名刹「静安寺」周辺の観光、お買い物、グルメスポットをチェック! ホテル選びに迷い中の方も必見の見どころ満載エリアをご案内。
こんにちは、上海ナビです。
今日ご紹介する静安寺エリアは、1000年以上の歴史を誇る古刹「静安寺」を中心とした繁華街。お寺のまわりの繁華街と聞いて、下町っぽい昔ながらの商店街を想像する方もいるかもしれません。でも、行ってびっくり。ショッピングモールと最新オフィスビル、5つ星ホテルが林立する大都会なんです。観光の拠点にするにもホテル探しをするにもぴったりの街なんですよ。いったいどんなエリアなのか、早速見ていくことにしましょう。
静安寺エリアへ行こう!
「静安寺」駅
静安寺エリアの最寄り駅は地下鉄2、7 、14号線「静安寺」駅。一般的にこの駅の周辺が「静安寺」と呼ばれています。
中心にあるのは「静安寺」
<静安寺エリア基礎知識>エリアの中心地には「静安寺」というお寺があります。このエリアが現在のような繁華街になったのは、昔から静安寺が定期的に開催していた廟市(お寺主催の自由市場)があったからなのだそう。そのためか、現地の人はお寺の境内だけでなくこの界隈全体を「静安寺」と呼びます。範囲もなかなかに曖昧で、静安区全体を「静安寺」と呼ぶ人もいるよう。いろいろご意見はあるかと思いますが、この記事では「静安寺」駅の各出口から徒歩5分圏内を「静安寺エリア」としたいと思います。
それでは早速、エリアごとに歩いてみましょう。主な見どころを3ブロックに分けてみました。
名刹「静安寺」周辺 〜南京西路より北エリア〜
このエリアの中心はやっぱり「静安寺」ということで、ここからスタート。
南京西路と万航渡路の交差点にあるきらびやかな寺院が「静安寺」です。まずはお参りから。
「静安寺」の東隣りにはデパート「久光百貨」があります。今や日本の食材が揃ったデパ地下スーパーがたくさんある上海ですが、その元祖はここ。上海有数の人気デパートです。さらに東隣りにあるのは、浦東国際空港行きのエアポートバス「機場二線」が発着する「シティエアターミナル」。浦東国際空港から静安寺エリアまでのルートは、このバスターミナルと地下鉄2号線の2種類。静安寺エリアは、旅の拠点となるホテル選びにもお勧めの場所なのです。
「静安寺」の裏に延びる愚園路
「静安寺」の裏通り・愚園路を歩いてみました。カジュアルな飲食店と「スイスホテル・グランド上海」などがあります。
静安寺エリアの裏スポット(?)「中共上海地下組織闘争史陳列館」(2014年秋現在改修中)
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スイス系ホテル「スイスホテル・グランド上海」。静安寺エリアのお勧めホテルの一つ
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けっこう大きなモールです。どんなお店が入るのでしょうか
通り沿いで現在工事中なのがショッピングモール「Crystal galleria」。「2014年秋オープン」と書いてあるけど、ナビが訪れたのは2014年10月。まだまだオープンする気配はありません。
「静安寺」の西側に延びる万航渡路を北上してみました。北京西路を超えると繁華街が途切れ、住宅などが目立ち始めます。
「Reel」「静安嘉里中心」周辺 〜南京西路より南エリア〜
2013年以降大きく変わったのがこのエリア。上海市内全体を見ても、2014年現在もっとも旬な場所かもしれません。
「静安公園」入り口
このエリアのいちばん西側、「静安寺」の向かいには「静安公園」があります。繁華街に囲まれた憩いスポットとして親しまれている公園なんですよ。
繁華街の真ん中とは思えない憩いスポット
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コテージみたいな東南アジア料理店「BALI LAGUNA」があります
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公園の東隣りには2012年オープンのショッピングモール「Reel」が。グッチ、バレンシアガなどの高級ブランドが入るモールで、地下はフードコートになっています。
「Reel」の東側に延びる常徳路を南へ右折してみましょう。「Reel」に直結しているオフィスビル「越洋国際広場」と、大人気のデザインホテル「ザ・プリ・ホテル&スパ」があります。ナビイチ押しのホテルです!
