雲南料理とワイン、オリジナルカクテルがオススメ! 外灘エリアの少数民族系モダンレストランバー。
こんにちは、上海ナビです。
上海にはまだまだ日本にはないジャンルのレストランがたくさんあります。今日ご紹介するのはその一つ、雲南料理とオシャレなラウンジメニューをミックスさせた異国感満点の料理が味わえる「LOST HEAVEN」です。上海を代表する観光地・外灘エリアにあり、連日上海を訪れる外国人でにぎわっているんですよ。でも、「そもそも雲南料理ってどんなの?」という方も多いはず。どんな料理があるのか、早速ナビも出かけてみることにしました!
「LOST HEAVEN」に行こう!
「LOST HEAVEN」があるのは、外灘(中山東一路)と延安中路のT字路。最寄り駅は、やや歩くことになりますが地下鉄10号線「豫園」駅です。駅からは少し離れているので、外灘観光のついでに行くのがお勧めかも。駅からの行き方はこんな感じです。
地下鉄10号線「豫園」駅1号出口を出て、出た方向に河南南路をまっすぐ進み、
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延安中路を右折してそのまま突き当たり(外灘)近くまで進むと右手にお店が
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徒歩5分圏内にはこんな場所がありますよ。
こんな入り口です
こちらが入り口。よく見ないとレストランなのかどうかわからない店構えです。知らない人はきっと通り過ぎてしまうんでしょうね。
入り口を入ったところ
エントランスには、雲南省の風景や少数民族の写真作品が飾られています。よく見ると素敵な装飾品もいっぱい。
レストランフロア、バーフロアへは1階から階段で上がります
レストランフロアは2階、バーフロアは3階にあります。お会計はフロアによって別になるそう。食事をせずに3階でお酒だけ飲むことも可能です。ただし、週末の夜はレストランもバーも非常に混み合うので予約することをお勧めします。
素朴でオシャレな雲南料理を堪能♪
雲南独特の食材が使われています
雲南料理とは、中国の雲南省で食べられている料理のこと。山岳地帯独特の野菜やキノコ類、鶏肉などがメイン素材の素朴な料理です。味は独特な香味野菜の風味を生かしたピリ辛料理が多いかも。国境が近いためか、ちょっぴりタイの北方料理と似ている気がします。メニューの最初に、英語と中国語で雲南ならではの野菜の説明があるので読んでみてください。そんな雲南料理を限りなくオシャレにアレンジしたのが「LOST HEAVEN」の料理なんです。
お値段もちょっと高級。味や盛りつけもモダンにアレンジされています。ですので、「雲南省に行ったときに現地の食堂で食べたあの料理が忘れられない」「安うまな本場の雲南家庭料理が食べたい」という方には物足りないお店かもしれません。雲南テイストのおつまみとともに、のんびりお酒を味わうお店としてご利用ください。
ナビがオーダーしたのはこちら。お酒を飲みつつ、数人で軽く食べられるものを選んでみました。
スターターとしてぴったり
鶏棕菌伴什錦菜(68元)
先ほどのメニューの説明ページにあった「鶏棕菌」入りの料理をチョイス。「鶏棕菌」とはキノコの一種で、中国4大名キノコの一つなのだそう。キュウリやニンジンなどと一緒に細切りにしてあるので、キクラゲみたいな味と食感でした。香ばしいゴマと、ちょっと酸味が効いたタレで和えたさっぱりメニューです。
意外と辛口です
雲南茄子伴豆腐(50元)
ナスと豆腐を互い違いに挟んだ前菜。ネギや香菜などの香味野菜ときざんだ唐辛子入りのスパイシーなタレが食欲をかきたててくれます。日本人の口に合う醤油風味の豆腐の前菜です。
箸が進む一品
雲笋烩鶏絲(68元)
ナビのイチ押しメニューはこれ! タケノコと鶏肉の細切り炒めです。香り高い中国セロリと炒めていて、レモングラスのような風味もあって、ご飯にもビールにもぴったり。辛そうに見えないのにけっこうピリ辛。一人ひと皿でもいいくらいのナビお気に入りです。
東南アジアテイスト
緬式蝦醤炒四季豆(50元)
野菜料理はこれがお勧め。ニンニクのみじん切りとエビ味噌でインゲン豆を炒めた、東南アジア色が濃いひと皿です。インゲンの風味がしっかりしていて美味。大きなくくりにするとこれも中華料理。中華の定義ってものすごく広いんだな〜と思ってしまいます。
料理にもよく合います
雲南普洱茶(60元/1ポット)
お酒もいいけど、食後にオーダーしたいのはやっぱり雲南省原産のプーアール茶。クセがなくてさっぱりした後味です。ダイエット効果もあるそうですよ。1ポット60元というと高く感じますが、3〜4人で飲めて、お湯をどんどん注ぎ足してくれます。意外とお得なんですよ。
ソフトドリンクのイチ押し!
西瓜汁(30元)
上海のローカルレストランの定番ドリンクといえばスイカジュースですが、「LOST HEAVEN」のスイカジュースはちょっぴり塩が効いていておいしいと評判。お酒が飲めない方にお勧めです。
チョコとイチゴのアイス
曼徳勒彩虹氷淇淋(50元)
この日は女子会だったのでデザートもオーダー。デザートは、特に雲南らしいものはないようです。アイスとフルーツの盛り合わせでした。
オシャレな3階ラウンジでくつろぐ
階段で3階へ
食後にお酒を飲みたい方、お酒だけ「LOST HEAVEN」で楽しみたい方は3階へ。大きなソファ、長いバーカウンターとオシャレなインテリアが印象的な異空間が迎えてくれます。週末の夜は特に混み合うので、夜早めに出かけることをお勧めします。
照明がかなり落とされているのであまりよく撮れませんでしたが(すみません……)、カクテルは種類豊富です。メニューの、カクテル名の横にそのカクテルのグラスの形が書かれているのが親切ですよね? お勧めはオリジナルカクテル「Shangri-la twist」(70元)、「WateMelon&Coriander Margarita」(70元)など。日本にはない味のカクテルを試してみてください。
いかがでしたか? ミャオ族を始め数多くの少数民族が暮らす雲南省には、同じ中国とは思えない料理や文化が根付いています。そんな彼らの素朴な文化にオシャレさやモダンさを見いだし、独自にこんなラグジュアリーな空間を作り上げたオーナーのセンスは、「さすが!」としか言いようがありません。皆さんもぜひ、中国でも、東南アジアでもない味と空間を「LOST HEAVEN」で体験してみてください。
以上、上海ナビがお伝えしました。