上海でもっとも有名な生煎専門店はココ! 行列&相席覚悟でアツアツの生煎を堪能しよう。
こんにちは、上海ナビです。
上海に来たなら必ず食べておきたい小吃(軽食/おやつ)と言えば、小籠包と生煎。生煎とは、小ぶりの肉まんを鉄鍋で焼いた料理です。焼き小籠包とも呼ばれますが、小籠包よりもボリュームたっぷり。香ばしい焦げ目と皮のなかのジューシーな肉汁がポイントです。この生煎の専門店と言えば今日ご紹介する「小楊生煎」の呉江路店。ビル内に移転してからは本店の面影はなくなってしまいましたが、味はさらにパワーアップしているんですよ。
※外観、店内の内装が変わり、リニューアルオープンしています。値段やメニューも一部変更されていますのでご注意下さい(2015年11月追記)。
「小楊生煎」に行こう!
グルメ歩行街「呉江路」
「小楊生煎」があるのは上海きってのグルメ街・呉江路。地下鉄2号線「南京西路」駅4号出口を出てすぐ左手のビルを入り、エスカレーターで2階にあがったところにお店があります。わかりやすいので迷わないはず。
毎日のようにこんな感じの行列ができています。
「小楊生煎」は現在上海市内だけで36店舗を展開しています(2012年3月現在)。目的地や滞在先のホテル近くにもあるかも。代表的な支店は人民広場エリアの黄河路店、田子坊最寄り駅の地下にある泰康路店、中山公園エリアの中山公園店があります。でも、やっぱり本店で食べたいという方は呉江路店に出かけて下さいね。
行列に並ぼう!
昼時は毎日のように行列ができています。特に休日は大混雑となるので、並びたくないという方は開店と同時に行くくらいの気合いで行きましょう。厨房の外側はガラス張りになっているので、作っている様子を見ることができます。
「小楊生煎」は、食券を買って席に着き、ホール係に食券を渡して席で待つというオーダーシステム。まずは列に並び、食券販売係に食べたいものを伝えて(メモでOK)、食券を買いましょう。テイクアウトの場合は「打包(ダーバオ)」と言えば包んでくれます。スープ類は席についてから店員さんにレシートを渡し、運ばれて来るのを待ちます。
混み合う時間に到着した場合は、並ぶ人、席をとっておく人で手分けをしたほうがいいかも。割り勘したいときは買ってからテーブルで割りましょう。たとえば、3人組で来て3人とも列に並んでしまってはほかのお客さんの迷惑になります。しかも、生煎を受け取ってお皿を持ちながら席が空くのを待つ状態になっちゃうかも(一人で行くとしばしばこの状態に・・・)。席をとるにはチームワークと忍耐力が必要です!
香ばしくてジューシーな生煎を堪能♪
「小楊生煎」のメニューは基本的に生煎とスープのみです(値段やスープの種類は各店舗で少しずつ異なります)。代表的なメニューはこの4つ。
小楊生煎(6元/両:4個)
生煎の単位は「両」。1両は4個なので、8個食べたい場合は「2両」と頼みます。スープと一緒に頼むなら一人前は1両で充分。できたてはかなり熱いので、少しずつ皮を破り黒酢につけて食べます。皮の薄さ、肉汁の多さ、焦げ目のカリカリ感と香ばしさはやっぱり上海一。レトロなホーローのお皿も味がありますよね。
牛肉湯(7元)
生煎といっしょに頼みたい定番サイドメニューはこれ。牛肉と春雨が入ったカレー味のスープです。呉江路の東側にあったボロボロの家屋で営業していたころからの人気メニュー。変わらない味わいです。
鶏鴨血湯(7元)
鶏と鴨の血を固めた血豆腐の角切り入りスープ。ナビがいちばん好きなのは実はこれ。プルプルの食感で体にもいいのはもちろん、日本では食べられないメニューの一つ。ぜひ血豆腐にハマって帰って下さい。
酸辣粉(8元)
「酸頭角」というインゲン豆に似た豆を酸っぱ辛く漬け込んだものと、ピーナツが入った春雨スープ。この春雨が太めでもちもちした食感でナビは大好き。一杯で体がぽかぽかになります。
いかがでしたか? 上海在住の日本人目線で言うと、旅行者に人気のお店って実生活ではあんまり行かないものなんです。でもこのお店は別。ナビも通りがかるとつい食べたくなってしまうんです。これは長年このお店の成長を見守っている地元上海人も同じのよう。皆さんもぜひ、行列にめげずに上海人のソウルフード・生煎を味わってみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。