高級感と安心感をあわせ持つ、日航ホテルズインターナショナルの旗艦ホテル! スパ、プール、本格和食も楽しめる充実ホテルライフをぜひ。
こんにちは、上海ナビです。
世界各国に系列ホテルを展開する日航ホテルズインターナショナルが、2010年7月に旗艦ホテル「ホテル・日航上海」をオープンさせました。位置するのは上海を東西に縦断する大動脈的道路・延安西路。海外旅行ではあるけれど、ホテルには日本レベルのクオリティを求めたい、外資系高級ホテルはかえって落ちつかないという方に、新たな選択肢が増えたことになります。どんなホテルなのかナビも興味津々。早速出かけてみることにしました。
場所は延安西路と鎮寧路の交差点です。地下鉄の最寄り駅は、2、11号線「江蘇路」駅。人民広場や浦東方面に行くのも便利ですし、何より浦東空港、虹橋空港のどちらにも地下鉄一本でアクセスできるのが便利。また、11号線に乗れば上海サーキットや古猗園などの見どころがある嘉定区に行くことができます。
フロントは日本語OK
エントランスを入って右手にフロントがあります。かわいらしい丸いデザインが印象的。常時日本語スタッフがいるそうで、そのほかにも各部署に日本人スタッフが在籍しています。なにかあったときは、やはり日本人のヘルプ、アドバイスがいちばん頼りになりますよね。中国人スタッフも、日系ホテルでの勤務経験者をはじめとする優秀な方々が揃っているようです。
客室グレード
気になる客室グレードは以下のとおり。たとえば、グランドルームだけでもグランドデラックスルーム、グランドスペリアルルームなどがあり、それぞれにお部屋の雰囲気が変わるそうです。
① グランドルーム
② プレミアルーム
③ エグゼクティブルーム
④ ジャパニーズガーデンビュールーム
⑤ エグゼクティブスイート
0536号室/グランドデラックスルーム(45㎡)
まず案内していただいたのはこちらのお部屋。ゆったりと広く、自然光がたっぷり入ります。白を基調とした清潔感あふれるインテリアも印象的。
機能的なデスクには、電話、モジュラジャック、各種コンセントがついています。インターネットは有料とのこと。目覚まし時計はベッドの横に置かれています。また、お部屋に入ってすぐのところには、ジャケットやコートがすぐかけられるこんなハンガーが。
電話とモジュラジャック。
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コンセント。
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目覚まし時計。
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ジャケット掛け。
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窓の外には延安西路の高架路とシティビューが広がります。きっちり防音されているので、車の音がうるさいなんてこともありません。
テレビはソニーのBRAVIA。もちろんDVDプレーヤー付きです。持参したUSBメモリを入れてお気に入りの映画を楽しむこともできますよ。
ミニバー、ティーセット、ポット、おつまみ、冷蔵庫は、テレビの棚の下に入っています。煎茶のティーバッグは、日本人にはうれしいかも。
バスルームを見てみましょう。ベッドルームとはガラスで仕切られているのですが、ボタン一つで透明、磨りガラスに切り替えることができます。上海のホテルって、なぜかガラス張りのバスルームが多いですよね。日航ホテル的に、上海のお客さんのニーズと、透明に抵抗がある日本人客のニーズ、どちらにも応えたということなのかもしれません。磨りガラスバージョンに切り替えれば、人影などもほとんど見えないのでご安心を。
バスタブには、浸かりながら見られるテレビがあります。リモコンは防水式なので、うっかり浴槽に落としてしまっても安心。浴槽も深く、ゆっくり旅の疲れを癒せそうです。
シャワールームは個別になっています。シャワーは手持ち式、固定式どちらも完備。トイレはバスルームにあります。ウォッシュレット付きでした。また、洗面台、シャワーからは日本と同じ軟水が出るよう設定されています。硬水の上海の水は、体質によって肌や髪を痛めることがあるそうですが、これなら安心ですね。
アメニティーは、リンスインシャンプー、ボディソープ、ボディローション、歯みがきセット、くし、シャワーキャップ、綿棒、カミソリ、ソーイングセットなどが揃っています。洗面台の棚にはドライヤー、下には体重計がありました。
バスルームの向かいにはクローゼットがあります。バスローブ、スリッパ、くつべら、アイロン、アイロン台、カサ、そして万が一のときのためのガスマスクも用意されています。
クローゼット内のセーフティボックスに注目を。上からフタをぱかっと開ける形で、A4ノートパソコンがラクラク入る大きさ。しかも、セーフティボックス内にコンセントがあって、入れている時間に充電もできるんです。
1916号室/グランドルーム(約38㎡)
ツインのタイプを見せていただきました。こちらは先ほどのお部屋より若干狭いそうですが、言われないとわからないほど。快適に過ごせそうです。19階からのシティビューも必見。
アメニティ、設備は先ほどのお部屋と同様のものが置かれていました。
0807号室/エグゼクティブスイート(80㎡)
今回特別に見せていただいたスイートルームです。丸いバスタブとガーデンビュー、寝室のほかに設けられたリビングなど、高級感あふれるインテリア。家族で滞在する方もいるそうです。
ホテル内施設
◎レストラン「セリーナ」
朝食ビュッフェはこちらのレストランで。オープンキッチン式の明るい店内では、ビュッフェながらできたてアツアツのお料理を楽しむことができます。パンやチーズ、デザートも豊富に揃っていました。夜はエリア内の一部が「ブルー・バー」となり、カウンター席でワインやカクテルを楽しむことができます。
◎日本料理、鉄板焼き「弁慶」
寿司、刺身、鉄板焼きなど、日本人料理長が腕を振るう本格和食がスタイリッシュな空間で楽しめます。個室も用意されているので、ビジネスマンなら会食や接待にも重宝するはず。料理長のモットーは、「素材を大切にしたやさしい味わい」だそう。旅行中、一日くらい和食の日があってもよいのでは。
◎中華料理「錦閣」
主に広東料理が楽しめる高級中華レストラン。こちらも4、5人から利用できる個室があるので、家族や友達同士気兼ねなく過ごしたいという方はぜひご利用を。
◎ロビーラウンジ
アフタヌーンティーや待ち合わせ、休憩に使えるカフェ。斬新なデザインの家具でまとめられたインテリアが素敵。
スチームバス。
◎スパ・フィットネスセンター
宿泊客なら誰でも無料で利用できるジムとプールが4階に入っています。最新のトレーニングマシンからスチームバス、サウナなども無料で使えるんですよ。チェックインしたら、とりあえず水着と着替えを持って4階にいってみましょう。また、スパエリアには世界各国のリゾートホテルで人気の「ANGSANA SPA」が入っています。半日エステ、その後観光なんていうスケジュールもアリかも。
いかがでしたか? 今回初めてこちらのホテルを訪れたナビですが、日本レベル、いや、それ以上にゆったりとしたひとときが過ごせるのではないかと思いました。和食レストラン「弁慶」では、スタッフが「いらっしゃいませ!」と笑顔で迎えてくれましたし、案内していただいた方もホテル業界慣れしたベテランといった雰囲気でした。何かと不安な海外での滞在。こんなホテルなら、安心して心から上海旅行を楽しめるのではないでしょうか。
以上、上海ナビがお伝えしました。