【販売停止】上海おばさんの中華料理の達人レッスン<点心班>【月・水・日曜開講】
カオルコの中国文化体験ツアー「小籠包」作り体験レポ
上海名物・小籠包をマイレシピに! 国際的な上海料理グルメ教室にナビレポーターが密着潜入!
こんにちは、上海ナビレポーターのカオルコです。
上海に来たら一度は食べたい、上海名物「小籠包」。あの独特のジューシーなスープ入り豚餡と、黒酢たれのマッチが絶妙で、文句なしに上海を代表するグルメ料理ですよね。日本に帰ってもまた食べたい、あの味を自宅で再現したい・・・と思う方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか? そんなあなたに朗報です! なんと、「小籠包」をはじめとする上海グルメ料理が習えるお料理教室があるのです。1レッスンだけの参加も大歓迎。先生はチャキチャキの上海人おばさん、そして生徒さんは世界各国から集まるという、とても国際的なお教室とか。カオルコの潜入詳細レポートをお届けします!
さて、今回カオルコが向かったのは、上海のど真ん中に位置する上海料理のお教室「Chinese Cooking Workshop」です。
I. お教室へ向かいます
「Chinese Cooking Workshop」に行くには、地下鉄2号線「南京西路」駅で下車します。4番出口で下車し、茂名北路を南に200m、3分ほど歩きます。威海路で右折し、100mほど歩き、威海路696号を探しましょう。
奥に進むと、「Chinese Cooking Workshop 中華料理教室」のボードを見つけました。階段で3階に上がります。
3階の一番手前右側が、「Chinese Cooking Workshop」のお教室になっています。お邪魔しま~す♪ 中に入ってみると、広~いスペースに大きなキッチンが、まさにお洒落な“ワークショップ”といった雰囲気! アシスタントさんたちがすでに作業を始めていました。小籠包の蒸し器が積み重ねられていたり、窓辺にハーブが栽培されていたり・・・興味深くお教室を見学。ちなみに窓から見えるのは伝統的な上海の“石庫門”建築です。大都会の真ん中に残る下町情緒になごみます!
II. 授業開始! インターナショナルな生徒たち
さあ、先生の登場で、早速レッスン開始です! 本日の参加者は8人。ノルウェー、韓国、フランス、シンガポール、そして日本ととっても国籍豊かなメンバーです。奥様友達同士やご夫婦で参加のカップル、もう何か月も通っているというリピーターから旅行者までいろんな方がいて、お料理という共通の興味を通じ、初対面なのにお話がはずみます。
授業はオール中国語。でも、A4サイズの日本語・中国語・英語併記のレシピをもらえるし、先生の手取り足取り・丁寧なデモ付きなので安心ですよ。時にはお料理専門用語を、先輩生徒(?)が訳してくれたりしながら、レッスンは終始なごやかに進んでいきます。
III. 「マンゴープリン」を作ろう
今日のメニューは、
1. マンゴープリン
2. 小籠包
のふたつ。
まずはデザートのマンゴープリン作りから始まりました。
材料はマンゴーやゼラチン、生クリームなど。アシスタントさんの手で、生徒さんたちの前に一人分の分量ずつ並べられていきます。もうすでに計量済み、カット済みでお手軽。
「デザートって簡単なのよ! すぐおうちでできるからぜひ試してみてね」と先生。確かに、ゼラチンをお湯にダマにならないようしっかり溶かす以外は、割とお手軽にスイスイ出来てしまいました。
「あら簡単ね~♪」と感想をもらす参加者たち。これで上海デザートレシピをひとつゲット!「マンゴーが大好きなので、旅行の日程を割いて参加したんだ」というノルウェーの旅行者男性も満足げでした。完成したプリンは早速冷蔵庫に運ばれて行き、固まるのを待ちます。出来上がったお料理は、お教室で試食してもOKだし、お持ち帰りも可能です。
IV. 真打ち登場!「小籠包」は一日にして成らず?!
さあお次は、本日のメインメニュー「小籠包」にかかります。
☆中力粉を水でこねる☆中力粉が計量されて一人分ずつ配られ、水を少しずつ加えながら練っていきます。「小籠包」を皮から作るなんて、なかなかない体験ですよね。
先生から、「光が出るまで力を入れてこねて! ムラがあると美味しくないから均等にね!」と声が飛びます。これが結構大変な作業で、マンゴープリンのときの余裕から一転、言葉少なに粉こねに没頭する生徒たち。
☆麺棒で薄くのばして皮を作る☆こねた粉を麺棒で棒状にのばし、上から下へ力を込めてちぎります。これもなかなか難関。12等分にちぎった粉は、麺棒で薄く延ばし、小籠包の皮を作ります。「皮が厚いと触感が悪いから、なるべく薄くのばしてね」と先生。慣れない作業にもマンツーマンで指導が入るから安心です。
☆豚餡を作る☆皮ができたところで、小籠包の中に詰める餡を作ります。この餡、“豚のひき肉、塩、砂糖、紹興酒、中国醤油、万能葱、生姜、胡麻油、豚の皮”と、なんと9種類の材料が入っているのです。特に豚の皮は、蒸した後に皮の中でスープになる重要なポイントとか。なるほど小籠包のあの味は、複雑なハーモニーから成り立っていたのですね!
これらの材料を粘るまでまぜます。香り付けの葱と胡麻油は最後に投入。いいにおいがあたりに立ち込めておなかがグーっとなります!
☆豚餡を包む☆最後の砦、肉餡包みです。まずは先生のデモを見学。魔法か?!といった素早さでささささーと小籠包を包む先生に、生徒たちから「おおー」と歓声が上がります。餃子を包む要領かと思うとちょっと違って、親指の使い方にコツがあるとか。肉がはみ出したり、逆に足りなかったりとなかなか上手くいきませんが、自分の包んだ小籠包は何となく愛着がありますよね♪
「一つ目は下手だったけど、進歩が速いわね!」と先生にほめられ、真剣にうれしそうな生徒さんもいました。
V. お待ちかねの試食タ~イム!
小籠包は10分ほどで蒸し上がります。湯気の上がるせいろの中の、ツヤツヤ小籠包に大感激! マンゴープリンもいい感じに固まって、さあ待ちに待った試食のお時間です!
マンゴープリンはマンゴーの味がしっかり効いて美味♪ そしてマイ小籠包もなかなかいけるではないですか! 黒酢につけてほうばりながら、しばし充実感に浸る生徒たち。
ところがしかし! 先生の小籠包を試食させていただいてびっくり。皮が薄くて邪魔にならず、中の豚餡が多いからかとてもジューシーなのです! 自分の包んだ小籠包とは段違いの美味しさ・・・。さすが上海伝統のグルメ・小籠包は、一朝一夕では攻略できないと実感しました。「Chinese Cooking Workshop」には、なんと小籠包レッスンだけで数回通う生徒もいるとかで納得! これはカオルコももう一回、リベンジに来なくっちゃ!
いかがでしたか? 「Chinese Cooking Workshop」では、小籠包をはじめ胡麻団子、エビ餃子、ココナツミルクなどの点心コースの他にも、前菜からメインディッシュまでの本格上海料理も教えています。プライベートレッスンや地元の野菜市場をまわるツアーなど多彩なコースが用意されているので、上海料理の達人を目指す方はぜひお問い合わせしてみてくださいね!
以上、ナビレポーターのカオルコがお伝えしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日 :2010-01-27
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