初めての街・上海を歩こう! 主要観光地、ショッピング、グルメ網羅の目的別上海ウォーキングコース!
こんにちは、上海ナビです。
大都会、国際都市などと形容されることが多い上海。地下鉄の路線の長さも近々東京を超えるなんていうウワサもあって、とんでもなく大きい街を想像して来られる方もいるかもしれません。でも、主要観光地を地図上で結んでみると、「意外と歩いてまわれちゃいそう」なんて思ったことはありませんか? 今回ナビは、歩いてまわれる目的別コースをご紹介します。バスやタクシーもいいけれど、街に触れるには歩くのがいちばん。はき慣れたスニーカー持参で、上海ウォーキングに出かけましょう!
王道観光地めぐりコース(所要時間:1日)
<ルート>
人民広場-南京東路-外灘-新永安路-麗水路-豫園-方浜中路-西蔵南路-自忠路-新天地
上海を代表する観光地といえば南京東路、外灘、豫園、新天地。実はこの4ヵ所、歩いて行ける距離にあるんです。もちろんバスや地下鉄に乗る必要もなし。複雑な路地も少ないので、迷わず自分の足で観光地めぐりができちゃいます。
スタート地点は人民広場。上海博物館、上海美術館でお馴染み。上海の中心地です。
地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅5号出口から南京東路に入りましょう。あとはそのまま突きあたりまで東へ。歩行者天国の南京東路にはデパート、おみやげ屋さん、食料品店、漢方薬局、伝統工芸品の老舗などがずらり。ひやかしながらみていくと、1〜2時間経ってしまうかも。
南京東路の突きあたりが外灘。目の前に広がる浦東の陸家嘴の風景に圧倒されるはず。右折して外灘の歩道を南下して行きましょう。2010年4月にリニューアルしたばかりの外灘は、車道がせまくなって黄浦江側に渡りやすくなっています。お散歩にぴったり。
右手に新永安路が見えたら右折します。そのまま西へ進むと、中国ならではの風景が見えて来ました。豫園商城に到着です。小籠包屋さん「南翔饅頭店」に並ぶもよし、食べ歩きグルメを楽しむもよし、ランチは豫園エリアで食べるのがオススメ。その後は豫園の庭園内散策、おみやげ屋さんめぐり、食後の中国茶、スイーツなど、気ままに過ごしているとあっという間に3時間ほど経ってしまうはず。
午後3時頃豫園を出発。豫園商城の南側に走る方浜中路に出たら西へ進みます。そう、上海老街がある道ですね。ここでもついついおみやげ屋さんに引っかかってしまうかも。とりあえずそのまま河南南路を渡り、方浜中路をひたすら西へ進みます。さっきまでとうってかわり、庶民の日常が垣間みられるエリアに突入!
西蔵南路を渡り自忠路に入ると北側に東台路が。いわずと知れた骨董街です。壷やら古民具にまざってかわいいアクセサリーやおかしなデザインの茶器なども。
そのまま自忠路をさらに進むと、右手に新天地の入り口が見えます。ここが本日のゴール。夕食はそのまま新天地内の数あるレストランのなかからお店を選ぶのもいいし、ほかにお目当てのお店がある場合はバーで一杯食前酒を飲んでから移動するというのもいいかも。タクシーも常に捕まえやすい場所なので、ホテルに戻るのも便利です♪
とにかくショッピング三昧コース(所要時間:半日)
<ルート>
泰康路-建国中路-思南路-淮海中路-東湖路
中国茶、カワイイ雑貨、家族や友達への本命みやげ、職場へのバラまきみやげ、自分へのおみやげなど、半日ですべて買ってしまいたいという方に提案したいのがこのコース。全行程徒歩なので、買い込む方はカートのご用意を。
スタート地点は泰康路。すでにここで荷物がいっぱいになってしまうかも!? 中国雑貨、アクセサリー、アート作品、インテリアグッズ、アジアン雑貨など、あらゆるものが揃います。数人で行く場合は、待ち合わせ場所を決めてとりあえず散りましょう。
泰康路のメインストリート・田子坊を北へ抜けると建国中路に出ます。そこを右折、東へ進むと思南路に出るので左折、北へ進みます。思南路は昔ながらの大きな老房子が立ち並ぶ閑静なストリート。
そのまま北上すると左手に小さなギャラリー「D.ART」が。農民画はもちろん、ポストカード、ストラップなどの小さなおみやげも揃っています。オーナーさんは日本語OKなので、立ち話&長居でついでに休憩も。
