世界初、アジア初のアトラクションが盛りだくさん! 日本からもっとも近い海外ディズニーに行ってみよう!
こんにちは、上海ナビです。
2016年6月、上海に世界12ヵ所目のディズニーランドが開園しました。同じアジア圏にある東京、香港と比較されがちですが、上海ディズニーランドの魅力はなんといってもこだわり抜かれたオリジナリティーと最新技術! 世界初、アジア初のアトラクションやエリアがとても多いパークなんです。実は、東京ディズニーランドやシーには何度も行っているナビ。比較しつつ、上海ディズニーランドをご紹介したいと思います。
2020年現在の最新情報はこちらでチェック!
「上海迪士尼楽園(上海ディズニーランド)」に行こう!
最寄り駅は地下鉄11号線「迪士尼」駅。駅からの行き方はこんな感じです。
最初の入り口で荷物検査あり。バッグのなかを整理しておいたほうがいいかも。カバーに入れていたペットボトルも見られました(持ち込み自体はOK)。園内に喫煙所があるのでライターなども基本的に持ち込みOK
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その後、チケット発券と入場ゲートに進みます。ここで予約時に番号を入力したパスポートを見せると、人数分のチケットが発券されます。園内マップもここでもらえます。入園チケットは受け取ったらすぐ出せるポケットなどに入れておいて
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チケット入手法、値段などは以下の記事でご確認下さい。地下鉄ではなく空港から直接行きたい方、シャトルバスを利用する方、地下鉄ではなくタクシーで行きたい方、オフィシャルホテルからパークに行きたい方も以下の記事をご覧下さい。周辺情報もこの記事でご紹介しています。
ダンスができるDJブースエリア。これにすぐ参加できるような身軽な服装がベスト
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持ち物と服装は?東京ディズニーランドで一日遊ぶのと同じ持ち物、服装でOKです。冬は寒さ対策、夏は暑さと日焼け&汗対策が必要。履き慣れた靴、身軽に動ける服装で、荷物は少なめに(園内にロッカーあり。スカートでは厳しいアトラクションもあります)。東京ディズニーランド、シーに比べると感覚的にかなり広く感じます。人口密度が低いのは快適ですが、「歩くぞ」という気合いと、体調を整えておくことが大事かも。ペットボトルの水は10元で販売されていますが、「園内価格で買いたくない」という方は飲み物を持参しましょう。
ファストパス発券機(エリアによりデザインが変わります)
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効率よくまわるには?人気アトラクションは朝のうちにファストパスの入手を。ファストパスの入手と、パレード、ショーの鑑賞は午前中に済ませるのがコツ。入場券はさっと出せるポケットなどに入れておいて。
【2018年5月追記】
ファストパスはアプリでのみ入手できるシステムに変更されていますのでご注意ください。詳しくは記事冒頭にリンクした最新記事をご覧ください。
それでは早速、6つのテーマランドをエントランスから見て右回りに見て行きましょう。
この記事では、アトラクションをメインにご紹介します。※アトラクションは2016年現在お勧めのものを掲載しています(すべてを掲載しているわけではありません)。待ち時間目安は平日に現地で見た表示を元にしています。
※アトラクション名、店名などは公式パンフの英語名をカタカナに直して表記しています。
入り口でマップをもらえます
園内のレストラン情報はこの記事をどうぞ。
ショップ、オリジナルグッズに関する情報はこの記事へ。
ショー、パレード、キャラクターグリーティングに関する情報はこの記事をご覧下さい。
子ども連れで楽しむコツはこちらをどうぞ。
ミッキーアベニュー(米奇大街)
エントランスを入ったところにある、TDL(東京ディズニーランド)でいう「ワールドバザール」の部分。ギフトショップやレストラン、インフォメーション、忘れ物センター、迷子センター、医務室、荷物預かり所、ATM、ベビーカーと車椅子の貸し出し所など、万が一のときの施設も集まっています。
※こちらのショップ、レストランのお勧め店は、上にリンクした特集記事第2弾、第3弾をご覧下さい。
ガーデン・オブ・イマジネーション(奇想花園)
お城の前に広がる庭園エリア。主要撮影スポットが集まっているほか、小さな子どもと楽しみたいアトラクションが揃っています。
