陶瓷故事

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おいしいプーアル茶をいただきながら、世界にただひとつのマイ・龍泉青磁器を作ろう!

こんにちは、上海ナビです。中国茶や茶器といえば上海旅行の代表的なおみやげですよね。浙江省・龍泉の青磁器を扱う「陶瓷故事」は窯元と直接契約しているので茶器のオーダーメイドが可能なんです。またなんと、自分の絵をプロが焼き付けしてくれることで、世界でただひとつのマイ青磁器が作れちゃうのです。しかも訪れたお客さんには、もれなくプーアル茶講座のおまけつき。要チェックのお店なのです!

お店へ向かうには、まず地下鉄2 号線「南京西路」駅を下車。1番出口を出るとそこは上海の中心・南京西路。
左に一本歩き、茂名北路を左折しましょう。周囲はグルメ街として名高い呉江路。寄り道してお茶しても楽しいかも。
茂名北路のあたりは、オールド上海を彷彿とさせる石庫門建築が美しい並木道です。そのまままっすぐ数分歩くと、左手に今日ご紹介する「陶瓷故事」が見えてきました。ひっそり佇む小さいお店なので見過ごさないようご注意。
お店に一歩入ってみると、狭い店内に中国人、外国人のお客さんがたくさん。しかも美味しそうな中国茶の香りがします。お店のスタッフ・皮さんが、訪れるお客さんひとりひとりにプーアル茶をいれてくれます。使用している茶器の数々はすべて店内の商品で、実際に購入することができるのだそう。まろやかな茶色が、いかにもプーアル茶という感じですよね。
すると、「いいえ、濃茶色の紹興酒のような色のプーアル茶は発酵茶。発酵過程を経ていない生プーアル茶は黄金色なんですよ」と、皮さんが生茶・熟茶をいれ比べてくれました。ホント! 明らかに色が違います。思いがけないミニプーアル茶講座に感激!しかしこの生プーアル茶、隣りのアメリカ人客が思わず「Bitter!」ともらしたほど苦~いツウ好みの味でした。一般的に熟茶の方が味はまろやかだそうですよ。
プーアル茶の茶葉も購入することができます。緑のパッケージが生茶で50元、赤が熟茶、2006年物で80元です。中国の宮廷ではその昔、「夏は龍井、冬はプーアル」を飲む習慣があり、油を分解して胃を保護する独特の作用が珍重されてきました。生茶・熟茶とも、古ければ古いほど価値が上がるそうです。

~オーダーメイドも可能! 龍泉の青磁器~

美味しいプーアル茶をいただいてホッと一息。店内を見回すと、青い陶磁器がたくさん並んでいます。さっそく皮さんに聞いてみました。
「当店が扱っているのは、浙江省・龍泉の青磁器です。青磁器は最古の磁器で、龍泉は南宋から清朝にかけて栄えた、中国でも最も歴史のある窯元です。龍泉を代表する色を並べてみますね」
これらはそれぞれ「粉青、梅子青、老梅子青、兄窯」というそうです。微妙な翡翠色がきれい!

龍泉のこんなかわいい急須とお湯飲みで中国茶を飲んだら、とってもおいしくいただけそうですよね。セットで500元です。

他にも本格的な中国茶器セットがたくさんありました。それぞれ560元、480元。
こんなセットでお茶をいれたら、たちまち中国茶マスター!もちろん、形から入るタイプの方にもオススメ♪
もう少し手軽なものをお探しなら、単体のお湯飲みはいかがですか。龍泉の翡翠色が美しく、優雅なティータイムが過ごせそう。60~100元。

その他、茶葉入れ(100~150元)、花瓶(180~630元)、灰皿(230元)、香炉(255元)など、様々な龍泉の青磁器アイテムが揃います。
特筆すべきは全てのアイテムがオーダーメイド可能ということ!これまでにも結婚式のプレゼントで青磁器を特注したり、赤ちゃんの生まれ年に摘まれたプーアル茶を贈り物にしたりなど、臨機応変な対応が喜ばれているそうです。

こちらの作品をご覧下さい!これらはお客さんが書いた絵をもとに、龍泉のプロがリタッチ・焼き付けしたオリジナル龍泉なのです!どこに出しても恥ずかしくない出来映えですよね?


いかがでしたか? 「陶瓷故事」ではオーナーとお客さんがお茶を飲みながら夜更けまで語り合うこともしばしばだそうです。龍泉の青磁器とプーアル茶には人生について語らせてしまう不思議な魅力があるのかも!以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2009-06-17

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-06-17

利用日
女性 男性