【閉店】上海万商花鳥虫交易市場

シャンハイ・ワンシァン・ファーニャオチョン・ジャオイーシーチャン上海万商花鸟虫交易市场

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いろんな小動物たちと触れ合いたいなら、「花鳥市場」を探検しに行こう!

こんにちは、上海ナビです。
上海でごく普通に日常を送るナビのご近所では、ごくごく普通に様々なペットたちと遭遇します。
最近の傾向なのかどうか定かではありませんが、上海でも日本と同様チワワ、トイプードル、ゴールデンレトリバーなんてチョットお高い犬たちの姿も今や普通なんですよ。
また、軒先で「ニーハオ!」と元気な声を出す九官鳥も上海ではよく見かけるお馴染みのペットです。

そんな周囲に影響されたのか、最近ペット願望が芽生えてきたナビ、先日偶然に噂の“花鳥市場”を発見したのでちょっと様子を見てきました!
上海市内にはいくつかの花鳥市場があるそうなんですが、今回ナビが訪れたのは東台路骨董市場のすぐ向かいにある「上海万商花鳥虫交易市場」です。
周辺案内
「上海万商花鳥虫交易市場」があるのは、淮海中路と西蔵南路の交差点を南に5分程歩いた所。西蔵南路をテクテク下っていくと、左手に見えてきます。地下鉄の最寄り駅は1号線の「黄陂南路」で、駅からも徒歩10分程度。
西蔵南路を挟んで、市場の向かい側には上海を旅するなら一度は訪れておきたい「東台路骨董市場」があります。キッチュなアイテムから価値ある骨董まで、つい手に取りたくなるモノに出会える確率=9割以上!?
骨董市場を見て回りながら西方向に歩いていくと、現代的な観光スポット「新天地」に到着。ステキなレストランが集まっているので、ここでランチやディナーをとるのもおスススメですよ。
花鳥市場の南手にある方浜西路から方浜中路を東に歩いていくと、上海老街と呼ばれるディープな街並み(=バリバリの下町エリア)が広がっているんですよ。豫園があるのもコチラです。

市場内は混沌の生き物ワールド

市場で手に入る生き物の種類は花鳥以上のもの。水中系では金魚・熱帯魚・カメ、空中系では大小さまざまな鳥たち、地上系ではイヌ・ネコ・ウサギ・ハムスターなど。
カブトムシのような昆虫は見当たりませんでしたが、コオロギやキリギリス軍団が大量に売りさばかれているんです。
西蔵南路沿いには南北20m弱の長さでお店が連なり、植木類はコチラにも沢山並べられています。ここが市場の正面玄関にあたります。
市場内の奥行きも20m程でしょうか?屋根で覆われているので、雨が降っても大丈夫。ナビは市場の正面右手側にある入り口から中に進入してみることに…。

魚やカメ、その仲間たち

お客さんの出入りが一番激しいのは水中ペットを扱うお店。
特に金魚や熱帯魚は街中のショップやお友達の家でもよく見かけるメジャーなペットの1つ。水槽を洗う手間を除けば、朝晩餌を放り込むだけで済んでしまうのもお手軽なポイントです。
こちらはエアポンプをちゃんと入れて、ちゃんと温度管理をして飼育する魚たち。1匹6元程度のものから40元前後のものまで様々。餌、エアポンプ、温度計なども全て揃っています。
魚類を扱うお店では、店先にカメもズラリと並べて一緒に販売しています。ずーっと手のひらサイズのままなら飼いやすいんだけど、やっぱりどれも大きくなるそう。
普通のカメは2匹で15元と、なぜか2匹セットでの販売。ナビが欲しい「最も小さく、成長の遅いもの」は1匹で25元と割高(あまり可愛くない)!中でも一番見た目が可愛いのは、冒頭で取り上げた黄緑色のカメかな?でも、大きくなるのが怖いので、購入は断念!
とある熱帯魚ショップにはカメレオンもいましたよ。店主の言い値は一匹120元。

とある熱帯魚ショップにはカメレオンもいましたよ。店主の言い値は一匹120元。

市場の奥には普通の金魚も。尾ひれが蝶のようにヒラヒラ可愛い金魚や、黒デメキンなど1匹0.5~2.5元で売られています。夏の風物詩といえばこういう形の金魚ですよね。

市場の奥には普通の金魚も。尾ひれが蝶のようにヒラヒラ可愛い金魚や、黒デメキンなど1匹0.5~2.5元で売られています。夏の風物詩といえばこういう形の金魚ですよね。

コマドリからオウムまで何でもござれ!