そこから思南路をさらに北上すると淮海中路とのT字路が。地元上海人女子にとってのゴールデンショッピングゾーンがここ。向かって右手には「日本より安い! 日本にはないデザインもある!」と好評の「H&M」が! 向かいには渋谷、銀座などでもお馴染みの「ZARA」が! 左手には大型コスメショップ「SEPHORA」が! 自分へのごほうびはこちらでどうぞ。各店ともにメンズも扱っています。
淮海中路を西へ進むと、右手に「百盛(パークソン)」、左手に「巴黎春天(プランタン)」というデパートゾーンに入ります。パークソンの地下には、チープなお菓子系、調味料系が揃う大型スーパーや中国茶の専門店、漢方薬系が手に入る薬局も。必要なおみやげはすべて揃います。もちろんファッションアイテムや靴も充実。
ファッションアイテム
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中国茶
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ドラッグコスメや漢方が手に入る薬局
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大型スーパー
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そのまま淮海中路を西へ進み、東湖路を右折して100mほど進むと右手に「牛心」が。ここがこのコースのゴール。真のメイド・イン・シャンハイを扱うお店です。こちらは店員さんが日本人なので、いろいろ上海の情報も教えてくれるはず。周囲には中華はもちろん和食からスパニッシュまでさまざまなレストランがあるので、夕食のお店を探すのにも困らない場所ですよ。
食べ物屋さんめぐりコース(所要時間:3時間)
<コース>
淮海東路-雲南南路-延安東路-西蔵中路-来福士広場-南京西路-黄河路
「上海にこんなお店が!」「こんなに行列が!」「この店はなんで流行ってないの?」など、実際にはお店に入らなくても、知らない街のレストラン街めぐりって楽しいですよね。見て歩いているうちに、人気店の法則がわかるかも。上海の中心・人民広場エリアの新旧人気レストラン街を歩くコースです。
スタートは淮海東路と西蔵中路の交差点。淮海東路を東へ進むと、一本目の道が伝統ある美食街・雲南南路です。こちらの名物料理は、冷凍ではなく切り立て新鮮な生羊肉とドーナツ型の鍋でお馴染み・東北風火鍋、お店の前の魚売り場で魚を買って調理してもらう寧波風海鮮料理、そしてウイグル民族の経営する新疆料理店の3つです。夕方6時頃は特ににぎやか。
そのまま北上し、延安東路を左折して歩道橋を渡り西蔵中路を北へ。すると会社帰りの若者たちの待ち合わせスポット「来福士広場」に到着します。このショッピングモールの地下がすごい! スイーツ、中華、カフェなどがぎっしり入っていて、連日満員電車のような込み方なんです。オススメは、滅多に座れない大人気の雲南米線(雲南風スープ入りビーフン)と種類豊富な生ジューススタンド。今の若い子に人気の食べ物が一目瞭然! 実はナビ、まだこのフードコートでは食事をしたことないのです。席が空いてたことがないんですよ……。
「来福士広場」を出て西蔵中路を北上し、南京西路を左折するとデパート「新世界」の西側に昔ながらの美食街・黄河路の入り口が見えます。このコースのゴールはここ。こちらの名物(?)は何といっても派手派手ゴージャスなレストランの外装。一つのレストランがビルになっているところもあって、ベンツなどの高級車に乗ったお客さんが続々店内に吸い込まれて行きます。
そんな一角にあるのがお馴染みの「小楊生煎」黄河路店。買って食べながら帰るのもオススメです。
いかがでしたか? 実際に歩いてみると、頭の中に地図ができてその街がぐっと立体的に見えてきますよね。今回ナビが歩いたコースは、どれも迷いにくい簡単ウォーキングコースです。コース中にはナビも気づかなかった名店が隠れているかもしれません。ぜひ皆さんの視点で、上海の街歩きを楽しんでみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-07-01