【閉店】天福茗茶 淮海専売店

ティエンフゥミンチャー天福名茶 (淮海专卖店)

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中国で最も有名な中国茶チェーン!お土産選びが楽々なだけでなく、こちらでは人気の茶芸教室も開講中です。

こんにちは、上海ナビです。
上海土産で間違いなく筆頭に上がる中国茶ですが、さすが本場となると市内各所たくさんの中国茶葉店があるので、上海ビギナー&お茶ビギナーならどこで買えばよいのか迷って当然。

そんな方でも気軽に入れ、お土産探しにも困らないお店として便利なのが、日本人の間でも超★有名な 「天福茗茶」 です。
「天福茗茶」 ではお手頃サイズ&価格帯の茶葉から贈答品にもOKの高級茶葉、さらに今までの中国菓子に対する価値観をちょっと変えてくれるような美味しい茶菓子が手に入ることから、日本人旅行客にも人気の高いお店の1つ。お土産リクエストに 「天福茗茶の○○」 とお店指定されることも少なくないんですよ。

上海市内に35店舗 (中国全体では約700店舗!)もあるマンモスチェーンですが、今回は中国茶葉の販売だけでなく茶芸教室も開いている 淮海専売店 をご紹介します。

~ロケーション抜群、店内も広々!~

地下鉄1号線 「陜西南路」 2号口から徒歩わずか、淮海中路沿いにあるお店は駅から近くて見つけやすいロケーション。店内も広いので、商品をゆっくり選ぶことができます。
商品の陳列だけでなく、ご覧のように試飲のできるスペースも。購入前に試飲したい場合はお店の方にお願いしてみましょう。

~代表茶葉から「天福茗茶」ならでは商品まで~

店内の中央カウンターには、お土産にうってつけのミニパッケージで人気の高い代表的な茶葉が販売されています。このシリーズで並ぶのは 「茉莉花茶」、「緑茶」、「普洱(プーアール)茶」、「鉄観音」、「高山烏龍茶」 で、1箱30元。ちなみに、取材時には4箱購入すると1箱オマケがついてくるプロモーションが行われていました。
(※このプロモーションの期限は未定です。)
人気の福建省安渓産の鉄観音茶は、こうしたパッケージのものもありました。1回分ずつ真空パックされたものが箱に入っています(小さめの急須に1袋分を入れて、5煎目位まで美味しくいただけます)。
・50g/20元の3級品 ・・・ 1箱100元、
・50g/80元の1級上品 ・・・ 1箱400元
個包装なので、他のお土産と組み合わせてバラ撒き土産にするという手もアリ!
「ある程度お茶は詳しいぞ」という方なら、ぜひ奥にある量り売りコーナーもご覧ください。

こちらには 「西湖龍井 (50g/70~120元)」、「黄山毛峰 (50g/45元)」、「安吉白茶 (50g/88元)」、「太湖碧螺春 (50g/120元)」 などの代表的な緑茶や、女性に人気の各種ジャスミンティー (茉莉花茶)、普洱茶などが並んでいます。
「玫瑰 (バラ科ハナマス)」 は、ジャスミンティーとブレンドしたものも売られていますが、これだけでブレンドせずに花茶として飲むこともできますよ。ビタミンCの美肌作用が有名で、こちら量り売りコーナーでは50g/22元で購入できます。

日本人に特に人気なのがコチラ

<茉莉花茶の工芸茶8点セット…80元>
お湯を注ぐとグラスの中でキレイな花がフワリと漂う工芸茶は、味わいだけでなく目も楽しませてくれる人気茶。このボックスには8種類の工芸茶がセットになり、特に女性へのお土産に喜ばれそうです。

<「鉄観音」&「玉環茶」…各50g/100元>
オーソドックスな包装が “ 中国らしい! ” と人気のお茶は、やはり日本人に知名度が高い 「鉄観音」 と、珍しい 「玉環茶」。「玉環茶」とは、ちょっと聞き慣れない茶葉の種類ですが、別名 “ 貴妃玉環茶 ” と呼ばれ、楊貴妃の腕輪 (緑色の玉石) を模して作られたのだとか。これは茉莉花茶の一種ですが、微量しか生産されない長い新芽を使って輪の形にするため、高級茶の1つとされています。

その他、こんな高級茶葉も

店内奥の一角には、どこのお店でも手に入る訳ではない一味違った高級茶葉や、高価なビンテージ品の普洱茶などが並んでいます。ズラリと並ぶ中から気になったものをピックアップ!

<天梨茶…75g/350元、150g/700元>
高山茶 (=台湾の高地で採れるウーロン茶) でも地名が付くものは高級茶になりますが、天梨茶は台湾の有名なお茶の産地・梨山で作られている品種で “ 台湾高山茶の元祖 ” とも言われる高級品。お値段も他とはちょっと違います。

<APECで各国首脳に贈られたVIPな中国茶>
「天福713 (150g/180元)」 に 「天福813 (150g/400元)」 と不思議な記号が記されたこちらのお茶は、合計13シリーズで、記号の数値が高いほど品質も良くなる高級烏龍茶。「天福813」 は1997年度のAPEC首脳会議で各国の要人に贈られたものだそうです。
また、緑茶の 「金玉満堂 (150g/300元)」 と高山烏龍茶の 「高山茶王 (250g/500元)」 は2001年のAPECを記念して製造されたものです。

