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オールド上海気分が残る旧フランス租界 「紹興路」 の歴史ある洋館で、ワンクラス上の上海料理をたっぷり召し上がれ!

こんにちは、上海ナビです。
旧フランス租界内でも少し文学的な香りの漂う 「紹興路」。上海の有名な新聞・雑誌社のオフィスが集まっていた当時の面影を残す通り沿いには、ちょっと目を引く白い洋館が建っています。皆さんご存知ですか?
実はこちら、「老洋房 花園飯店」という有名上海料理レストラン。 “老洋房(古い洋館)” という名の通り1936年築のこの洋館は、かつて上海マフィア三大ボスの1人と言われた杜月笙(1888~1951)の第四夫人が暮らした場所なんだそう!
2004年にオープンして以来、地元上海人だけでなく日本人にも人気と、その評判はお墨付き!ガーデン付きの歴史ある洋館でいただく上海料理だなんて、ちょっと期待大ですね。

~ドアの奥に迎える空間も期待を裏切りません!~

エントランスで人数を告げると、左手奥に広がるメインダイニングへと通されます。ダイニング手前のウェイティングスペースも、上品でクラシカルな雰囲気。
★こちらが1階メインダイニング
メインダイニングは三方を大きなウィンドーが囲み、緑のガーデングラスと自然光が心地いい!夜は天井高くに取り付けられたシャンデリアが光を演出します。
そんな一角にはしっかり神棚が。洋のインテリアにあっても自然と受け入れられるのは、ここが上海だから!むしろ、よりリアルに上海にいる実感が沸いたりして。
窓の外のガーデンテラスも気になる所。暖かい季節なら使えるのでしょうか?ガーデンで中華料理ってありそうでナイとも思いますが…。
1階には1テーブルだけこんな場所もあります。
1階には1テーブルだけこんな場所もあります。

1階には1テーブルだけこんな場所もあります。

★2、3階には個室が揃います
オールドな洋館風情タップリの階段を上がると、合計9つの個室が用意されています。
各部屋には、租界時代の上海で使われていた道路名が付けられています。現在と違い、昔の名称には 「環龍(Vallon)」 「霞飛(Joffre)」 「馬斯南(Massenet)」 など、英語からの音訳だと思われる中国語名がイッパイあるんですよ。
個室内部には、その個室名になっているストリートの昔の風景写真なども飾られています。なんだか今日は 「ガイドブックに載っていない上海」 を発見しちゃった気分!

~人気上海料理店のお料理はコチラ!~

「老洋房 花園飯店」 では、巷でよく見られる “家常菜 (家庭料理)” とは異なり、中流階級の生み出した“公館菜”を味わうことができます。この“公館菜”とは、ひと昔前まで上海のお金持ちが家庭で食べていた料理。炒め物が中心の家常菜に対して、こちらは手間ひま掛けて作られ、盛り付けまで考えられたものなんです。
評判のお店でよく見かけるのが、「SHANGHAI TATLER」 のアワード。こちらも2007年度上海ベストレストランに選ばれていますが、他にも多数の受賞暦があるレストランなんですよ。
さすが日本人にも人気のお店、メニューにもバッチリ日本語がついています。これなら中華料理でも安心してオーダーすることができますね。
では、本日お店の方に選んでいただいたオススメ料理をご紹介しましょう。

◆ 金牌佛跳墙 (当店自慢のぶっ飛びスープ!)、138元/1人分
高級食材を盛り込み10時間かけて煮込んだ「金牌佛跳墙」は、“佛跳墙=その美味しさに僧侶(本来美食は慎むべき立場よね!)も壁を飛び越えてやってきた” というネーミングの由来も面白い!
エッグ状のコロンとした器で登場するスープ、まずは蓋を開けると紹興酒のいい香りがフワっと広がります。一見小さい器ですが、中から具が出るわ出るわ!
アワビ、フカヒレ、干し貝柱、ナマコ、ツバメの巣、魚の唇、スッポン、ほら貝、キヌガサタケ…。 どうです、この具だくさん!しかも高級食材!アッサリしたスープには素材の風味もしっかり感じられます。

◆ 蟹粉薄脆 (小麦粉のパリパリ揚げカニ味噌ソース)、198元/1皿(約4人分)
カニ味噌、カニ膏(カニの白子)、カニ肉のこってりソースでいただく“小麦粉のパリパリ揚げ”。いや、このコッテリまったりに“パリパリ揚げ”の食感が華を添える一品と言うべきしょうか?!
それはどちらでもいいとして、濃厚で贅沢な口当たりです。
メニュー解説からは、“小麦粉のパリパリ揚げ(中国では「巧果」という名の揚げ菓子)”がこの料理の主役な様子。脇役がカニだなんて、かなり贅沢な「巧果」だなー(笑)!

◆魚翅撈飯 (フカヒレかけご飯)、88元/1人分
フカヒレ通な方ならファンも多い “フカヒレかけご飯” 。フカヒレはいわゆる紅焼(大)排翅(フカヒレの姿煮)と同じスタンダードな味付け。ここに直接ご飯を入れちゃいます!器が熱いので手が触れないよう気をつけてくださいね。
それでは、ご飯と一緒に召し上がれ♪ フカヒレは3分の1程のサイズで1人分にちょうどよい分量、ご飯とのコンビネーションも最適。ランチにも重くなくてオススメです。

◆上海肉麻球(肉ゴマ団子)、18元/1皿(3個)
お馴染み “ゴマ団子” ですが、こちらは中にアズキでなくお肉(!)が入ったゴマ団子。小籠包の中身に似たジューシーな肉団子が、柔らかいお餅でカプセルされています。外はサクッ、次にモチッ、そしてジュワーっと肉!三段階のオイシイが楽しめますよ。
どれもちょっぴりヒネリの効いた上海料理、いかがでしょう?一見、お高めですが、使われる食材を見ていただくとお分かりの通り、かなりお値打ちプライス!また、本日ご紹介したお料理が盛り込まれた1人380元(2種類あり)/580元のコースメニューなどもオススメですよ。
ここ数年の上海はガーデンウェディングが人気。ぜひこちらのレストランで!と憧れを持つ若い女性も多いそう。
そんなオールド上海ムードがステキな洋館、皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。

■ 周辺情報

せっかく「紹興路」まで足を伸ばすなら、旧フランス租界をいろいろ見て歩くと皆さんの知らない上海をたくさん発見できるかも!

フランス租界について紹介しつつ、この紹興路も書かれた“旧フランス租界を歩こう!「200元ポッキリ!市内お散歩観光Cコース」体験レポ”もチェック!

記事登録日:2008-01-14

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スポット登録日:2008-01-14

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女性 男性