こちらバードショップのお兄さん、カゴからヒナ鳥を取り出して餌付け中です。もうちょっとお店の中まで侵入してみようかな…。
お店の奥にいたのが、こちら生後40日にして体長が15cmほどもあるヒナたち。オウムの一種で1羽1000元程だそう。「大きい鳥は一緒に遊べるし、まるで子供みたいだよ」と言うお兄さんも、自宅で白オウムを2羽飼っているそう。携帯の動画も見せてくれたんですが、可愛いっ!
他のバードショップでも、ボタンインコや大きく成長したオウム、カナリアなどたくさんの種類の鳥たちがいます。
青い頭のカラフルなオウムが、先ほどの雛が大きくなった姿ですね!
コマドリ、九官鳥、オカメインコなどもいっぱい。鳥と仲良く暮らすには、ヒナから飼って餌付けするのが一番なのですが、大きくなった鳥たちが、今後ちゃんと飼い主が見つかるのかちょっと心配です。

これからの季節、主役はコオロギ??

近頃は自転車に大量のコオロギをぶら下げて売り廻るオジさんの姿を見かけますが、ここ市場でもたくさんのコオロギ売りたちがしのぎを削っています。
普通のコオロギは1匹5元。しかし、「大黄蛉」と書かれた体長1.5cmほどの取るに足らない小さいモノは1匹15元!お店の人曰く、鳴き声が一番キレイだから値段も高いとのこと。
中国ではコオロギを戦わせる「闘蟋(とうしつ)」がポピュラー。コオロギと一緒に売られている細い毛束を使ってコオロギを興奮させるんだそう。
他にも、コオロギ用の水入れ(指の腹ほどの大きさ)やベッドなど、コオロギの為に色々なグッズも売られているんです。
路上で売られているコオロギは、写真のような竹籠に入って売られています。

イヌ、ネコ、ウサギ・・・ハリネズミも!

魚や鳥やコオロギたちの数には劣りますが、子犬や子猫を売るお店も数店舗発見しました。イヌはどの店のコも結構元気でしたが、ネコは完璧に暑さでグーッタリとしています。

★面白キャラな小動物たち

これだけ生き物がいっぱいいると、変な奴にも遭遇します。

★脱走カメ
金魚屋にいたこのカメ、ずっと金魚鉢から出たそうだったんですが、約1時間後に再びお店を訪れたら今にもゴール間近!あと一歩で外にで…出られるっ!!!
と、足を滑らせて背中から金魚鉢にドボーン!店主が元に戻してくれるまで、しばらくひっくり返ったままもがいていました。

★戦う九官鳥
カメラの紐に敵対心を抱き、ずっと紐と戦い続けたこの九官鳥。ナビがカメラを向けると、絶対に逃げる!そして、静止、逃げるの繰り返し。完全におちょくられました…。

★いい場所ひとり占め
ハムスターも殆ど暑さでダウン。他のハムスター達が集団でグッタリ横たわっている傍で、こちら餌箱を占領し、お尻からスッポリ。ひとりで悠々自適なご様子。

★置物ネコ
売り物のネコではありませんが、売り物の花と並んでちょっこり置物化してました。

「花」というより「観葉植物」がメインです

蘭などの花も売られていますが、こちらの市場での主軸は観葉植物です。色とりどりのきれいなお花が欲しいなら、陜西南路×復興西路の交差点にある「永嘉花市」で手に入りますよ。
ひょうたんの様な部分から虫を食べてくれるお役立ち植物。
言い値は65元ですが、本気で買う気であればきっと多少はディスカウントしてくれます。
盆栽は小さいものなら20元前後、イイ物になると100~300元前後と種類も値段も幅広いです。
通りに面したお店の中には、金魚鉢やフラワーベースとしても使えそうな陶器類も売られています。

ペットとしてコオロギを購入!

2時間ほど周遊したナビは、1匹5元のコオロギ2匹を市場から連れ帰ってきました♪
ちなみにコオロギのカゴは向かいの古玩市場で言い値から半額に値切って購入(それでも結構高いと思うけど!)。餌は枝豆を与えていますが、枝豆ゲットまでの2日間程は普通に白い飯を食べさせていました。
しかし…。翌朝から問題発生。
朝の6時頃から蝉のような物凄い鳴き声で目を覚ましたんですが、実はこの2匹のコオロギが朝から合唱中。これが、こんなチッコイくせにもの凄くウルサいっんです!今では寝る前にキッチンに連れて行って、キッチンのドアを閉めて寝ています。
それでも愛らしい小動物たち。
上海在住の皆さん、ぜひお家に可愛い同居人を迎え入れてみてはいかが?
結構遊べる場所なので、旅行中の方も時間があれば一度見に行ってみてくださいね!

記事登録日:2007-07-10

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-07-10

利用日
女性 男性