ほんのりお酒風味の「奶酪」と、超濃厚ヨーグルトにハマる! 「田子坊」エリアの絶品ヨーグルトカフェ。
こんにちは、上海ナビです。
上海人女子が大好きなデザートといえばなんと言ってもヨーグルト。スーパーやコンビニのヨーグルト売場の広さ、ヨーグルトのCMの多さを見ても一目瞭然ですが、オフィスでヨーグルトをおやつにしているOLさんも多数。食事会などでは、お酒を飲めない子がウーロン茶を頼む感覚でヨーグルトドリンクを頼む光景を見ることも。ということで今日ご紹介するお店は、大好きであるがためにヨーグルトにはとことん厳しい上海人女子たちが一目置いているお店「寶珠奶酪」です!
「寶珠奶酪」に行こう!
「寶珠奶酪」があるのは、大人気の散策スポット「田子坊」の最寄り駅「打浦橋」駅。直結しているショッピングモール「日月光中心広場」内です。もともと「田子坊」の路地裏にカウンターだけで営業していたのですが、いつも尋常でない大行列ができていました。モール内に移転後も人気は変わらず、なんと「日月光中心広場」内だけで2店舗を展開しているんですよ。
【地下1階店】
地下のグルメフロア内の店舗はこちら。地下鉄の改札を出るとすぐのところのある、「日月光中心広場」地下売場に入ります。複雑な構造のモールなので一度迷うと大変なのですが、ミスド、コールド・ストーン、満記甜品のあるレーンを見つけて。そのいちばん端にお店があります。
改札のすぐ向こうに「日月光中心広場」の地下売場があります
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地下売場入り口。奥がグルメ街になっています
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こちらが店舗。大きなテーブルとベンチを配した、開放感のあるお店です。
【1階店】
1階にある店舗への行き方です。「田子坊」側から徒歩で来る場合やタクシーでこのエリアにくるときはこちらへ。「日月光中心広場」のいちばん西側、瑞金二路と泰康路のT字路にある入り口を入ると、右手にお店が見えます。
入り口が複数ある「日月光中心広場」。最寄りは泰康路と瑞金二路のT字路にあるこの入り口
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入って右手へ進むとすぐお店が見つかります
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どちらの店舗も木製の大きなテーブルやレトロでシンプルなインテリアが素敵。1階の店舗のほうが広いので、空いているかどうか心配なときは1階へ。
テーブルの上には昔ながらのおもちゃや、自由に感想や絵を描けるノート、色鉛筆などが置かれています。
無造作に置かれたおもちゃや古い絵本
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テーブルや椅子もレトロでおしゃれ
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客席に置かれたノートには、
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お客さんのメッセージやイラストが
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注文システム
「寶珠奶酪」は、スターバックスなどと同じような注文システム。まず、レジカウンターで食べたいものを注文し、その場で受け取って席に持っていきます。フルーツをトッピングしたものや、少し手間のかかるスペシャルメニューは注文後先に席に着けば店員さんが運んでくれます。また、席は混んでいる場合に限らず相席となります。
メニューはお店の外側に値段、材料などといっしょに掲示してあるので、吟味してから買いに行けます。レジにもメニューがあるので、指差しで注文できますね。
店舗の外側に貼られた壁メニュー。並ぶときもあるので、決めてからレジへ
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決めたら、レジの横に置かれたメニューを指差しで注文しましょう
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食べたあとは片付けずにそのままテーブルに置いて返ってOK。
「寶珠奶酪」のヨーグルトはテイクアウトもできます。夕食後にちょっと立ち寄ってホテルで食べる、朝ごはん代わりにするなんてことも可能♪
それでは早速、ぜひ食べてから日本に帰っていただきたい激ウマのお勧めメニューをご紹介しましょう!
濃厚で大人風味のヨーグルト
原味奶酪(12元)
ぜひ食べていただきたいのはこれ。「奶酪」とは、辞書で調べるとチーズの意味。でも、「寶珠奶酪」の奶酪は、ヨーグルト、チーズ、ミルクプリンのおいしさをいいとこ取りしたような、何ともいえないミルクデザートなんです。しかもなんと、ふわっと甘い日本酒の香りが! お店の説明によると、中国の清代に宮廷で食べられていた牛乳と米酒を混ぜたデザートをイメージしたものなのだとか。スイーツ好きはもちろん、お酒の香り大好きという方にもお勧めです!
クリームチーズをスプーンですくって食べているような感覚です
芒果酸奶(17元)
その場で角切りにしたマンゴーがごろごろのった酸奶(ヨーグルト)。が、ひと口食べると、このたっぷりのマンゴーのことも忘れちゃうはず。なぜなら、ヨーグルトの食感がインパクトありすぎなんです。「え!? これ、クリームチーズでしょ?」と、思わず手を止めてしまうほどの濃さ! 極限までこってりしているのに甘くないので、後味はびっくりするほどすっきり。なんだか、すごく健康になれそうな一品なのです。
溶け気味の奶酪アイスは一度食べたらやみつきに!
雪頂水果酸奶(17元)
驚きの濃厚ヨーグルトと、お酒の風味がやみつきになる「奶酪」を両方味わうならこちら。ヨーグルトの上に2種類のフルーツ(季節によって変わります)と、奶酪アイスをのせたもの。この奶酪アイス、下のヨーグルトを先に食べているとだんだん溶けてくるんですが、溶けると先ほどご紹介した「原味奶酪」そのものになっちゃうんです。何も混ぜず、そのままのものを使って作っているということが分かる一品です。
そのほかにも試していただきたいメニューがいっぱいある「寶珠奶酪」。ナビも最近(2013年4月)こちらのお店を知ったのですが、小籠包や生煎レベルの、上海では必ず食べたいものにぜひ入れたいくらいの味。日本では食べられない「奶酪」と濃厚ヨーグルトは試してみる価値ありです。
「田子坊」のヨーグルト
そのほか、「田子坊」エリアには実は隠れたヨーグルト屋さんがいっぱいあるんですよ。歩いていて「酸奶」の文字を見かけたら、ぜひ味見してみて下さい。どのお店も手作りなので、微妙に味が違うんです。
ワッフルとヨーグルトアイスの「Yoo Shake」。ドイツ系のお店だそう
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「打浦橋」駅構内のモンゴル料理屋さんは、モンゴルヨーグルトが人気
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ナビの「田子坊」内お勧め店は「bloom酸奶工房」。こちらは甘さ控えめでいくらでも食べられるフローズンヨーグルトが絶品です。暑い季節は散策のおともに。
いかがでしたか? ヨーグルトというと日本では健康食のイメージがあるけれど、上海では「おいしいから」で食べている人が大多数。ヨーグルトをわざわざ食べに行く、ヨーグルト専門のカフェがあるなんて、日本ではあまり聞きませんよね。皆さんも上海で、ヨーグルトのおいしさに目覚めてみませんか?
以上、上海ナビがお伝えしました。