地元のOLや学生がショッピングやデートで使う街はココ! 大型デパートが林立する活気あふれる繁華街。
こんにちは、上海ナビです。
海外旅行先で必ず行きたい場所といえば定番観光地。もう一つは、観光客向けの場所ではなく現地の若い子たちに人気の繁華街なのではないでしょうか。上海の繁華街といえば、ガイドブックで紹介されているのは南京東路、南京西路、淮海中路。でも、機会があれば上海人に「普段どこでお茶したり買い物する?」と聞いてみてください。南京東路などの回答はおそらくゼロ。多いのは、今日ご紹介する「徐家匯」という回答になるハズです。どんな街なのか、早速行ってみることにしました!
徐家匯へ行こう!
徐家匯の最寄り駅は、地下鉄1、9号線「徐家匯」駅。この駅を中心に放射状に広がっている繁華街なので、行きたいお店の最寄り出口番号を覚えておけばどこへ行くにも徒歩5分圏内。駅ナカショップや駅直結デパートも多いので、雨の日のショッピングにもオススメです。今回ナビは、「徐家匯」駅を中心に放射状にのびるストリートと、ランドマークとなる4大デパートを中心にしながらこのエリアを解剖していきたいと思います。
虹橋路ー華山路 〜「港匯恒隆広場」周辺〜
徐家匯エリア最大のショッピングモール「港匯恒隆広場」を中心としたエリアです。地下鉄の出口は12号が最寄り。地下から直接「港匯恒隆広場」の地下売り場に入ることもできます。
2棟のオフィスビルと「L字型」のショッピングモール、その「L」字に沿って並ぶグルメストリートを擁する大型モール「港匯恒隆広場」は、徐家匯でも人気No.1のデパート。セレクトショップ「I.T」、マウジー、ローリーズファームなど、日本人女子も本気でショッピングできるブランドが入っているほか、シネコン、5〜6階の2フロアを使ったレストラン街、地下スポーツ用品専門店街も充実。ヴィヴィアン・ウエストウッド、コーチ、マーク・ジェイコブズ、クロエなども高級感を引き立てています。
1階の外にあるレストラン街も大人気。各レストランがオープン席を出していて、眺めながら歩いているとどのお店に入ろうか迷ってしまうかも。ナビも個人的によく利用しているんですよ。使いやすい人気店がずらり!
オススメは開放感あふれるカフェレストラン「BISTRO W」と、本格イタリアンが楽しめる「Da Marco」。どちらも気軽に利用できるので一人旅の方にもオススメ。無線LANも無料で使えます。
「港匯恒隆広場」を出て、華山路を北に歩いてみましょう。広元西路を渡ってそのまま5分ほど歩くと、江沢民など多くの大物政治家や文化人を輩出している名門「交通大学」の正門があります。徐家匯に若い子が多いのはこの大学の存在が大きいかも。キャンパス内は自由に散策できるので、興味のある方は歩いてみて。日本人留学生も多数在籍しているようです。
衡山路ー華山路 〜「太平洋百貨」周辺〜
徐家匯からバーストリートして有名な衡山路へとつながるエリアです。中心となるのは上海人に大人気のデパート「太平洋百貨」。地下鉄出口の最寄りは15号です。
親しみやすい雰囲気とほどよい高級感で、地元上海人に長年愛されている「太平洋百貨」。特に1階の婦人靴売り場とコスメ売り場が充実していると評判のようです。生活用品や家電売り場も充実。地下にはヤマザキのベーカリーや、アイスクリームのコールドストーンも入っています。休憩は2階の「アフタヌーンティー」へ。
上海六百
「太平洋百貨」を出て衡山路に出ると、右手にローカル系デパート「上海六百」と「匯金百貨」があります。そのまま衡山路を北へ進むと、右手には「徐家匯公園」が。公園を過ぎると、バーやカフェが軒を連ねる衡山路エリアに突入します。
肇嘉浜路ー天钥橋路 〜「美羅城」周辺〜
若い子に大人気のショッピングビル「美羅城」と、その東側にのびる天钥橋路を見ていきましょう。最寄り出口は10号です。
透明な球体が半分出たような建物が「美羅城」です。デパートながらアパレル商品の扱いはナシ。レストランと、携帯やパソコン、カメラなどのデジタルグッズが充実していて、男女問わずファンの多いショッピングビルなんですよ。上層階には巨大書店「大衆書局」とシネコンも入っています。
この「美羅城」の地下にあるのが「五番街」。無印良品、セガミ、フランフラン、サンマルクカフェ、はなまるうどん、神戸六甲牧場(ソフトクリーム)、英國屋、ロイヤル・シェン、ピーチ・ジョン、ゾフ、たい夢(たい焼き)、ドンク(ベーカリー)などの日系店が入っていて休日は大にぎわい。でも、オープン1年で人気があるものとないものが出てきた模様(2011年10月現在)。店舗の入れ替わりも速くなっています。日本の何が上海で受けるのか、ビジネスマンなら必見の場所ですね。
「美羅城」を出てすぐ東側にのびる天钥橋路を南へ歩いてみましょう。庶民的な商店街になっていて、ぶらぶら歩くのにはぴったりの道です。気軽に使えるお店や銀行、郵便局もこのエリアに集まっています。このまま2kmほど歩くと「上海体育場」に到着しますよ。
漕渓北路ー虹橋路 〜「東方商廈」周辺〜
徐家匯と上海体育館エリアを結ぶ大動脈・漕渓北路沿いのデパート「東方商廈」の周辺エリアです。地下鉄の最寄り出口は11号。
「東方商廈」は、ほかのデパートに比べてちょっぴり大人向け。リッチな上海マダム御用達のデパートです。インテリア調度品や高級食器、高級化粧品が現地富裕層に売れているそう。落ちついた雰囲気のなかショッピングが楽しめます。
「東方商廈」を出て漕渓北路を南に歩いてみましょう。右手には上海の古い駅をイメージした内装が素敵な上海料理店「上海老站」があります。白亜の洋館が目印。徐家匯エリアで上海料理を食べるなら、ナビイチオシのお店です♪
左手には上海最大のカトリック教会「徐家匯天主堂」が見えてきました。1910年竣工の歴史ある教会で、土日の午後のみ一般開放されています。重厚感あふれるファサードや内部の装飾も必見。上海って、丹念に歩くと素敵な古い教会をたくさん発見できる街なんです。
いかがでしたか? オシャレなブランドから最新のデジタル機器まで手に入り、シネコンや大型書店で趣味の世界に浸れ、素敵なレストランもずらりと揃っている徐家匯。地元の子たちがこの街をショッピングやデートに使う理由がわかったのではないでしょうか。歴史建築や人気レストランも多く、観光にもぜひオススメの場所なんです。半日スケジュールが余ったら、ぜひ出かけてみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。