外観は昔のまま5つ星昇格を目指しリニューアルされたクラシカルホテル。眺望抜群、レトロと現代が重なったステキな雰囲気!
こんにちは、上海ナビです。
今回は、特徴的なイギリス式建築スタイルで北外灘に建つ、クラシックホテル 「上海大厦」 へご案内しましょう。
1934年のオープン以来70年以上、上海の様々な歴史のシーンにも登場してきたこのホテルは、まさに老舗の風格!オールド上海の雰囲気と上海一とも言われる眺めの良さで有名な4つ星ホテルだったんです。
ただ客室に少々古さが目立つのが残念な点でしたが、つい最近5つ星への昇格を目指し内部を全面的にリニューアル。外観こそ年月を感じさせる姿ながら、一歩中に入れば “オールド上海と現代が融合した清潔感ある高級ホテル” という言葉がピッタリ。オールド上海の雰囲気を満喫したい方にはなかなかオススメのホテルなんです。
外白渡橋を渡った先に建つというロケーションは、上海のシンボル的なエリアを見渡すには最高の場所。南東向きの客室からは外灘から浦東に掛けて、黄浦江の曲線も美しい絶好のリバービューが堪能できるんです。
ホテルは外白渡橋を渡って左折したところにあります。地下鉄1号線「南京東路」からはかなり歩きますが(約20分)、タクシーを利用するのであれば上海主要観光地へのアクセスがとてもいい場所なんですよ。
~ホテル フロア別案内~
17~19階 会議室、宴会場
10~16階 客室(エグゼクティブルーム) ※エグゼクティブラウンジは14階
4~9階 客室(デラックスルーム)
3階 客室、スパ「海倫黄SPA」、トレーニングジム(※改装中)
2階 フレンチレストラン&ラウンジ「Belle Vue」、高級中華料理「黄浦軒」、ティーハウス「恵風私暢」
1階 フロント、ロビー、ビジネスセンター、ロビーバー、バー「British Bar」、日本料理「一番屋」、各種ショップ
正面玄関から一歩中へ踏み込むと、外観から想像つかないほど新しくキレイなロビーに迎えられます。前方左手のフロントを抜けると、ロビー中央のエレベーターから客室へ上がります。
■ 客室紹介
3~16階までの客室には、デラックス/エグゼクティブ/デラックスバンドスイート/ブロードウェイバンドスイートの全4タイプ、合計250の客室が用意されています。今回はこちらからエグゼクティブルームとデラックスバンドスイートにお邪魔してきました。
1211号室/エグゼクティブルーム(ツイン) (約35㎡)
こちらは2006年にリニューアルされたツインの客室です。この2年内にも多くの客室がリニューアルされているそうで、ホテルの外観とは打って変わってモダンな客室に驚き!
ベッドもダブルサイズで寝心地が良さそうだし、リネン類もとっても清潔!サイドボードには文字が見やすい目覚まし時計もちゃんと付いています。
TVボードやデスク、ソファまで、暖かみを感じるインテリアもリッチな気分ですね。TVボードの下部には冷蔵庫やティーセット類が収納されています。
しかし、ラウンジソファは1人分しか用意されていません。
エグゼクティブ以上の客室には全てFAXが用意されているそうです。コンセントも分かりやすい位置に多めに付いているので、ビジネス時にも使い勝手がよさそうです。
バスルームには、バスタブとシャワーブースが両方設置されています。しかも、エグゼクティブ以上だけでなく、なんと全客室がこのダブル設置スタイルなんだそう!
エグゼクティブ以上の客室では、AIGNERのアメニティが用意されています。
1109号室/エグゼクティブルーム(ダブル)(約35㎡)
こちらは2007年にリニューアルされたばかり。先ほどのお部屋とは雰囲気が異なり、クラシカルムードの漂うステキな客室です。
ゆったりワイドなベッドの足元にあるスツールも、アンティーク調のめずらしいデザインがステキですね。
インテリア類は全体的にクラシカルな雰囲気を追求したデザインで統一されています。
また、エグゼクティブ以上の客室にはウェルカムフルーツも用意されています。
先ほどの透明感あるモダンなバスルームとは異なり、こちらは室内同様の “貴族的” 雰囲気なバスルーム。洗面台などちょっとプチな造りなのが、また可愛いくて女性に受けそうです。
また、エグゼクティブ以上の客室になると、バスアメニティも丁寧にこんなバッグに入っています。
こちらの客室からは眺めもイイんです。外灘へとつながる橋、東方明珠塔までしっかり見渡せます!
