スペシャルオリンピックの開会式を見てきました!

北京オリンピックの予行演習とも言われる、上海開催の「世界スペシャルオリンピック」開幕式を見てきました!

こんにちは、北京在住の美月です。いよいよ来年8月は待ちに待った北京オリンピックの開催。
中国各地ではオリンピックに向けて、いろいろなスポーツイベントが目白押しの今日この頃。

そんな中、先頭を切って10月2日、夜19:00から、上海体育場で第12回世界スペシャルオリンピックの開会式が行われました。

163の国と地域から1万人余りの知的障害を持つ選手が参加しての、アジアで初、先進国以外でも初めての開催となる今大会。
北京オリンピック同様のすばらしい開会式が予定されていると聞き、私もわざわざ上海まで飛んで開会式を見に行ってきました!
各国のユニフォームで、ぞくぞく会場へ入場する選手達。

『 I know I can . 你行、我也行!』

「僕、私も出来る!」をスローガンに知的障害を持つ選手が参加するスポーツの祭典、それがスペシャルオリンピック。 会場では、胡錦涛 国家主席が選手を励ましながら一緒に遊ぶ姿が大きなスクリーンに写され、人々の感動を誘いました。
中国人の選手団は1700人余り、日本も100人を超える選手団を送り込み、胡錦涛  国家主席、日本からは海部俊樹 元内閣総理大臣が見守る中、開会宣言がおこなわれました。
観客席はオリンピックカラーで「你好」の文字が!
ところで、テレビで見るオリンピックの開会式の客席はなぜ、あんなにカラフルなの?ってずっと思っていたのですが…。
これが正体!座席には笛、大きな扇子、太鼓、ハンカチーフ、望遠鏡のセットが用意されていて、「扇子上げて、笛吹いて~、太鼓叩いて~、ハンカチ振って、フラッシュライト振って~!」という合図にしたがい観客も演出に一役買うのでした。
これがかなりの演出効果をもたらし、会場はキラキラと光ったり、オリンピックの5色の色をかもし出したりしてとても綺麗。
中国の選手団の先頭を歩いているのは、中国が誇るバスケットプレーヤー姚明。
さて、選手入場がはじまりました。ギリシャの選手団が1番で入場。その後、アルファベット順に続々と各国の選手の入場がはじまりました。
どの選手も満面の笑みを浮かべ手を振り、観客席では両親たちがハンカチで目を押さえながら子供達の晴れの姿を見ているのが印象的でした。

その中でもやはり会場が割れんばかりの声援に包まれたのは、中国選手の入場。選手団の先頭を歩いているのは、あの中国が誇るプロバスケットボール選手、姚明(ヤオミン)。 ひえ~、さすがに大きい! 他の選手の約倍の身長! そして、大人数の選手を率いてのUSAチームの入場ではなんとターミネーター、いえいえ、カリフォルニア州知事 シュワルツェネッガーさんがにこやかに声援にこたえながら入場してきました。
中国を代表する有名人が次々に登場!
章子怡(チャンツィイー)、ジャッキーチェン、莫文蔚(カレンモク)、吴大維(デビッドウー)など中華スターをはじめ、外国からはQuincy Jones他、著名人が場を盛り上げます。遠すぎてうまく写真がとれませんでした。ごめんなさい!

さて、いよいよ聖火に火がともります。はるばるアテネから運ばれてきたトーチランの様子がスクリーンに映し出され、リング状の聖火台にランナーが火をつけると一気に高く燃え上がり歓声につつまれました。
開会式もクライマックスに近づくと、大きな打ち上げ花火が何度も打ち上げられ会場内がオリンピックカラーの5色の光で照らされると、観客の「うお~」という歓喜の声が響き渡り幕を閉じました。
北京オリンピックの開会式の入場券が手に入らなかった私ですが、このスペシャルオリンピックの開会式も、この豪華な演出をみるかぎり引けをとらないセレモニーになったのではないかと思い、満足、満足な夜でした。
次の日から開始される25種目の競技では、選手一人一人が精一杯競い合う姿が見られることでしょう。
その他情報
※第12回世界スペシャルオリンピックは2007年10月2日〜10月11日に開催され、すでに終了しました。

レポーター: 美月  出身地: 兵庫県 滞在歴: 大陸に来て数ヶ月 コメント: 台湾から引っ越してきたばかりの大陸超初心者です。同じ中国語でも台湾とでは発音、字が違い苦労していて今はまだヘレンケラー状態の私!でも明るくがんばりま〜す! シリーズ名: 美月のワクワク体験記 

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※第12回世界スペシャルオリンピックは2007年10月2日〜10月11日に開催され、すでに終了しました。

レポーター: 美月  出身地: 兵庫県 滞在歴: 大陸に来て数ヶ月 コメント: 台湾から引っ越してきたばかりの大陸超初心者です。同じ中国語でも台湾とでは発音、字が違い苦労していて今はまだヘレンケラー状態の私!でも明るくがんばりま〜す! シリーズ名: 美月のワクワク体験記 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-10-14

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