働く日本人が闊歩するオフィス街で和食ランチはいかが? まだまだ開発中のビジネスゾーンを歩いてみよう。
こんにちは、上海ナビです。
多くの日系企業が進出している上海。皆さんの周りにも、上海と関係のある仕事をしている人や過去上海赴任をしていた人、最近赴任が決まった人がいるのではないでしょうか。今日ご紹介する虹橋開発区は、そんな日本人ビジネスマンがどんなオフィス街で働き、どんな店でランチして、どんなところで仕事帰りの一杯をやっているのかがわかる場所。出張者の方はもちろん、旅行者の皆さんも日本語OKの場所が多いエリアなので、チェックしておくと安心ですよ。
「虹橋開発区エリア」へ行こう!
「虹橋開発区エリア」は、上海市街地の西側に位置します。隣接する古北エリアと一括りで説明するガイドブックが多いこと、西側エリア全体を「虹橋」と呼ぶ人も多いことなどから、在住者でも「虹橋開発区エリア」の範囲は曖昧かも。が、実はきちんと区切りがあります。「上海虹橋経済技術開発区」という正式名称で1980年代に開発が始まった当時、定められた範囲は以下のエリアとのこと(東は中山西路、西は古北路、北は仙霞路、南は虹橋路に囲まれた範囲です)。
こんな感じで、日本人ビジネスマンをよく見ます
日系企業が入るオフィスビルが集まっているため、日本人向けの飲食店や日本語OKのお店が多いのが特徴。エリア内をひととおり歩けば、数回は日本人駐在員とすれ違うはず。上海でも有数の日本人人口密度が高い場所です。
最寄り駅は二つ。地下鉄2号線「婁山関路」駅と10号線「伊犂路」駅に挟まれた範囲なので、目的地に近い駅を選んで目指せばOKです。
虹橋路沿いにある「伊犂路」駅
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天山路沿いにある「婁山関路」駅
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それでは、主な通り沿いにどんなお店や施設があるのかご紹介していきましょう。
地下鉄10号線「伊犂路」駅周辺 〜虹橋路、延安西路、興義路〜
まずは南側、「伊犂路」駅周辺、虹橋路沿いから歩いてみました。ランドマークは駅に直結しているデパート「高島屋」とホテル「古北湾大酒店」です。駅より南は住宅街でした。
虹橋中心緑地
虹橋路と延安西路に挟まれたエリアに広大な公園「虹橋中心緑地」があります。釣り人や水鳥たちがいてのどかな雰囲気ですが、公園内は「伊犂路」駅から延安西路沿いのオフィスビルへの通勤路になっています。
延安西路は高架のある幅広い道
延安西路を西から東へと歩いてみましょう。「虹橋賓館」から歩き始めると、すぐ見えてくるのは在住日本人の間で通称「オバマ広場」と呼ばれている「嘉頓広場」。焼き肉、寿司、もつ鍋など、出張者や在住ビジネスマンご用達のお店が詰まったグルメモールです。向かいには「友誼商城」、その隣りには「ルネッサンス揚子江上海ホテル」が。続いて延安西路沿いに「国貿中心」(JETROを始め日系オフィス多数)、巨大オフィスビル「上海マート」などのビジネス施設が並びます。
興義路
延安西路の一本北に平行する興義路を西から歩いてみました。「シェラトン上海虹橋ホテル」、「上海国際展覧中心」、日本料理店やマッサージ店が入る「新世紀広場」、家具店が入る「吉盛偉邦虹橋国際家居中心」が。その先の万山路とのT字路には日本領事館があります。
「虹橋開発区」中心地 〜遵義路、仙霞路〜
エリアの真ん中は縦横に主要ストリートが交わっています。飲食店やショッピングモールもいっぱい。
遵義路
興義路から天山路まで南北に延びる遵義路を南側から歩いてみました。日系企業の入居が多いビル「協泰中心」、在住日本人の間でルイ・ヴィトンビルと呼ばれている「L.AVENUE」、オフィスビル併設のモール「万都商城」、「虹橋公園」、2015年オープンの複合モール「上海南豊城」などが並んでいます。北側には庶民的な商店街が。天山路との交差点には新しい複合ビルが建設中です(2015年12月現在)。
仙霞路
このエリアを東西に横断する仙霞路を東側から歩いてみました。日本人ご用達のお店が多数。ランチの時間帯や夜は日本人サラリーマンのグループに何組も遭遇します。
古北路
そのほか、このエリアの主要ストリートとなるのは古北路。延安西路から仙霞路まで歩いてみました。
地下鉄2号線「婁山関路」駅周辺 〜天山路、茅台路〜
ローカル系のモールが林立する「婁山関路」駅周辺。ここより北側は、先ほどまでとうって変わって古い住宅街ゾーンに入ります。
天山路
「婁山関路」駅のある天山路を東側から歩いてみました。横長の大型モールが連なっていて、地下コンコースにもお店がたくさんあります。婁山関路とのT字路には現在アウトレットモールがオープンを控えて工事中(2015年12月現在)。店舗の入れ替わりが激しいモールが集まっています。
天山路の南側に平行して延びる茅台路は、古いアパートと最新複合モールが混在するカオスなストリート。今後も変化しそうです。
主要スポットを地図で
ご紹介した主なスポットを地図で見てみましょう。
いかがでしたか? 虹橋開発区エリアは、上海で頑張る日本人ビジネスマンを支えている場所といってもいいかもしれません。旅行者の皆さんも、「日本食が恋しくなったとき」ではなく、「本気でおいしい和食を食べたいとき」にこのエリアでお店探しをしてみてください。日本人経営のお店だったら、ぜひお店の人に話しかけてみて。実際に住んでいる日本人と話をすると、上海の印象がまた違ったものになりますよ。
以上、上海ナビがお伝えしました。