静安寺から徒歩7分、海鮮料理が自慢のお店でリーズナブルに楽しめる上海蟹フルコース!
こんにちは、上海ナビです。
秋から冬にかけて上海を訪れるなら、絶対食べておきたい「上海蟹」。でも、いまいちどこのお店で食べればいいのかわからないし、行ってみたらびっくりするほど高かった! なんていう声があるのも事実です。団体ツアーがバンバン入ってくるような大型店も落ちつかないですよね。意外と上海蟹のお店って、選ぶのが難しいんです。そんななか、ナビイチオシのお店なのが今回ご紹介する「上海漁亭」。こじんまりとしたローカル店なのですが、蟹味噌料理の数々が特に好評なんです。
周辺情報
お店があるのは華山路。地下鉄1、7号線「常熟路」駅と、2、7号線「静安寺」駅の丁度中間に位置します。「静安寺」駅の方がやや近いでしょうか。お店の斜め向かいには有名5つ星ホテル「ヒルトン上海」があります。
また、お店のすぐ隣りの小区(住宅地)には、近代中国にて教育の分野で活躍した蔡元培の故居があります。夕暮れ、早めに着いてしまったらぜひ散策してみて下さい。2009年より、無料で入場できるようになっています。
アットホームなローカル店
お店の外観はこんな感じ。2010年にリニューアル工事を終えたばかりだそうで、2階にも個室ができました。「中華料理店独特の騒がしさがニガテ」という方は、ぜひ2階の個室をご予約下さい。
少人数でゆったりくつろぐなら、カフェみたいな一階窓際席がオススメです。
オススメは蟹コース!
上海ではこの時期、さまざまなお店が上海蟹尽くしのコースメニューを用意しています。各店が独自のアイデアで勝負しているのですが、こちらのお店の売りは蟹の品質と蟹の各部位の料理なのだそう。「私たちはすべて活きた蟹をそのまま調理しています。料理も、ツメ、蟹味噌、足など、それぞれの部位をまぜないで個別に調理しています」とスタッフ。
早速活きた上海蟹を調理場から持ってきてもらいました。もちろん陽澄湖産のホンモノだそうです。陽澄湖産の上海蟹は、足の関節からつま先まで生えている毛が白っぽいのが特徴。皆さんも、蟹料理屋さんでは遠慮なく調理前の活きた蟹を見せてもらいましょう。
「上海漁亭」の蟹コースは、題して「金牌漁亭蟹宴」(338元/名)。蟹鉗(蟹爪の蒸し物)、蟹柳(足肉炒め)、蟹粉(蟹味噌炒め)、蟹膏(蟹白子炒め)、蟹粉豆腐(蟹味噌と豆腐の炒め物)、蟹粉時蔬(野菜炒めの蟹味噌がけ)、蟹粉小籠(蟹味噌入り小籠包)、清水蟹(姿蒸し)という、蟹尽くしの8品が付きます。中でもオススメなのはこちらの4品だそう。( )内は単品オーダーの場合の数人前の値段です。
清炒蟹粉(198元)
こってりまろやかな味わいの蟹味噌を蟹肉とともに炒めたゼイタクなひと皿。以前ナビは、蟹味噌料理を初めて食べた方に「これ、ウニでしょ?」と聞かれたことがあります。蟹の中身がこんなに黄色くてこんなにこってりした味わいだなんて、上海蟹未経験の方はきっと驚くはず。
清蒸蟹鉗(258元)
蟹爪のまるい肉を取り出してシンプルに蒸し上げた一品。これだけで何匹分なのでしょう。この部分の肉は、姿蒸しで食べる場合いちばん殻が硬くて食べにくい場所です。こんなふうに調理されていれば簡単に味わえますよね。好みで黒酢も添えてもらいましょう。
銀皮蟹膏(318元)晩秋から冬にかけておいしくなるのは上海蟹の雄。特に白子の部分です。その白子と、銀皮(粉皮)と呼ばれるきしめん状のはるさめを和えて炒めたもの。紹興酒をオーダーしてちょっとずつ味わいたいひと皿です。
蟹柳扒芦笋(218元)蟹の足肉とアスパラガスの炒め物。よく、「上海蟹は味噌だけで、ほかは食べるところがない」なんて言われますが、足肉も日本の蟹に負けない繊細な味わいがあります。さっぱりとしたアスパラガスと炒めることで、より味が引き立つのだそう。
そのほか、コース以外にもう1、2品頼みたい、特にコースでなくてもいいという方は、もちろん単品でのオーダーもできます。メニューにはすべて写真がついているので指差しで注文できますね。シーズンをハズして来た方、上海蟹よりもどちらかというと簡単な上海料理やお酒の肴が食べたいという方にもオススメできるお店です。
いかがでしたか? 「上海漁亭」は、上海蟹ならいつものお店がもう決まっているという方にも、「上海蟹コースならいろいろなお店で試し済み」という方にも、値段と内容、味を比べてほしいなと思うお店なのです。ご感想はぜひナビまでお寄せ下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。