モダン空間で最高のホスピタリティを体験! サービス、インテリア、コンセプトのすべてに完成度を感じる5つ星デザイナーズホテル。
こんにちは、上海ナビです。
上海という街は、世界中の建築家やインテリアデザイナーを引きつける何かを持つ街のようです。実験的で大胆なものが作れる環境が整っていて、「ほかと違うもの」を追求するオーナーが多いからかもしれません。今回ご紹介するホテル「ザ・プリ」は、デザイナーズホテルの要素を持つ5つ星ホテル。高級ホテルという基準を崩さずに、斬新でコンテンポラリーなホテルとしての完成度も持っているんです。いったいどんな空間が迎えてくれるのでしょうか。
常徳路。
位置するのは、南京西路と常徳路の交差点付近。少し西に歩けば「久光百貨」、東に歩けば「プラザ66(恒隆広場)」があります。
空港バスのターミナルビル。
そして便利なのは、空港からのリムジンバスの発着所が徒歩3分以内にあること。機場2線の終点を降りて、そのまま常徳路を南に数分歩けばホテルに到着! 道路も最近整備されたばかりなので、スーツケースを転がして移動するのもラクです。
斬新なロビーがお出迎え
では早速エントランスからみていきましょう。
竹林とレンガで囲まれたエントランスを入ると、ざっと32mあるという長いカウンターが! このバーのようなカウンターがフロントなんです。フロントクラークはすべてMacBookを使用していました。この長いカウンターを奥までたどっていくと、途中からラウンジになります。なんて斬新なデザイン。でも、椅子に座ってゆっくりとチェックインの手続きができるのはうれしいですよね。
そして、フロントの向かいには「図書室」が。寝そべってもOKなゆったりソファ、勉強や書き物もできるデスクなど、使う人次第で選べる椅子と本棚が設置されています。書籍は中国語と英語のものがメインですが、待ち合わせ中に眺めたり閲覧するのは自由。窓の外は水と建築物の美を生かした庭園が広がっています。冬には本物の暖炉が設置されるそう。
客室グレード
気になる客室グレードは以下のとおり。
① デラックスルーム
② グランドルーム
③ スタジオ
④ グランドスタジオ
⑤ デラックススイート
⑥ グランドスイート
⑦ 静安スイート
2303号室/グランドルーム(約47㎡)
まず案内していただいたのはこちらのお部屋。今回は満室ということで、いちばんオーソドックスな「デラックスルーム」の撮影はできませんでした。違いはというと、窓際のソファがあるかないか。そのほかの設備は同じだそうなので、参考にしてみて下さい。
朝食が食べられるテーブル。
「私どものホテルは、お部屋内に仕事用デスクは置いていないんです」とスタッフ。低いソファテーブルと、ウエルカムフルーツが乗ったテーブルのみなのですが、テーブルの引き出しにはしっかりと事務用品セットが収納されていました。そしてこのフルーツの置かれたテーブルでは、朝ご飯を食べることができます。「レストランでもお部屋でも、お好きな方で朝食がとれます。もちろんお部屋まで運ぶ料金などはかかりません。朝食代も宿泊費に含まれています」とのことでした。
インターネットは全館無線LANが使えます(無料)。目覚まし時計、iPodスピーカーなどはベッドの横に置かれています。
テレビ、DVDは、部屋の真ん中にある柱に設置されていて、こんな風に角度を変えることができます。ベッド、ソファ、バスルームなど、どこにいても番組をチェックすることができますね。
無料ミネラルウォーターとお茶。
玄関の左手にティーセット、エスプレッソマシン、グラス、冷蔵庫などが置かれた棚があります。冷蔵庫の中味はすべて無料だそう。また、こちらのホテルはお部屋内に酒類は置いていないので、必要な場合はオーダーするか、階下のバーでどうぞ。
バスルームは、窓際のソファと並ぶように設置されています。ベッドルームとバスルームのしきりがないので一見びっくりしてしまいますが、半透明の引き戸があるのでご安心を。でも、完全に隠れるわけではないので、いっしょに泊まる相手は選ぶ感じですね。
シャワールームとトイレは個別になっています。シャワーは手持ちのホース式です。
シャンプー類のボトルがオシャレ。
アメニティは、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローション、歯みがきセット、くし、コットン、綿棒、ソーイングセット、シャワーキャップなどが揃っています。注目すべきはこのソーイングセット。なんと使いやすいように最初から針に糸が通されています。糸の色が豊富なのもうれしいですよね。
バスタブの横には、ヘチマのボディウォッシュとスクラブが置かれていました。「タオルにせっけんをつけて洗うのでは物足りない」という方、これでゴシゴシ洗えますね。
バスタブと洗面台の横にはクローゼットがあります。バスローブ、スリッパ、くつべら、ドライヤーなどを完備。
また、こちらのホテル「ザ・プリ」は、基本的にダブルベッドのお部屋が主流だそう。ツインもあるそうですが、数が少ないので予約が難しいとのことです。同僚とのビジネス視察やお友達同士の観光よりも、ご夫婦やカップルでのんびり過ごしたいという方向けのホテルかもしれません。読書、インターネット、スパ、お部屋での食事など、気兼ねなく一人旅が楽しめる環境も揃っています。
ホテル内施設
◎コンチネンタルレストラン「Jing’An」
朝食、ランチ、ディナーが楽しめる洋食レストラン。イタリアンやフレンチをベースにしたコンチネンタルが楽しめます。シェフはオーストラリア人だそう。また、朝ご飯はオーダービュッフェを採用しています。台に並んだものを取るのではなく、できたてアツアツをオーダーして好きなだけ楽しめるんですよ。朝ご飯はすべて宿泊費に含まれています。
◎ラウンジ「Long Bar」
フロントのカウンターにつながるバー。オススメはワインとシャンパンで、専用ワインセラーには豊富なストックがあります。気候のよい時期は水辺の外席でゆったりお酒を楽しむことも。
◎スパ「Anantara Spa」
こちらのホテルの売りの一つはここ。宿泊客は無料で利用できるジム、プールも併設されています。スパトリートメントのコンセプトは中国らしく「お茶」。美白、デトックス、保湿など、一人ひとりのニーズに合わせたお茶を使ったエステが体験できます。利用者がリラックスして過ごせるよう、ジム以外のスパ内は撮影禁止でした。
◎ビジネスセンター
フロントの奥に位置し、誰でも好きなだけMacとインターネットを使用することができます。パソコンを持っていなくても、仕事やメールチェックができますね。
いかがでしたか? 圧倒されてしまうほどスタイリッシュな空間が広がる斬新なホテルでしたが、ミニバーやインターネットが無料、明るく気さくなスタッフが丁寧に対応してくれるなど、そこここに安心して過ごせそうなホスピテリティを感じました。年配の方や子ども連れの方にもオススメできるホテルです。
以上、上海ナビがお伝えしました。