雑技会場と5つ星ホテルが入る複合ビル。グルメ、ショッピングからビジネス、医療、まで、外国人のためのお役立ちスポットがいっぱい。
こんにちは、上海ナビです。
今日ご紹介するのは、南京西路のランドマーク的複合ビルとして有名な「上海商城」です。一般的には「ポートマン」と呼ばれることが多いこちらのビルですが、5つ星ホテル「ザ・ポートマン・リッツ・カールトン上海」と雑技会場がある意外にも、さまざまなお役立ちスポットやグルメスポットがあるビルなんですよ。しかも、外資系5つ星ホテルがメインとなっているからか、一般のデパートや商業ビルよりもグンとラグジュアリーな雰囲気。早速出かけてみましょう。
「上海商城」があるのは南京西路。最寄り駅は地下鉄2号線「静安寺」駅です。南京西路をそのまま東へ数分歩けば、3棟からなる特徴的なビルが見えてきます。向かいにはてっぺんに星がついた塔が目印の展示会場「上海展覧中心」があります。
上海商城を120%楽しむ!
「上海商城」は、3つの棟と入り口部分がぐるりと四角形につながっているビルです。真ん中はタクシー降車スペースで、主に正面と両脇の東瓣公楼(イースト・オフィス・ビルディング、東峰)、西瓣公楼(ウエスト・オフィス・ビルディング、西峰)にテナントが入っています。早速正面入り口、南京西路側から見ていきましょう。
正面から見て手前が雑技会場のある部分、右手が東瓣公楼、左手が西瓣公楼、奥の高い棟が「ザ・ポートマン・リッツ・カールトン上海」です。
<正面入り口>南京西路に沿っていちばん手前に位置する部分です。入り口は東西の2ヵ所で、タクシーで入る場合東側から入り、西側に出るシステムになっています。
1、雑技会場
ビルの敷地内のいちばん道路側にあるのが、お馴染み上海雑技団のステージが鑑賞できる雑技会場です。1階にはチケット売り場があり、そのすぐ奥にホールに向かうエスカレーターがあります。
2、City Shop
雑技会場に向かう2階へのエスカレーターとは逆に、地下へ向かうエスカレーターもあります。降りて行くと、主に欧米系、日系の食材や生活雑貨を扱う大型スーパー「City Shop」が。飲み物やパンなどの調達はもちろん、バラまき土産を探すのにも役立つ場所ですよ。
3、ブランドショップ
正面入り口の右手にはフェラガモとポール&シャークがあります。左手にあるのはミュウミュウとトムフォード。90年代後半から2000年前後に上海に来たことのある方なら、「ハードロックカフェがあった場所」と説明した方がピンと来るかも。
<東瓣公楼>
「PALLADIO」
1階チョコレート専門店「hof chocolate」、ベーカリーカフェ「BAKER&SPICE」、サラダやパスタ、スムージーなど、健康的なメニューが人気のカフェチェーン「element fresh」など、欧米人に人気の飲食店が揃っています。向かって左手には、「ザ・ポートマン・リッツ・カールトン上海」管轄の本格イタリアンレストラン「PALLADIO」が。イタリア人シェフによる本場の味が楽しめます。
「hof chocolate」と「BAKER&SPICE」
|
|
「element fresh」
|
「ANA」オフィス
2階チケット予約もできるANAのオフィス、ヘアサロン「TONI&GUY」、トルコ航空のオフィスなど、お役立ちスポットが揃っています。ANAのオフィスでは在住者向けの日本語フリーペーパーも手に入るので、もっともっとディープに上海の街を知りたいという方は訪れてみて下さい。
このエリアのナビイチオシショップはネイルサロン「FIORI」。簡単なハンドエステなども受けられるので、移動中時間が空いたとき、ゆっくり座りたいときなどに利用してみて下さい。
<西瓣公楼>
1階
ポストカードなども手に入る洋書専門店「chaterhouse」、スターバックスコーヒー、銀行のATMや両替カウンター、写真をデジタルプリントしてくれるフォトショップ「WAILY’S」、紳士服を扱う「W.W.CHAN&SONS」、クリーニング店、ピザレストラン「PIZZA MARZANO」、食事メニューも豊富なカフェ「Gourmet Café」などがあります。
ナビイチオシは、この並びにある「鼎泰豊」。言わずと知れた小籠包のお店です。食事時はかなり混み合うので、ちょっと時間をずらして行きましょう。サービスの良さは折り紙付きです。
2階
いざというときに覚えておきたい外国人向けクリニック「パークウェイ・ヘルス」、常備薬を忘れたときに助かる薬局「華氏大薬房」、中国の工芸品を扱うギフトショップ「綉花張」、出張で上海に行くというビジネスマンは覚えておきたい「コクヨ・イージー・ドキュメント」、「ザ・ポートマン・リッツ・カールトン上海」管轄の高級和食店「花筐」があります。
こちらのオススメはなんといっても「グリーン・マッサージ 商城店」。雑技鑑賞の後や夕食の後、そのまま至福の時を過ごすことができます。必ず予約してからお出かけ下さい。
<北楼>真ん中のいちばん高い棟には5つ星ホテル「ザ・ポートマン・リッツ・カールトン上海」が入っています。この中にもレストランやショップがあるので、ぜひロビーを散策してみて下さい。静かな場所で待ち合わせしたいときや、トイレを借りたいときにもどんどんご利用を。さすがラグジュアリーホテル、宿泊客でなくても笑顔で対応してくれます。
いかがでしたか? 航空会社のチケットオフィスからデジタルプリントショップ、病院、ヘアサロン、薬局まで、ここさえおさえておけば上海で困ることはない場所と言ってもよい「上海商城」。2011年でオープン20周年を迎えたこのビルは、今後も私たち外国人旅行者をさまざまな面でサポートしてくれそうです。
以上、上海ナビがお伝えしました。