常徳路を挟んで東側には、2013年オープンの複合ショッピングモール「静安嘉里中心」が。ナビお勧めのレストランもたくさん入っています。
「静安嘉里中心」は北棟と南棟に分かれているのですが、その真ん中にはイベントスペースや噴水広場が。フリマ、アートイベント、音楽イベントなどが定期的に開催されています。
「CALYPSO」
このエリアのナビお勧め店は地中海料理レストラン「CALYPSO」。木を基調にした開放的な建物が目印です。この設計を手がけたのは、2014年にプリツカー賞を受賞した日本人建築家・坂茂氏。ラウンジとしても使えるので、コーヒーやお酒でのひと休みに利用するのもお勧めです(休日はとても混み合うのでご注意を)。
このすぐ南側には、2013年オープンの5つ星ホテル「静安シャングリラ・ウエスト上海」があります。向かいに延びる銅仁路は、現在リニューアル工事中。高級感のあるブティックや飲食店がオープンするよう。2014年秋現在、まだ8割工事中です。
「静安シャングリラ・ウエスト上海」
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銅仁路の新店舗はまだ内装工事中
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いちばん人気は「ヒルトン上海」
さらに南側、延安中路を渡ると日本人の利用率も多い老舗ホテルが林立しています。延安中路沿い東側には、クラブ「MYST」が入る「延安飯店」が、華山路を挟んで西側には「ホテル・エクアトリアル上海(上海国際貴都大飯店)」があります。華山路沿いには「ヒルトン上海」も。この3つのホテルは昔から静安寺エリアを代表するホテルではありますが、中心地から行くには幅の広い高架道路・延安中路を渡らなければならないのがちょっとネック。
「静安寺」西側 〜万航渡路より西側エリア〜
今までそれほどパッとしなかった西側エリアも2013年以降変わりました。
まず目を引くのは、ミラノ発のデザイナーズショップ「10 Corso como」です。日本では扱っていないアイテムも豊富なので、ちょっと気合いの入ったお土産や贈り物探しに活用を。カフェやラウンジも入っています。向かいには隠れ家ホテル「パラマウント@ギャラリーホテル」が。1階には「オールドネイビー」が入っています。
「10 Corso como」
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「パラマウント@ギャラリーホテル」
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南京西路をそのまま西へと進むと、上海料理店「上海1号」や韓国カフェ「Hurom Juice Café」が入る飲食店の雑居ビルが。この中も店舗の入れ替わりが早いです。
「上海1号」
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「Hurom Juice Café」
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さらに先、この界隈ではいちばん目立つ白い本みたいな形のオフィスビル「1788国際中心(Eco City)」の裏手には、グルメモール「1788E.A.T」が。オープンしたてでまだ閑散としています。地下にはフードコートがありました。
南京西路の一本北に延びる愚園路には、アーチ型の門が並ぶアーケードがあります。
「蒲蒲蘭絵本館」
この通りのお勧めは、日本の絵本の中国語版が手に入る「蒲蒲蘭絵本館」。日本のポプラ社が運営していて、2階では絵本の読み聞かせ会なども開催しています。
「百楽門」は工事中
愚園路と万航渡路の交差点にあるダンスホール「百楽門」は現在工事中。歴史建築が今後どんな風にリノベーションされるのか注目です。万航渡路を北へ左折すると、人気飲食店が並ぶ通りが。
主なスポットを地図でチェック
ご紹介したお勧めスポットを地図で見てみましょう。空港へのアクセスも便利で周辺もにぎやかな静安寺エリアは、お勧めホテルの宝庫です。
いかがでしたか? 観光、ショッピング、宿泊、グルメなど、どれをとっても文句なしの条件を備えた静安寺エリア。今後もどんどんおしゃれな街へと変化していきそうです。ぜひ皆さんもゆっくり時間をとって、すみずみまで歩いてみて下さい。まだまだ素敵なお店やおもしろスポットが隠れているかもしれません。
以上、上海ナビがお伝えしました。