可愛く小分けにされた中国茶はお土産に最適!効能別に選べる “AYAKO style”のブレンドハーブティーも大人気。
こんにちは、上海ナビです。
今日ご紹介するのは、今上海で最も注目を浴びているスポット 「泰康路・田子坊」 にある、日本人オーナーが開いた中国茶・茶器のお店 「臻茶林」 です。
お店の名前は、中国語の発音だと 「Zhen Cha Lin ジェンチャーリン」 ですが、日本人の間では “ ゼンチャリン ” で定着している模様。あまり見覚えのない 「臻」 という字には、上品だとか質がよいなどという意味があり、“ 質のよい中国茶を安心してお買い求めいただけるように ” というオーナーさんの願いが 「臻茶林」 という店名にこめられているのだそう。
「泰康路・田子坊」 がまだ今のような “ アート/雑貨/カフェスポット ” に進化を遂げるずっと前から存在する臻茶林には、小分けして買いやすく&可愛らしくパッケージングされた中国茶と、ここでしか買えない貴重な茶器が揃っていて、お土産探しには最適なんですよ。それではさっそくお店へお邪魔してみましょう。
■ お店はコチラです
初めて 「田子坊」 を訪れる方に一番わかりやすいのは、「泰康路 × 思南路」 の交差点から一番近い “ 正門 ” 的なこの入り口。タクシーに乗って 「泰康路まで」 と伝えると、大体ここで下ろされます。その門をくぐって真っ直ぐ進み、「田子坊石庫門」 の看板の手前を左折します。
左折してから、7歩進んで右を見てください。そこが 「臻茶林」 です。オーナーさんお手製のキュートな看板を目印にするとわかりやすいかも。
素朴で温かみの感じられるお店の中には、可愛らしく小分けされたパッケージの中国茶や茶器がキチンと並んでいます。実はこちらは、最近拡張工事を済ませたばかりで、以前よりもだいぶ広くなりました。入口付近の粋なセンスが光るインテリアも含め、お店にあるもののほとんどがオーナー自らのデザインによるものだそう。
お店へ入ると、「どうぞ」 とスタッフさんが日替わりのお茶をすすめてくれます。この一杯が、田子坊巡りを楽しんだ後の喉の渇きをいやしてくれたりするんです。遠慮なくいただいちゃいましょう。
臻茶林には、緑茶 (龍井)、ウーロン茶 (鉄観音・岩茶)、プーアル茶、中国紅茶、工芸花茶など約20種類の茶葉が取り揃えられています。これらはすべてオーナー自らが厳選した “ おいしくて質のよい茶葉 ” ばかりなんだそう。それでは、順番にご紹介!
~ 人気No.1、工芸花茶! ~
たくさんある茶葉の中で、お土産用にダントツの人気を誇っているのが、お湯を注ぐとふわ~っと花が開く 「工芸花茶」 だそうです。ガラスの瓶に入っているので、つぼみの状態でも十分可愛らしい姿が見えますね。
~ 缶入り茶葉シリーズ ~
◎ 水蜜桃紅茶/Peach Black Tea 50元(50g)、25元(25g)
◎ 椰子紅茶/Coconut Black Tea 50元(50g)、25元(25g)
◎ 茘枝紅茶/Litchi Black Tea 50元(50g)、25元(25g)
缶入り茶葉の中では、特に人気なのがこのフルーツフレーバーの紅茶たち。甘くて優しい香りがそこはかとなく漂い、乙女のティータイムを素敵に盛り上げてくれそう。
◎ 雲南滇紅/YunNan Black Tea 55元 (大)、小30元 (小)
◎ 東方美人 90元 (60g)
日本人好みのフルーティーな香りにほのかな甘みを感じる雲南紅茶や、一口飲めばうっとりしてしまう味わいの東方美人が入っている缶も、思わず容器買いしてしまいたくなるほどの可愛さですが、中身もちゃんと味わってくださいね!
