インターコンチネンタル 上海 浦西 (上海浦西洲際酒店)は、玉仏禅寺や静安寺から 3 km 圏内、上海 (閘北近く) の便利な場所に位置しています。 この 5 つ星のホテルの 5 km 圏内には、上海自然史博物館、MOCA 上海などがあります。
こんにちは、上海ナビです。
上海の街は、地図を見てもわかるように主要観光地やショッピングエリアが「上海駅」からことごとく離れています。駅を中心とした日本の主要都市とは街の造りがちょっと違うんですよね。でもここ数年、デパートやオフィスビルが近隣に建ち始め、駅の周りにもオシャレなスポットが増えてきたような気がします。その筆頭をいくのが今日ご紹介する「インターコンチネンタル上海浦西」。2009年末、ついに上海駅エリアに登場した外資系5つ星ホテルです。
場所は上海駅から徒歩圏内の恒豊路。上海駅南口を出るとすぐピカピカの高層ビルが見えるはずです。駅からホテルまで行く途中には、日系レストランやドラッグストアなども入っている便利なデパート「太平洋百貨」があるので、ショッピング、食事、おみやげ探しにも困りません。
上海駅は中国各地へ向かう列車が出発するターミナル駅。蘇州などの近郊旅行から北京、西安など、上海を拠点に鉄道旅行がしてみたいという方にも便利な立地です。もちろん地下鉄も1、3、4号線が通っています。どこへ行くにも便利ですよ。4号線に乗れば、万博会場にも乗り換え無しで行けちゃいます。
贅を尽くしたモダンな空間
では早速エントランスからみていきましょう。水、オブジェ、工芸品などをふんだんにとりいれた広大なフロントスペースにまずびっくり。上海駅のあるエリア・閘北区ではトップクラスのラグジュアリーホテルだという前評判にも納得です。約3000㎡のボールルームや約300席の劇場なども入っていて、「ざっと見るだけでも2時間はかかりますね(笑)」とスタッフ。軽いハイキング気分で、早速見ていきたいと思います。
客室グレード
気になる客室グレードと部屋数は以下のとおり。
①ゲストルーム(デラックスルーム) 533室
ツインルーム 398室
ダブルルーム 135室
禁煙ルーム 326室
②スイート 31室
※他にエグゼクティブルーム、エグゼクティブフロアなど。
2301号室/ゲストルーム(約45㎡)
落ちついた色調の温もりあふれるインテリア。ビシッとメイキングされているのではなく、ふんわり布団がかけられたベッドもやすらぎを演出してくれています。
ナビが思わず駆け寄ってしまったのは窓際のロングソファ。こんなゆったりしたソファ、他のホテルでは見たことありません。「このソファはベッドにもなるんですよ。ベッドを追加する場合は別料金となりますが、このソファを使っていただく場合は料金はかかりません」とスタッフ。家族連れにはうれしいかも。
丸いデスクも個性的。インターネットは有線、無線ともに利用できます(有料)。そしてマック専用の充電器も。iPhonは世界中の人が使ってますからね〜。
47インチの液晶テレビもすっきり収納されています。棚の中にはスピーカーが隠されていました。ホームシネマ並みの画質とサウンドが楽しめるそう。
棚にはセキュリティボックス、コーヒーマシン、ポット、ミネラルウォーター、ティーセット、グラスが用意されています。セキュリティボックスはノートパソコンも入る大型サイズ。街歩き時にホテルにパソコンを置いていくのって不安なんですよね。でもこれなら安心。コーヒーマシンには、バリスタ仕様のエスプレッソの粉もついています。
冷蔵庫の中はこんな感じ。日本人的に、アサヒの瓶ビールがあるのがうれしいです。
浴室も広々。楕円で深めのバスタブです。シャワーは天井から降り注ぐタイプとホース式の2種類。上海のホテルやマンションは水圧が弱いことで有名ですが、スタッフいわく「これほどの水量を誇る浴室はないのでは」とのこと。期待しましょう。
アメニティは歯みがきセット、くし、シャワーキャップ、コットン、爪みがき、シェーバー、ソーイングセット、ボディウォッシュが流しの小箱に入っています。清潔感あふれるパッケージングも安心できますよね。足元には体重計もあります。
シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディローション、ソープはすべて「ロクシタン」製!