十二支の壁画があるゾーン
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夜のショーはこのエリアで鑑賞を
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待ち時間短めで必ずミッキーに会えます
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ミート・ミッキーこのエリアのイチ押しアトラクション。ミッキーといっしょに写真が撮れるのですが、意外に空いていて穴場。スタッフに撮影してもらった写真は、アトラクション出口で自分の写真が映っている画面下のスキャナーにパーク入場券のQRコードを差し入れます。その後、「フォトパス(乐拍通)」のアプリを自分のスマホにダウンロードすると、無料で写真データが入手できる仕組み。ここ以外でも、写真が撮れるアトラクションでは同じ方法で写真入手可能。スマホは必須です。
お勧め度:★★★★ 待ち時間目安:15分 ファストパス:不要
ファンタジア・カルーセル
<そのほかのお勧めアトラクション>◯
ファンタジア・カルーセル映画『ファンタジア』をイメージした大型メリーゴーランド。夜がきれいです。
◯
ダンボ・ザ・フライング・エレファントTDLでもお馴染みのダンボの乗り物。子ども連れの方はぜひ。
アドベンチャー・アイル(探検島)
古代遺跡や冒険をテーマにしたエリア。パーク内で1、2を争う人気アトラクションが集結しています。ここだけでじっくり一日過ごすのもアリかも……。
Qライン(並ぶ場所)のデザインも神秘的
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ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン鳥になった気分で世界中を旅できるアトラクション。マッターホルンの頂上や万里の長城がつま先スレスレに通り過ぎる感覚と、爽快な映像美は圧巻。思わず声をあげてしまうけど、「落っこちる感覚」はないので怖い系が苦手でも程よくスリリングに楽しめます。開園直後にファストパスの発券が終了してしまう日もあるほどの人気なので、絶対見たい方は平日の朝いちばんに行くのが鉄則。
お勧め度:★★★★★ 待ち時間目安:150分 ファストパス:要
横長のリフトみたいなライドに乗って
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大迫力の大空へ!
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かなり濡れます!
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ロアリング・ラピッドボートに乗って岩山を下りて行く激流下り。怖い古代生物に遭遇したり、しっかり水に濡れる激しい動きのアトラクションなので好き嫌いは分かれそう。真夏に爽快感を味わいたい方、友達同士で盛り上がりたい方はぜひ。こちらも朝のうちのファストパス入手が必須です。
お勧め度:★★★★ 待ち時間目安:120分 ファストパス:要
<そのほかのお勧めアトラクション>
◯キャンプ・ディスカバリー
体力と根性がある健康な方だけにお勧め。ディズニーとは思えない、命綱を付けて挑まなければならない自力アトラクションです。でも、こんなの上海ディズニーだけ。ナビもいつか挑戦します!
◯ターザン:コール・オブ・ザ・ジャングル
上海雑技をベースにしたターザンのショー。中国らしさ満点で、ショー系アトラクションではここがナビのイチ押しです。言葉がわからなくても楽しめます。命綱なしでロープの演技をするターザンとジェーンのシーンは必見。
「キャンプ・ディスカバリー」は体力のある人向け。スポーツウエア、スニーカーで挑戦を。レベルに合わせたコースが待ち構えています
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ターザンのショーは上海雑技を見てからのほうが楽しめるかも
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トレジャー・コープ(宝蔵湾)
世界初の海賊をテーマにしたエリア。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』が好きならたまらない風景がいっぱいです。ナビ的には、ここが「上海ディズニーランド」のメインかも。
待ち時間は朝のうちなら5分!
