小吃片手に歩行街を散策! 意外と知らない屋台街も!? 南京東路沿いのグルメスポットをご紹介。
こんにちは、上海ナビです。
上海を代表する観光ストリートといえば「南京東路」。エリアの約半分が終日歩行者天国になっていて、軒を連ねるお店も中国らしさ満点! 中国国内はもちろん、世界各国からの観光客が集まる場所なんですよ。上海ならではの味を楽しめるお店もいっぱい。観光がてらの食べ歩きもOKです。ということで今回ナビは、上海に来たからには食べたい小吃を南京東路で大捜査! 「旅行日程が短い!」「ツアーなので行く場所が限られている!」という方はここで制覇しちゃいましょう〜。
南京東路への行き方、歴史、基礎知識はこの記事でチェックを!
小腹が空いたときの食べ物を紹介します
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「小吃」とは?「小吃」とは軽食やおやつのこと。軽めの食事でもいいし、間食でもOK。テイクアウトや食べ歩きができるものを指します。ですので、「そういうB級グルメじゃなくて、レストランで落ち着いてゆっくり食事を楽しみたい!」という方は、南京東路沿いのこんなレストランをチェックしてみて下さいね。ナビのお勧め店は以下です。
レストラン街や地下の飲食店が充実している通り沿いデパートはこの3ヵ所!
「南京東路」は主に国内外の観光客が集まるストリートです。旅行者を狙った詐欺も多発しているのでお気をつけください。特に「シャッター押して」の声がけはどんな場合でも応じないでください。
「南京東路」のお勧め小吃!
それでは早速、ナビお勧めの「南京東路」グルメをご紹介したいと思います。といっても、南京東路沿いのメインスポットは大型デパート、国営の老舗工芸品店や漢方薬局などです。パッと見、「食べ歩きできるものなんて売ってないのでは?」と思える雰囲気。
ここからスタート!
が、小吃のお店は通り沿いの何ヵ所かにぎゅっと集まっているんです。知らないと通り過ぎてしまう場所も! ということで今回ナビは通り沿いの主要小吃スポット6ヵ所をチェック! 地下鉄2、10号線「南京東路」駅から歩行街を西へ歩きつつ、小吃スポットを探してみましたよ。
「南京飯店」周辺は食べ物屋さんがいっぱい
その1:「南京飯店」周辺「南京東路」駅2 号出口を出て、アップルストアを右手に通り過ぎると老舗食料品店「邵万生」が見えてきます。ここから北に延びる山西南路には、『上海ナビ』でも予約数ランキング上位に入る人気ホテル「南京飯店」が。この界隈100mくらいに渡って老舗の小さな食堂が点在しています。
こんなお店が並んでいます。
ナビのお勧めは創業100年以上という老舗小籠包屋さん「聚福園」。基本的な上海料理もすべて揃っています。麺料理なら有名チェーン「滄浪亭」へ。最近、同じ建物内にエッグタルトのお店「沙煜仟蛋撻王」ができていました。一つ2元。歩きつつパクッと食べられます。
知る人ぞ知る路地
その2:五福弄ここからまた西へと歩を進めると、「南京東路」きっての隠れグルメスポット「五福弄」があります。ちょうど向かいに目立つ看板の「吉野家」があったりするので、日本人旅行者の皆さんは「上海にも吉野家があるんだ〜」などと気を取られて、「五福弄」のほうには目がいかないよう。狭くて地味で、ノスタルジックな屋台街があるんです。
こんな小吃が売られていました。すべて屋台なので、雨の日は出ていないことがあります。また、最近上海の街角ではこういった屋台の出店取り締まりが厳しくなってきているので、「そのうちなくなっちゃうんだろうな〜」という雰囲気。味わいたい方はお早めに(2014年4月現在)。
今日も大行列の「真老大房」
その3:「真老大房」周辺福建中路との交差点にある行列店といえば、老舗食品店「真老大房」。ここの「鮮肉月餅」(3.5元)は南京東路に来たからには食べたい一品。小籠包や生煎(焼き小籠包)が上海を代表する小吃だとしたら、鮮肉月餅は通のみぞ知る隠れ代表メニューなのです。月餅というと甘いものを想像するかもですが、たとえるならメンチカツの衣をパイ生地にした感じ? ジューシーなひき肉餡が絶品です♪
階段で2階に上がります
この「真老大房」の2階には、上海名物を安くいろいろ食べられる「老盛昌」が。定番は小籠包だけど、ぜひ試してほしいのが「酒酿圓子」。酒粕入りの葛湯に白玉団子を入れた、上海の伝統的なおやつです。やさしい甘さがナビも大好き。1人前5元でした。
その4:「三陽食品」周辺
月餅や羊マークのお菓子で知られる老舗国営食品店「三陽食品」は、上海人のお母さんたちに大人気のお店。いつ行っても混み合っています。歩きながら食べられるものもいっぱい。
いつもすごい混雑!
ここと同じ建物の西側にあるのが、戦前オープンの上海料理店「沈大成」です。店内はレストランになっていますが、いつも激混みなのがテイクアウト窓口。伝統的なお餅や蒸したお菓子が売られています。ナビが訪れたのは4月だったので、売場は清明節に食べる「青団(よもぎ団子)」一色! 6個18.5元で、飛ぶように売れていました。
食品のデパート!
その5:「上海市第一食品商店」旅の日程が短いという方は、ここに立ち寄るだけでOK!? 生煎の「小楊生煎」、豫園と同じ小籠包の「南翔饅頭店」、エッグタルトの「LILLIAN BAKERY」という、どのガイドブックにも載っている上海名物の3大巨頭がここに集まっています。
フードコートがあります
3階のフロアの一角は自由に座れるフードコートになっているので、いろいろ買って持ち寄ってここで味見することも。一人旅でも気兼ねなく食事できます。ほかのフロアには調味料、乾物、お菓子、紹興酒など、お土産にできる食料品もたくさん揃ってますよ。
この2階にあの「湯包」のお店があります
その6:「泰康食品」周辺ここに来たからには食べないと始まらないのが「蟹黄大湯包」(15元)。食品店の奥の階段を上がった2階で食べることができます。上海蟹の蟹味噌のスープが詰まった手のひら大の小籠包なんですが、爪楊枝で皮を破ると濃厚な蟹風味のスープがぶわーっと! お皿を持って飲めばいいそうです(店員さんが教えてくれました)。
こんな屋台街があります
「泰康食品」の西側側面には、ちょっとした屋台街「香江映象」があります。
ここにも先ほどの湯包があります
このいちばん奥の右手には、先ほどと同じ「蟹黄大湯包」が食べられる小籠包屋さんが。値段も味も同じとのこと。プチお得情報としては、ソフトドリンクの値段は「泰康食品」の2階よりも数元安く設定されています♪
この先で「南京東路」の歩行街は行き止まり。すぐ先に地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅があります。一駅分歩いたことになりますね。いろいろ食べてお腹も限界なナビですが、歩きながらだったから代謝もいいはず? 夕飯は別にしっかり食べました。
以下、歩いた順に立ち寄ったスポットをまとめてみました。食べ歩きメインで滞在したい方にお勧めのホテルもご紹介します。
いかがでしたか? スタイリッシュなレストランやオシャレな中華メニューを出すお店が増えている上海ですが、南京東路には「昔ながらの中国の味」がまだまだ残っています。お店の人との交流も楽しめるはず。ぜひたっぷり時間をとって、小銭もたっぷり用意して出かけてみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-03-01