号、5号、18号などにはレストランやバー、ギャラリーが入っていて、観光客だけでなく在住者にも人気のスポットです。
観光編 これだけは押さえたい その2 豫園
「モダンばかりではなく、中国チックな場所に行きたい」という方はこちらへ。昔ながらの庭園と建築物、商店が集まる豫園エリアは、シノワズリ雑貨などのおみやげが格安で手に入ることはもちろん、中国茶、小籠包など上海の定番も味わうことができます。外国からの観光客だけでなく、中国の地方からの観光客にも大人気の上海を代表する観光地。東京の浅草の雰囲気が好きな方ならたまらないはず。
レストラン編 これだけは押さえたい その1 小籠包
上海名物と言えばなんと言っても小籠包。薄い皮の中に蟹味噌と豚ひき肉の餡、そこから出たスープがぎゅっと詰まっています。黒酢とショウガの千切りで熱々をほおばりましょう。有名なお店は何と言っても豫園の「南翔饅頭店」ですが、市内の各レストランでも自慢の小籠包を出しています。時間に余裕があれば、発祥の地・南翔へ食べにいってみるのもいいかも。
レストラン編 これだけは押さえたい その2 上海蟹
シーズンは秋、9月から11月です。その他に「六月黄」と呼ばれる早熟な蟹が初夏に出回ります。でも、やっぱりいちばんおいしいのは秋の蟹。丸ごと蒸したものから、蟹味噌、足だけをアレンジした蟹料理まで、お店によってさまざまなメニューを用意しています。いちばんのオススメは、上海人で混み合っている庶民派レストランで丸ごと蒸したものをオーダーすること。安くて新鮮な上海蟹が味わえますよ。
レストラン編 これだけは押さえたい その3 上海料理
甘辛い醤油味が特徴の上海料理は、辛すぎず大味すぎず日本人好みだと言われています。「紅焼肉(豚の角煮)」や田ウナギ料理、川魚の蒸し料理、干し豆腐の細切り炒め、川エビの醤油炒めなどが定番。地元の料理に誇りを持っている上海人たち。オススメを聞けば喜んでいろいろ解説してくれるはずです。
ビューティー編 これだけは押さえたい その1 マッサージ
上海の魅力はなんといっても「安いマッサージ」。一時間たっぷり全身をほぐしてもらえて、日本円で1000〜2000円ほど。スーツケースやショルダーバッグの持ち運びで疲れた体、街歩きでパンパンになった足を即効でリセットすることができます。海外でのマッサージというとちょっぴり不安な部分もありますが、上海ナビでは日本人のリピーターも多い安心店をご紹介しています。
ビューティー編 これだけは押さえたい その2 スパ/エステ
外資系の高級エステから漢方を取り入れた効き目重視エステまで、上海には目的に応じたさまざまなエステ、スパがあります。観光やショッピングよりも、のんびり一日スパで過ごすなんていうのも上海の旅の形ならでは。日本では手に入りにくいアロマオイルやパックで、丁寧に施術してくれます。女子同士はもちろん、カップルや夫婦で利用できるお店もあるので、一日くらい自分のためだけに時間を使ってみてはいかがでしょう。
ショッピング編 これだけは押さえたい その1 中国茶
喜ばれる中国みやげNo.1と言えばやっぱり中国茶。専門の茶葉市場では、中国各地のあらゆる中国茶を試飲することができます。50gほどの少量から購入できるので、いろいろ試せますよね。
ショッピング編 オススメ記事
市場、デパート、スーパーなど、個々の感性でさまざまなものが発掘できる上海の街。ファッション、アクセサリー、チープな雑貨、ラグジュアリーなカシミア製品、手作りグッズ、ブランド品など、目的に応じてお店を選んでみて下さい。
交通編
上海の主な交通手段は地下鉄とタクシー。地下鉄は現在11号線まで開通しており、市中心から郊外まで、幅広くカバーしているのでどこに行くにも便利です。また、タクシーも便利で安いので在住者でも普通に足として使っているんですよ。バスは路線、降りるタイミングなど分かりにくい部分が多いのでビギナーには不向きかも。その他、空港からはリニアモーターカーが、蘇州や杭州への郊外へは動車(新幹線)が便利です。
いかがでしたか? これだけ回れば「曖昧だった上海」の輪郭がはっきりしてくるはず。ご紹介したエリアやお店の周りには、歩いていけるスポットや見どころもたくさん点在しているので、ぜひ地図を片手にいろいろ開拓してみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。