1119号室/デラックスバンドスイート(約90㎡)
こちらはリビングルーム&ベッドルームに加え、書斎まで加わった豪華な客室です。
リビングにはワイドなソファやダイニングテーブルがある他、キッチン系の収納も付いています(※ここで調理はできません)。またリビング専用のトイレも付いています。
さらに奥にはベッドルーム/書斎と続くんですが、そのアプローチには小さな化粧台が配されています。プチサイズですが、十分使える大きさですよ。
ベッドルームは、最初に見たエグゼクティブルームと同じスタイルのインテリアがあしらわれています。
入った奥の右手側は、しっかり空間の取られたウォークインクローゼットになっています。ここにクローゼットが備え付けられ、旅の大きな荷物など、不要なモノは全てここへ整理できますね。
左手側には、バスタブ&シャワーブース、そしてトイレが用意されています。バスタブの横に窓が付いているので、湿気がこもらなくていいですよね。
ベッドルームのさらに奥に位置するのがこの書斎です。デスクワークにも集中できそうな落ち着いた雰囲気。
書斎には2つの小さなテラスへ出ることも可能なんです。そこから見える景色がこの2枚!今日は残念ながら雨模様ですが、晴れの日中やナイトタイムには上海を代表する景色をお部屋に居ながらにして満喫できそう!
【客室共通備品】
各部屋、TV/電話/冷蔵庫/無料ミネラルウォーター/ティーセット/ミニバー/ポット/スリッパ/バスローブ/アイロン/目覚まし時計/傘/セーフティーボックス/インターネット設備が完備されています。
※ デラックスルームの場合、スリッパのタイプが上記写真と少々異なります。
※ ファックスは、エグゼクティブルーム以上の客室に用意されています。
※ 一部エグゼクティブルームには、パソコンが用意された客室もあります。
【浴室共通備品】
石鹸/歯ブラシ/シャンプー/リンス/シャワージェル/ボディローション/コーム/シャワーキャップ/レザーキット/綿棒/ソーイングキット/体重計/ドライヤーなどが用意されています。 ※ エグゼクティブルームにはコットンも用意されています。
■ ホテル内付帯施設
【1階】
◎ ロビーバー
営業時間 8: 30~23:00
◎ ビジネスセンター
営業時間 8:00~23:00
FAX、コピー、インターネット等の利用はこちらで。
◎ショッピングセンター 営業時間 8:00~22:00
お酒、煙草、雑貨類が販売されています。
◎「旌盛工芸品店」
営業時間 8:00~22:00
工芸品、中国ならではの雑貨類が販売されています。
◎画廊
営業時間 9:00~20:00
フラワーショップの向かいにあります。
◎チケットセンター
営業時間 8:00~21:00
◎ デザイナー雑貨ショップ 「琼耳艺术品」
営業時間 9:00~22:00
デザイナー蒋琼耳(JIANG Qiong Er)のモダンアクセサリー&雑貨の専門店。
◎日本料理 「一番屋」
営業時間 10:00~深夜0:00
◎ バー 「British Bar」
営業時間 17:00~深夜2:00
【2階】
◎ 高級中華料理 「黄浦軒」
営業時間 11:00~14:00、17:00~22:00
◎ フレンチレストラン&ラウンジ 「Belle Vue」
営業時間 7:00~10:00、12:00~14:00、17:00~22:00
正統派フレンチレストランでは朝食もいただけます。
◎ティーハウス「恵風私暢」
営業時間 10:00~22:00
【3階】
◎ スパ「海倫黄SPA」
営業時間 9:00~深夜2:00
ボディマッサージ、スキンケア、フェイシャルやパッケージコースなどのメニューがあります。
◎トレーニングジム(※現在改装中)
【17~19階】
各種会議室とバンケットルームが用意されています。 ;
【14階】
◎ エグゼクティブラウンジ
エグゼクティブルーム以上に宿泊の方は、このラウンジでチェックイン/チェックアウトできる他、簡単な朝食も取ることができます。また、14:00~21:00の時間帯にはコーヒー、紅茶、緑茶のサービスが無料で受けられます。
■ 周辺情報
◎ 外灘(バンド)
黄浦江岸に欧風の歴史建築が並び、かつて上海が魔都と呼ばれた1930年代のクラシカルな面影を色濃く残す外灘(バンド)エリア。数年前から、これら歴史建築の内部を改装したゴージャスな商業施設(外灘3号、外灘18号など)が続々とオープンし、高級ブランドのフラッグショップ、有名レストランやバーの数々が集まっています。ホテルから通りの景色が見え、ホテルから歩いてスグなのも嬉しい!
◎ 南京東路歩行街
漢口路から2本北にある通りが上海で最も古い繁華街と言われる 「南京東路歩行街」 です。いつも国内外からの観光客で賑わい、路面にせり出す幾多の看板が夜になると異国気分をいっそう盛り上げてくれますよ。
◎ 「モーニング上海(外灘店)」
外白渡橋のたもと、150年の歴史を持つクラシックホテル 「浦江飯店」 の1階部分には、オールド上海気分に浸りながら味わえる上海料理&フランス料理の有名店があります。ナビでもご紹介済みなのでぜひチェックしてみてくださいね。