~ 箱入り茶葉シリーズ ~
様々な種類の箱入り茶葉は、どれもオーナーが太鼓判を押す “ おいし~いお茶 ” ばかりなのだそう。
こちらの箱入りシリーズの中で、1番の人気商品が 「人参烏龍茶 35元」。その名前と、プチお灸みたいな姿からは想像できないですが、飲めばノドから口全体に甘さが広がるんです。その余韻は舌にずっと残り、これにハマってしまう日本人も多いんですよ。
~ プチサイズ&お手頃シリーズ ~
店内の中心にあるテーブルの上は、訪れたお客さんが必ず 「カワイイー」 とつぶやいてしまうという物が揃ったコーナー。ざっと見ていきましょう。
◎ Flower Jasmine Tea+Purse 15元 (個)
辮髪 (べんぱつ) の子供達がへばりついているデザインの小銭ケースの中には、なんとハート型の工芸花茶が! バラまき系のお土産にもピッタリですね。
◎ Flower Jasmine Tea 10元 (個)
シンプルに工芸花茶だけが欲しいの!という方はこちらをどうぞ。ハート型と通常の丸型つぼみがあるので、お好きな方をセレクトしてくださいね。
2003年のプーアル小沱茶は2元 (個)、陳年プーアル茶は5元 (個)。1煎分なので手軽に使えるのが嬉しいし、お茶初心者の人がちょっと試してみるのにもちょうどいいですよね。
■ 唯一無二の作品、此処にあり。
古来より陶磁器の生産地として有名な 「景徳鎮 (江西省東北部)」。皆さんも一度は耳にしたことがあるのでは? その景徳鎮で活動する新進作家 「于剣」 氏の “ この世に一つしかない作品 ” がコチラに。今までに見たことも無いような斬新なデザインなのに、作品一つ一つに中国の歴史や文化が刻み込まれています。出会った時が買い時ですよ。
◎ 戯曲杯/Opera Cup 175元(個)
◎ 小圓托/ソーサー 100元
中国戯曲の絵が描かれたなんとも味のある湯のみは、両手ですっぽり包みたくなるようなデザイン。木箱 (20元) に入れて、贈り物にしてもよいかも。
◎ 粉色雲杯 260元~ (個)
◎ 蝴蝶杯 290元 (個)
一方は雲が、一方はちょうちょが浮き出て見える立体的な作りの湯のみ。柄も大きさも全く同じものは一つとて無いだなんて、コレクションしたくなってしまいますね。
◎ 托杯 290元 (個)
湯飲みと茶托が一体化された一品。上品な淡い色合いもため息ものです。
◎ 青花釉里紅窯変盤 3600元
◎ 紅/青色窯変杯 290元
こんな趣のある茶器で飲むお茶は一体どんな味がするのでしょうね。使わずに飾っておきたくなっちゃいます。
◎ 茶壷 280元~
于剣氏の作品ではありませんが、江蘇省宜興市で生産された “ 最高の茶具 ” と名高い宜興紫砂の急須も各種ありますよ。
~味のある茶器はまだまだ沢山~
古来より陶磁器の生産地として有名な 「景徳鎮 (江西省東北部)」。皆さんも一度は耳にしたことがあるのでは? その景徳鎮で活動する新進作家 「于剣」 氏の “ この世に一つしかない作品 ” がコチラに。今までに見たことも無いような斬新なデザインなのに、作品一つ一つに中国の歴史や文化が刻み込まれています。出会った時が買い時ですよ。
◎ 梅子青情趣套組 280元
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◎ 牡丹套組380元
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■ AYAKO styleはこちらです
L字型になっているお店の奥へ足を踏み入れると、そこにはオリジナルハーブティーが揃う 「AYAKO style」 があります。AYAKO styleは、“ 泰康路210弄 ” に面しているので、直接こちらの入口 (先ほど登場した “ 田子坊石庫門 ”
~AYAKO styleとは~
日本人の管理栄養士・薬膳師のAYAKOさんが、“ 見てきれい、飲んでおいしい、体にいい ” というコンセプトのもと、お茶よりも効能的に、漢方薬よりもおいしく手軽にいただけるハーブティーをブレンド開発されています。以前は、田子坊の別の場所にお店があったのですが、臻茶林拡張に伴い、8月にこの場所に移転してきました。AYAKO styleは今年の1月に登場したばかりだというのに、もうすでにAYAKO styleハーブティーのファンがたくさんいるんですよ。