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パイレーツ・オブ・カリビアンーバトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー文句ナシのNo.1お勧めアトラクションです。水面へと上がっていくときのあの感じ、水しぶき、魔法みたいな映像美など、思い出すだけでまた乗りたくなってしまいます。客回転が速いため待ち時間が短く、「怖い動き」もないので万人が心から楽しめるアトラクション。ファストパス不要なので、まずは朝イチで別のアトラクションのファストパスを入手したらここへ向かいましょう。
お勧め度:★★★★★ 待ち時間:20〜30分 ファストパス:不要
TDLの「カリブの海賊」とはまったく違う世界感
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映像、浮遊感、音楽ともにスゴいのひとこと。ぜひ体験を
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パイレーツ・オブ・カリビアンのショーは要中国語力。聞き取れないと退屈かもしれません
<そのほかのお勧めアトラクション>◯
アイ・オブ・ザ・ストームーキャプテン・ジャックス・スタント・スペキュラージャック・スパロウが登場するショー型アトラクション。ただし要中国語ヒアリング力です。
◯
エクスプローラー・カヌー湖を一周するカヌー。TDLと違って自動で動くカヌーなので疲れません。
ファンタジーランド(夢幻世界)
「上海ディズニーランド」でもっとも大きなテーマランド。世界最大のお城「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」より北側のエリアです。
炭坑風の岩山を駆け抜けます
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セブン・ドワーフ・マイン・トレイン白雪姫に出てくる七人のこびとのコースター。「ビッグサンダー・マウンテン」のミニ版といった感じですが、座席になっている樽が左右に揺れるのが特徴です。子どもも楽しめるコースターなので、同エリアではいちばん人気。アジア初進出アトラクションでもあります。
お勧め度:★★★★ 待ち時間目安:60分 ファストパス:要
迷路自体より、写真撮影を楽しむ親子連れや女子が多かったです
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アリス・イン・ワンダーランド・メイズディズニーランド・パリにあるものはアニメ版、こちらは実写(CG)版のアリスをモチーフにした迷路のアトラクションです。庭園を歩いてまわるタイプなので、かわいいオブジェといっしょに写真を取りたい人にお勧め。夕暮れ以降の風景もきれいです。
お勧め度:★★★ 待ち時間目安:5分 ファストパス:不要
ピーターパンはキャラクターグリーティングも開催
<そのほかのお勧めアトラクション>◯
ワンス・アポン・ア・タイム・アドベンチャーお城内を歩いてまわる、白雪姫をモチーフにしたアトラクションです。
◯
ピーターパンズ・フライト地元人気は高め。動きなど少し進化していますが、内容はほぼTDLと同じかも。
◯
ザ・メニー・アドベンチャーズ・オブ・ウィニー・ザ・プープーさんの冒険。近くには蜂蜜入れがくるくるまわるアトラクション「ハニーポット・スピン」も。
◯
フローズン:ア・シング-アロング・セレブレーション『アナと雪の女王』の音楽ショー。建物のかわいらしさも必見。中国語がわかるほうが楽しめます。
◯
ボヤージュ・トゥ・ザ・クリスタル・グロットゆったり進むボートに乗って、『ムーラン』や『塔の上のラプンツェル』のワンシーンをめぐります。
プーさんの冒険は、香港ディズニーランドとほぼ同じ内容。TDLの「ハニー・ハント」のほうが楽しいかも
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ハニーポットがまわるこんなアトラクションも
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トゥモローランド(明日世界)
スタイリッシュで近未来的な風景にびっくりしてしまう注目エリア。特に夜のライトアップが見ものです。DJといっしょに踊れる野外ステージもありますよ。
