伝統的な精進料理をベースにした、カジュアルなヴィーガン火鍋にチャレンジ!
こんにちは、上海ナビです。
精進料理というと日本ではお寺の宿坊などで食べるイメージですが、上海には気軽に行けるカジュアルなレストランがたくさんあります。今日ご紹介するお店もその一つ。2018年にオープンした精進火鍋のお店です。「ヴィーガン火鍋」をコンセプトにしているお店なのですが、昨今のブームに乗ったわけではなく、もともと中国の仏教徒やお坊さんは菜食主義とのこと。こちらのオーナーさん自身、敬虔な仏教徒なのだそう。どんなお店なのか早速出かけてみましょう〜。
「一叶一世界藏茶蔬食火鍋」へ行こう!
最寄りの「南京西路」駅2号出口
「一叶一世界藏茶蔬食火鍋」の最寄駅は地下鉄2、12、13号線「南京西路」駅。とてもわかりやすい場所にあります。
※2018年現在、12、13号線の駅を利用した場合は一度改札を出る必要があります。その場合は2号線の乗り場を目指してください。
こちらがお店の外観。5階のフロアの奥にあります。「818広場」は2018年現在リニューアル工事中で、営業していないフロアがあるなどやや不安な雰囲気ですが、5階のフードフロアは賑わっているのでご心配なく。
テーブルはこんな感じ。半個室で落ち着きます
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「一叶一世界藏茶蔬食火鍋」の楽しみ方今回ナビは、「精進料理なんてイヤだ!」「野菜も生命だと思う!」と主張する肉食女子の友人を無理やり誘って出かけたのですが、意外とそういう人は多いよう。もともとヴィーガン友達なのかもしれない雰囲気の2〜3人連れ、1人客など少人数の人が多かったので、ひとり旅の方向きの火鍋店かもしれません。あと、ナビが印象的だったのは店員さんたちの対応。実はここのお店のオーナーさん、東湖路にある某老舗バーのオーナーでもあって、しかも仏教徒なだけあって、マニュアル的ではないフレンドリーなもてなし方をきちんと教育しているようです。
ヴィーガン火鍋に挑戦♪
iPadでオーダー
オーダー方法は一般的な火鍋店同様、「鍋底(鍋スープ)」と具材を選んで注文します。こちらのお店はメニューがiPadでした。操作がわからない場合は店員さんが付き添ってくれます。
オーダーが済んだら、お店の一角にあるつけダレコーナーへ。ここで好みの味のタレ(数種類を混ぜて作ります)をチョイス。ナビはピーナッツペースト、ラー油、香菜(パクチー)を選んで混ぜてみました。鍋自体があっさりした風味なので、辛いもの、濃いものがお勧めです。
ほんのり薬膳スープの香り
舞茸湯鍋(32元)「鍋底(鍋スープ)」のお勧めは日本人にも馴染み深いマイタケスープ(一人一鍋のスタイルです)。トマトやナツメ、クコの実なども入っていて体によさそうです。スープのこの茶色い色は、チベット茶の色(だしではなくお茶なんです!)。席に着いたとき、店員さんが湯飲みにお茶を注いでくれるのですが、そのときに注いだのと同じやかんで鍋のスープを足してくれるのです!
以下、今回選んでみた具です。全部で大体二人前。一見野菜じゃなさそうなものがあるのがユニークですよね。店員さんに聞くと何でできているのか解説してくれます。あと、お腹が空いていたナビたちは少し多めに頼んだのですが、店員さんが「これだと二人では多いですよ」といくつか事前に取り消してくれました。実際、食べ終わってみると確かに多かった! 野菜だけなのに満足感満点です。
ビールはノンアルコールのみ扱っていました。燕京啤酒(12元)です。
ハシゴするなら?
すぐ隣の建物にデザートの人気店
今回同行してくれた肉食女子が、「お腹いっぱいになったけど、肉ナシだと満足感がないんだよね」と言うので食後周辺を歩いてみました。お勧めのデザートハシゴは、「818広場」のすぐ東側側面にある「華心糖水鋪」。ここ、昼間は大行列ができているのですが、夕食後の時間帯は空いています。
お酒が飲みたい方、もう少し食べたい方はこちらへ。徒歩圏内は二軒目に困らないエリアです。ぜひいろいろ歩いてみてください。
いかがでしたか? 肉やエビに見立てたものを作る中国独自の精進料理文化にも興味が湧いたのではないでしょうか。ベジタリアンだという方はもちろんですが、「旅行中毎日食べ過ぎてしまっているので軽いものを食べたい」「旅行に来たはいいけど実はダイエット中」という方にもお勧め。気軽に中国の精進料理を楽しんでみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。