旧フランス租界地域の中心部、衝山路を歩こう!
こんにちは、上海ナビです。
「素敵な洋館レストランで食事したい!」「旧フランス租界を散策したい!」「上海の夜を満喫したい!」など、観光地めぐりよりもおいしいものを食べながらのんびり過ごしたいと考えている方は、もう「衡山路」をチェックしているのではないでしょうか。静かな公園や素敵なホテルが点在していて、老舗バーやリノベーション系レストランも多い衡山路は、代表的な繁華街よりも上海らしい雰囲気が味わえます。どんな場所なのか、早速ご紹介していきましょう。
衡山路へ行こう!
衡山路へ行くには、道沿いにある
地下鉄1号線「衡山路」駅が便利。出てすぐのところが衡山路です。衡山路の南端には、
地下鉄1、9号線「徐家匯」駅があります。公園などを散策しながら淮海中路方面へ歩いて北上するのもオススメ。淮海中路方面から衡山路を歩いて南下するなら、
地下鉄1、7号線「常熟路」駅で下車を。豫園、新天地などの観光地から目指すなら、
10号線「上海図書館」駅で下車を。こちらも徒歩圏内です。最寄り駅が4つもあるアクセス至便の場所なんですよ。
衡山路は約1.5kmのストリート。道沿いはもちろん、交差している東平路、桃江路などにも素敵なお店がいっぱいあるので、「桃江路エリア」「東平路エリア」「烏魯木斉南路エリア」「衡山路駅エリア」「徐家匯公園エリア」の5つのエリアに分けて衡山路の見どころをご紹介していきたいと思います。
桃江路エリア
今回ナビは、上海のメインストリートの一つ・淮海中路方面から衡山路を散策してみることにしました。淮海中路から衡山路に入ってすぐ交差しているのが「桃江路」です。距離的には短いストリートですが、素敵なお店がたくさんある場所なんですよ。道の西側突きあたり付近は、アメリカ領事館、フランス領事館などがあります。行き交う人たちも国際色豊かで、なんとなくハイソな雰囲気も漂っています。
道沿いにあるのはこんなお店です。かわいい店構えに思わず釘付けに。
ナビのオススメ店はこちら。老舗アイリッシュパブ「O’Malley’s」です。ギネスやアイリッシュコーヒーが楽しめるバーなのですが、ブランチなども楽しめるので週末は家族連れでいっぱい。また、W杯開催時は各国のサポーターが集結する場所となっています。もう一軒は、スパイシーな料理が大人気の四川料理店「品川」。日本人的に「しながわ? 和食店?」と思うかもですが、「品」は「品尝(味わう)」、「川」は四川の「川」を意味しています。
90年代から変わらぬ人気のアイリッシュパブ「O’Malley’s」
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日本人好みの四川料理が楽しめる「品川」
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中国らしい工芸品を揃えるショップ「PURELAND」はお土産を探している方にオススメ。人気の農民画なども手に入ります。
東平路エリア
桃江路の一本南側に走る東平路にも素敵なお店がいっぱい。歴史的建造物も多く、フランス租界時代の面影も濃厚に残っているストリートです。思わず足を止めてしまうような素敵な雑貨屋さんやお土産屋さんもたくさんあるので、お財布の中身を確認してからお出かけを。
洗練されたお店がずらり。
ナビオススメのショップはこの3店。アロマキャンドルやキッチンウエアが揃う「Lapis Lazuli」、シノワズリ雑貨の老舗ショップ「simply life」、オリジナルデザインの陶器グッズが大人気の「ZEN lifestore」です。どのお店も女性なら目の色が変わってしまうことうけあいの品揃え♪
おいしいレストランが多いエリアでもあるこちら。めずらしい中華が食べてみたいという方にオススメなのが湖南料理店「滴水洞」です。カジュアルなランチならタイ料理店「simplyThai」はいかがでしょう。コーヒーとケーキでちょっと休憩するなら隠れ家カフェ「ZEN CAFÉ」へ。夕食後にお酒を楽しむなら「Sasha’s」で決まりです!
「滴水洞」
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「simplyThai」
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「ZEN CAFÉ」
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「Sasha’s」
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烏魯木斉南路エリア
衡山路41号
衡山路でいちばんにぎやかな場所といえばこのエリアです。上海在住者にとってはフランス租界エリア一のあこがれマンション「衡山路41号」がここのランドマーク。ここから南側に各国料理が楽しめるレストラン街があります。ガイドブックに載っている衡山路のイメージ写真は大体このエリアの写真なのではないでしょうか。ただし、お店の入れ替わりが速い場所なので要注意。最新のラインナップをチェックしてみましょう(2011年6月現在)。
レストラン街の反対側には、フランス租界時代に築かれたキリスト教会「国際礼拝堂」があります。現在も毎週日曜日にここで在住外国人向けのミサが開かれているので、ぜひのぞいてみてください。英語やドイツ語でのミサも開催されているんですよ。ゴシック様式の重厚感あふれる建物も必見です。
衡山路駅エリア
地下鉄1号線「衡山路」駅周辺です。この周辺は、ローカル系バーが多いのが特徴。ちょっぴり敷居の高いお店が多い衡山路界隈ではもっとも庶民的なエリアです。
駅出口のすぐ左手にあります。
そんなローカル店のなかでもナビのオススメはこの茶館。のんびり中国茶を楽しみたいという方にはぴったりです。ナッツやドライフルーツなど、中国ならではのお茶請けも豊富に用意されているんですよ。場所は「衡山路」駅4号出口のすぐ隣り。迷う心配もありませんよね。
「地元の若い子が遊んでいる場所」と言えばこの複合ビル。クラブ、ボーリング場、火鍋店などが入っていて、深夜まで賑わっています。90年代までは、このビル界隈が上海でもっともホットでおしゃれな遊び場でした。上海人の30〜40代にとっては、青春の思い出が詰まっている場所なんだそう。
徐家匯公園エリア
呉興路との交差点から上海市街地の南の一大繁華街・徐家匯までのエリアです。テニスコート、プール、ボーリング場などのスポーツ施設が充実している5つ星ホテル「リーガルインターナショナル・イーストアジアホテル」や、フランス租界時代のマンションをリノベーションしたオールドホテル「衡山賓館」など、主要ホテルが集まっている場所です。緑豊かな公園も多いので、宿泊するには手放しでオススメできる場所ですよ〜。
リーガルインターナショナル・イーストアジアホテル
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衡山賓館
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こんなスポットが点在しています。
休憩、ランチ、朝ご飯、お酒と、いろいろな用途に使えて便利なカフェ「KEVEN CAFÉ」がこのエリアのナビイチオシ店。古き良き上海の喫茶店の雰囲気をぜひ味わってみて下さい。
徐家匯の繁華街
衡山路の突きあたりまで歩くと、さっきまでのプラタナス並木が嘘だったような繁華街・徐家匯に出ます。ここまでが衡山路エリア。地下鉄1、9号線「徐家匯」駅からは、人民広場、上海駅方面に向かうのも便利です。
いかがでしたか? バーストリートであり観光地でありながら、しっかりと地元の人の生活臭もする衡山路。オープンカフェでブランチを楽しむ主婦、仕事帰りに同僚とオシャレなバーで語り合うビジネスマン、公園でくつろぐ家族など、普段の生活にこの素敵なストリートを取り入れている近隣の人たちを見ていると、上海に住みたくなってしまうかもしれません。皆さんもぜひ彼らに混じって、身軽なスタイルで衡山路散策を楽しんでみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。