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トロン・ライトサイクル・パワーランパイレーツ、ソアリンに並ぶ「上海ディズニーランド」のメインアトラクションです。バイクにまたがるタイプの爽快でスリリングなジェットコースターで、もちろん世界初。絶叫系が好きな方はハズせません。こちらも要ファストパス。手荷物用ロッカー室を入って出た左手へ進むと、レールの上を突き進むライドを間近に見ることができます。夜はLEDライトで色が変化するので、暗くなってからの挑戦がお勧め。
お勧め度:★★★★★ 待ち時間目安:150分 ファストパス:要
スティッチと子どもたちのアドリブ合戦
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スティッチ・エンカウンターTDLのものと同じシステムの交流型アトラクションです。中国語のアドリブでスティッチがお客さんを指名しておしゃべりするのですが、現地の子どもたちは終始大爆笑の大人気。地元の人たちの、楽しみ方を熟知した受け答えにも感心してしまいました。簡単な中国語がわかればとてもお勧めできるアトラクションです。ただし、3列目より前に座った場合と、かわいい女子はスティッチに指名されてしまうことがあるので要注意(断ったり、しゃべれないと空気が悪くなっちゃいます!)。指名されたくない方は後ろの方に座りましょう。
お勧め度:★★★★ 待ち時間目安:30分 ファストパス:不要
<そのほかのお勧めアトラクション>
◯バズライトイヤー・プラネット・レスキュー
TDLではわけがわからないまま乗り終えた人も多いはず(ナビもです……)。でも、上海版は打ちごたえが進化。楽しめました。
◯スターウォーズ・ローンチ・ベイ
登場キャラクターといっしょに撮影、交流もできるファンにはたまらないスポット。
◯ジェット・パック
ジェットを背負うという世界初の発想のアトラクション。こちらも夜がお勧め。
バズライトイヤー・プラネット・レスキュー
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ジェット・パック
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「上海ディズニーランド」を快適に楽しもう
実際に行ってみて、ナビが見たこと、感じたことをまとめてみました!
みんな普通に楽しんでいます
◯
ゲストのマナーは?日本で報道されたような見苦しいシーンには遭遇しませんでした。数回通ったナビが目撃したのは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のライドを下りずにこっそり2周目を楽しもうとしていたお客さん。これ、また見たい気持ちがわかっちゃうので不快な気分にはそれほどなりませんでした。「行ってみたら報道と違った」と思う日本人旅行者は多いよう。先入観に惑わされず、自分の目で見て下さいね。
パレードのダンサーもアドリブでいろいろ楽しませてくれます
◯
キャストのサービスは?これはもう本当に感動。笑顔でフレンドリーで、みんなとても親切です。驚きました。英語は8割OK、片言の日本語で挨拶をしてくれる人もいました。ショップで商品を手に取っていると、「かわいいですよね。楽しんで下さいね」と声をかけてくれたり、カメラを持って歩いていると「撮りましょうか?」と声をかけてくれたり。パレードのダンサーたちの演技も笑顔も完璧。清掃員もテキパキしてます。「勝手に不安視してごめんなさい」と思ってしまったほどでした。
店員さんもサービスがていねいでとてもフレンドリー
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細かく観察したナビ。裏方さんも清掃員も、きちんと楽しそうに仕事してました
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◯トイレ事情は?
たくさん設置されているので行列不要。どこも、いつ行ってもとてもきれいでした。和式と洋式の両方があり、ハンドドライヤーはダイソンのもの。ペーパー切れにも遭遇しませんでした。おむつ替えスペース、車椅子用なども完備されています。
いかがでしたか? 園内を歩くだけでも、ディズニーのスタッフたちの「本気」が伝わってくる「上海ディズニーランド」。「中国のディズニーランドなんて……」と思う方は多いかもしれません。でも、一度体験したら「先入観」について考えてしまうはず。ナビは個人的に上海ディズニーがきっかけでフロリダなどほかの国のパークにも行ってみたくなりました。海外ディズニー入門編としてもお勧めできます。ぜひ一度、最新のディズニーランドを体験してみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。