<普洱(プーアール)茶は可愛いプチパッケージから重厚サイズまで!>
発酵が進んだもの (=年代もの) ほど価値もまろやかさも増すプーアール茶は、ウーロン茶と同じく食事で摂った脂肪を流す作用があるのでダイエット中の方にオススメです。また、プーアールには体を温める効果もあり、冷え性が気になる方にも向いているんですよ。ここでは50元以下の商品から1万元以上のものまでズラリ~。
手のひらサイズの木箱に入った磚茶 (四角く固められたもの) のプーアール茶は22元とかなりのお手頃価格! このお値段にして安っぽくならず個性的なパッケージとかさばらないサイズは、男性へのお土産にも喜ばれそう。
見るからにお値段が張りそうなこちら、手前が 「典藏普洱茶 (5000g/5,000元)」、後ろのものが 「忘年普洱茶 (2500g/10,000元)」。内容量もビッグなので、実はそんなに高くないかも?
むしろこれぞ高級普洱茶。「大雪山千年茶樹磚」 は900gで5,000元でした。普洱茶の世界は奥が深く、まだまだぶっ飛びそうな価格のものもありますが、こちらのお店では現実的な価格ラインの商品が主に並ぶのもいいところです。

<携帯用タンブラー>
中国茶を簡易に飲めるアイテムを発見! このタンブラーは、下のフィルター内部に茶葉を詰めてお湯を注ぐと、お茶を注いだときに茶葉がボロボロ出てくるのを防いでくれるんです。これがあれば、学校や会社でも気軽に中国茶タイムを楽しめますよ。お値段は150元也!

天福茗茶は、美味しいお茶菓子も人気!

お店の入り口付近には、お茶請けに持って来いの茶菓子がズラリ。お値段も20元前後~とお手頃です。こちらのお菓子はどれも甘さが控えめで、日本人の口に合うものが多いんですが、ナビがイロイロ試食した結果、特に美味しかったものをご紹介します!

<奶提茶点 Milk Tea Cake …25元>
緑茶フレーバーのサクサク生地に、ココナッツの風味もプラスされ、味にうるさい日本人からも 「美味しい!」 と高評価なのがこちらのクッキー。20枚入りで25元 (約400円) とお値段もほどほど。お土産としてぜひお試しを!

<緑茶蜜酥 Green Tea Cake …30元>
パッケージをよく見ると、こちらも2001年APEC記念商品なんですね。中はハート型のソフトなお菓子で、中には緑茶を使った餡が入っています。食べてみると、この餡の部分が抹茶のようなテイストで意外と美味しい! アンコがOKな方ならこれも大丈夫だと思います。こちらは9個入りでした。

<蜜饯(果実の蜜漬け)…20元>
こちらは梅の蜜漬けですが、他にも杏などいくつか種類があります。ドライフルーツ系が苦手でない人なら手にとってみてください。これをお供にお茶を飲んでいると、気分は “ 縁側でのんびり ” モード?!

~茶器も販売してますよ~

種類はそんなに多くありませんが、店内では茶器も販売されています。バラの花があしらわれた茶器15点セットは10,500元、銅のように光る赤茶色が渋い茶器9点セットは1,300元。
ちょっと面白いのが、12星座のモチーフが個性的な急須の12点セット! 急須ばかりで12点というのは、気に入っても買うか買わぬか微妙なところですが、お値段は5,500元。なお、可愛いイノシシの急須は単品で750元でした!

中国茶芸教室「陸羽茶芸中心」インフォメーション

お店の隣にあるビル (入り口脇にあるドリンクショップ 「街客」 が目印) の6階には、こちら 「天福茗茶」 が主催する茶芸教室 「陸羽茶芸中心」 があります。
教室へはエレベーターで5階まで上がり、レストラン 「新素代」 の脇にある階段から6階へ。
こちらの教室では毎月初めに新クラスが開講され、初級/中級/高級の3段階にコースが分かれています。通常クラスは週に1~2回の授業で1回2時間、1ヶ月の受講料は初級が300元~となっています。
(※料金や授業回数などはコースにより違います)
さらにやる気が高まるのは、最後にしっかり試験が用意されているところ。これに合格すると修了書が手に入ります。授業は基本的に中国語ですが、上海に長期滞在される方でレッスンを受けたい!という方は、ぜひお店にてお申し込みを!
※日本語講師によるレッスン(1ヶ月800元)、短期のレッスンなど詳しいご相談はお店まで!

いかがでしょう? 茶葉/茶器/茶菓子から茶芸教室まで何でも用意されている 「天福茗茶 淮海専売店」 は、旅行者だけでなく在住者にとっても気になるお店。さっそく、ナビも茶芸教室に申し込みしちゃいました!
茶葉の生産/製造/小売だけでなく茶文化を広く伝える事業を一手に行う 「天福茗茶」 が有名なのは、厳格な管理体制で生産される信頼の商品を世に送り出しているからというのもキーポイント。ここまでマンモスチェーンになったのも、ファンがいるからこそです。
上海にはたくさーんお店がありますが、淮海路界隈を散策するなら、ぜひコチラのお店を覗いていってみてくださいね。 以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2008-09-02

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-09-02

利用日
女性 男性