トイレはこんな感じ。「TOTO」製で、ウォシュレット付き。フタも近づくだけで自動開閉します。
クローゼット内には、バスローブ、ハンガー、スリッパ、靴べら、靴磨き、ランドリーバッグ、ドライヤーが入っています。そしてなんとこのクローゼット、ただ洋服を収納するだけでなく扉を目隠しにして中で着替えができるような造りになってるんです。友達同士や親子でも、同じ部屋で着替えるのは抵抗があるという方もいますよね。「さすが一流ホテル!」と言いたくなってしまう繊細な心づかいです。
2312号室/ゲストルーム(約48㎡)
ツインタイプのお部屋です。こちらも窓辺のロングソファ付き。アメニティ、設備は先ほどのお部屋と同じでした。
2309号室/ゲストルーム(約50㎡)
ちょっぴりハイグレードなお部屋も見せていただきました。
一角に2畳ほどのこんなスペースを発見しました。荷物が多い方のために設けたスペースだそう。スーツケースや買い物袋もどっさり置けます。
そして、写真ではちょっとわかりにくいのですが洗面所のミラーにはテレビが映るんです。朝、メイクしながらニュースやお天気をチェックするなんてことも可能。こんなシステム、ナビは初めて見ました!
1683号室/エグゼクティブルーム
ビジネスマンにオススメなのがこちらのお部屋。
ドアを開けるとこんな応接間があります。散らかったベッドルームをクライアントに見せずにスマートに対応できますよね。
機能的なデスクには、なんと必要な事務用品がすべて揃っています。出張中もいつもと変わらずバリバリ仕事がこなせるはず。
心身ともに疲れる国外への出張。でも、室内にこんなジャグジーバスがあれば疲れ知らずなのでは。お風呂場の鏡ではテレビをみることもできます。
ホテル内施設
◎中華料理「翠庭」
営業時間 11:30〜14:30 17:30〜22:30
伝統的な広東料理をメインに、地元上海料理やその他地方の中華料理を出す高級レストラン。会議施設も兼ねた巨大な個室、ガラスのシャンデリアなど、インテリアはどれも圧倒されるものばかり。政府関係者など、国の要人にも常連がいるそう。
◎ビュッフェレストラン「ECCO」
営業時間 6:30〜22:30
「世界のキッチン」をコンセプトにしたオープンキッチン式のビュッフェレストラン。イタリアンをメインに、中華料理や刺身などもビュッフェ形式で好きなだけ味わえます。フォアグラをのせたステーキやローストビーフも食べ放題。スイーツが豊富なのもうれしいですよね。
◎日本料理「Koi」
営業時間 11:30〜14:30 17:30〜22:30
料理人やスタッフとのやりとりが楽しめるよう、さまざまなタイプのカウンター席が設けられた店内が印象的。料理長は日本人で、オススメは鉄板焼きと寿司だそう。各種日本酒を取り揃えた日本酒バーも併設されています。上海で極上の和食をどうぞ。
◎ロビーバー「The Avenue」
営業時間 11:00〜23:00
ロビーバーとしては上海一の広さだというこちらのお店は、カクテルなどのお酒はもちろん本格的な中国茶、アフターヌーンティーもゆったりと楽しむことができます。閲覧自由の本棚や、トリュフなどのスイーツを扱うデリも併設。
◎スパ「インターコンチネンタル」
営業時間 10:00〜22:30
ジャグジーバス付きのスパ、ジム、プール、サウナ、テニスコート、ヨガスペース、バーチャルゴルフなどを併設。スパルームは計7室で、専門のエステティシャンが旅の疲れを癒してくれます。もちろんカップルでも利用できますよ。
いかがでしたか? しっかり2時間かけて見学し、ビュッフェレストラン「ECCO」でランチも堪能したナビ。ビジネスセンター、ボールルーム、会議室、近日オープン予定というステーキレストランなど、紹介しきれなかった施設もまだまだたくさんあるんです。でも、お料理の味やゲストルームのゴージャスさはもちろんですが、やはり明るくきめ細かいサービスを笑顔でこなしているスタッフの皆さんがいちばん印象的でした。皆さんも、世界が認めるインターコンチネンタルでハイグレードな上海旅行を楽しんでみてはいかがでしょう。
以上、上海ナビがお伝えしました。