「ハーブティーと言うと、飲みにくいだとか女性が飲むものというイメージがあるかもしれないですけど、美味しいから飲んでみて!」 と語ってくれた
AYAKO さん。彼女とお話がしたいがためにお店に通っている人も少なくないんじゃないかな?と思わせるような気さくなお人柄です。今後、新商品もどんどん発信していくそうなので、ファンならずとも AYAKO さんのブログ をチェックしてみてくださいね。
☆ AYAKO SPECIAL 40元 (10包入り)
ダントツの人気を誇るのがこちら。冷え性、生理不順、胃腸炎、クーラー病、ノドの不快感、イライラなどに。レモングラスベースのさっぱりしつつもやさしい味わいが特徴。
☆ AYAKO RELAX 40元 (10包入り)
二日酔い、ノドの不快感、ストレス緩和などに。北海道から取り寄せているラベンダーが香る、男性にも人気のハーブティーです。
その他にも、口臭対策、メタボ対策、疲れ目、高血圧、便秘、貧血対策など、悩み多き現代人の救世主的存在のブレンドハーブティーが揃っています。こちらのハーブティーは10包入り1パックで一律40元。ちなみに1包でティーポット3煎目くらいまでは香りよく飲めるそうですよ。美味しくて体に良くてかわいくて良心価格、4拍子も揃っている大人気のハーブティーを、みなさんも是非おためしあれ。
■ おいしいお茶は、素敵な茶器で。
見た目も美しいAYAKO styleのハーブティーは、ぜひともガラスのティーセットでいただきたいですね。AYAKO styleコーナーの向かいある棚にガラス製品が揃っていますよ。
◎ Glass Tea Pot 96元
◎ Keep Hot 100元
カボチャ型のティーポットに二重ガラスの耐熱カップのセットは、日本人に特に人気なのだそう。ハート型がかわいいティーポットウォーマーは、ロウソクを下から灯せばいつまでも温かいお茶が飲めますよ。
◎ 手繪玻璃杯 60元
印象的な図柄と大胆な色使いが目を引くガラスコップも見つけちゃいました。
◎ ティーポット 50元
◎ ティーカップ&ソーサー 25元(個)
ソーサーごと重ねられるティーカップは収納に便利そうですね。その上、絵柄もカワイイ!
■ お茶を淹れていただきました
多くの中国茶屋さんがそうであるように、臻茶林でも無料でお茶の試飲ができます。気になるお茶があったら、試飲させてもらっちゃいましょう。ナビもいくつか飲ませていただきました!
◎ 茉莉龍珠 40元 (瓶)
コロコロと丸められた緑茶ベースのジャスミンティー。とにかく香りがよくさわやかな味わいが特徴。お湯を注いだ瞬間からいい香りがたちこめてきました。花が開くタイプの工芸花茶は見た目にはキレイですが、味と香りはこの茉莉龍珠にはかなわないそうで、お土産用には工芸花茶を、自分用には茉莉龍珠を買っていくお客さんが多いんですって。
◎ 水蜜桃紅茶/Peach Black Tea 50元 (50g)、25元 (25g)
お湯を注ぐ前でも、茶葉からしっかりとピーチの甘~い香りが。でも、スタッフさんいわく甘いのは香りだけで、紅茶本来の渋みは変わらないとのこと。確かに香りから想像するような甘みはありませんが、甘い香りマジックのせいか随分まろやかに感じました。
お茶を飲みながらご家族やお友達と中国旅行の思い出話で盛り上がるもよし、お一人でゆったりとリラックスタイムを過ごすもよし、そんなかけがえのない時間を楽しむためにも役立つ中国茶。
みなさんも、お土産用にご自宅用に、臻茶林とAYAKO styleでお気に入りの一服を探してみてくださいね。
ちなみに、オーナーさんは土日ならお店に出られていることが多いそうです。でも、英語OK・日本語もちょっとならOKのスタッフさんたちが、いつでも明るく 「ニイハオ!」 と迎えてくれるので心配いりませんよ。
以上、上海ナビがお伝えしました。
■ 周辺情報
「 田子坊 」
“アート/雑貨/カフェスポット”として進化し続ける、今注目の大人気スポット。