花鳥画をモチーフにした上海オリジナル陶器をお土産に。東平路に位置する大人気のデザイン陶器ショップ。
こんにちは、上海ナビです。
中国土産を代表するものといえば、その一つに必ず数えられるのが陶磁器。景徳鎮の陶器や宜興の紫砂、龍泉の青磁などは日本でも知られています。と書くと、お金持ちの家に飾ってありそうな壷や花瓶、中華料理屋さんの食器などを思い浮かべて、「お土産としてはナシかな」と思う人もいるかもしれません。そんな皆さんの思い込みを覆してくれるのがこちらのお店。オリジナルデザインの陶磁器専門店「ZEN lifestore」です。
「ZEN lifestore」に行こう!
※こちらの店舗は移転しています。詳しい行き方はデータ欄のアクセス方法をご覧ください。写真は移転前のものですのでご注意ください。(2019年9月追記)
「ZEN lifestore」の支店は新天地にもあります。「東平路方面には行く予定がない」という方はこちらへ。品揃えは同じです。
ハイセンスな日用陶磁器をお土産に
それでは早速店内を見ていきましょう。お店自体はこじんまりしているのですが、商品がぎっしり陳列されているので見応えがあります。
季節ごとにショーウインドーが変わります
商品の多くは上海製で上海オリジナルのデザイン。オーナーの王鉦雲氏が子どもの頃から馴染んで来た「海派文化(上海独特の文化)」を取り入れているそう。上海のおしゃれなショップは、香港や台湾発の商品をメインにしていたり、オーナーやデザイナーが外国人だったりしますが、「ZEN lifestore」は上海にこだわった地元ブランドなのです。また、お店のオープンは2006年とのこと。流行り廃りの早い上海では老舗といえる、息の長い人気を得ているお店なんです。
オープンして2016年で10年目
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上海旅行の定番土産です
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ほか、オーナーセレクトのこんなデザイナーの作品も置かれています。
伝統柄の意味を知っておこう
また、一角にはこんな紹介パネルが。たとえば、小鳥の図柄は「報喜(よい知らせ)」、花の図柄は「満室馨香(部屋いっぱいのいい香り)」など、それぞれに意味があるそう。贈る相手やインテリアに合わせてデザインを選んでみて下さい。風水に興味がある方にもお勧めかも。
それと! ナビが自信を持ってお勧めできるお店だけあって、「ZEN lifestore」は在住日本人にも大人気のお店です。ナビが訪れた日も、店内に2組もの日本人の奥様グループがいました。口コミによると、駐在の任期が終わる3月や夏休み前、年末など、在住者のお土産購入が多い時期は、「お揃いの柄で食器を揃えたい!」と思っても在庫がなかったり、柄のバリエーションが少ないのだとか。じっくり選びたい方は日本の年度末や長期休暇前を避けて来店を〜。
ナビのお勧め
それでは商品を見ていきましょう。お土産として利用しやすく、かさばらないものをメインに選んでみました。
※2016年3月現在の品揃えと値段です。
形、大きさなどいろいろ選べます
大きさや形もいろいろ揃うお皿(118元前後〜)は、和菓子にも合いそう。インテリアとして飾るのもお勧めです。
そのほか、茶器セット、レトロデザインの飾り皿、醤油入れなども。サイズの異なるお茶碗11個がマトリョーシカみたいに収まるアンティーク調の茶器(1500元)など、高級な珍品陶器も揃います。
カフェで使い心地をチェック
お店の奥にあるこの階段を探そう
「ZEN lifestore」の店内には隠れ家カフェがあることで有名。お店の入り口を入り、もう一度反対側のドアを出たところにカフェ入り口の階段があります。
こちらのお店のメニューには、1階で販売している食器が使われています。買おうかどうか迷い中の方は、お店で使い心地を試してみるのもいいかも。「ZEN lifestore」のカップ類はやや肉厚でちょっと重め。手触りはしっとりしています。「重いカップは苦手」という方には向かないかも。でも、ややずっしりで手に馴染むカップが好みの方は気に入るハズです。
いかがでしたか? 「ZEN lifestore」の魅力は、しっかりしたデザインコンセプトと日常に馴染む品揃え。モダンで、どこか和のテイストも感じられるのに、しっかり上海らしいモチーフが入っているのが魅力です。ぜひ皆さんも、お気に入りの一品を見つけてみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。